かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

No Direction Home

2006年06月26日 | Music

すっかりインターネットでの買い物に慣れてしまった中、Bob Dylan の No Direction HomeというDVDを購入。
宣伝文句につられた買い物だったが、かなりユニークで、ディラン・ファンまたは、ロック&フォーク・ファンには、マスト・アイテムかもしれない。
私が、ディランの名を知ったのは、恥ずかしながら、日本のフォーク歌手が、ディランをまねていたと聞いたのと、中学の音楽の教科書に、風に吹かれてが、ギターコード付で、載っていたのが初めてだ。
その後、1978年の武道館公演に行く機会に恵まれたのだが(ライブCDもまだ発売されているはず)、Wikipediaで調べたら、彼にとっては、初の日本公演(かつ12年振りのワールド・ツアー)だったらしい。

話がそれたが、このDVDは、今のディラン(+関係者)のコメント付ドキュメンタリーといってよい。
特に興味のあったのは、Like a Rolling Stone で、オルガン奏者が飛び入りで、1/8拍ずつ遅れて演奏したのがよかった話、1965年7月のニューポートフォークフェスティバルで、ロックスタイルの演奏で、罵声の嵐になった様子、1966年、ロイヤルアルバートホールでの、ユダ(裏切り者!)の罵声に、ライヤー(うそつき!)と応酬する場面など、すごい映像が登場する。

当時、フォーク=純粋or高尚、ロック=粗野or低俗という背景があったことが、目の当たりにできる。
すっかり枯れたように見える今のディランだが、当時、過激そのもののミュージッシャンであったのだ。
1960年代の様子を実感できる貴重な記録だと思う。

コメント
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