かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Immigration

2006年06月08日 | Yokohama ( Japan )
ドミニカ共和国へ移民された皆さんがひどい目にあったことについて、政府の責任は認めたが、時効により、賠償責任までは認めないとの判決が出た。
当時、日本は貧乏で、国内ではいい生活ができないから、海外でいい生活をしようという謳い文句の元に、多くの日本人を海外へ送り出したのだが、このケースのようにとんでもないことも起こっていたらしい。当時の政府にどの程度悪意があったのかはわからないが、意気揚々と移住していった皆さんの苦難の道を考えると、大きな憤りを覚える。

横浜の赤レンガ倉庫から、みなとみらい地区を臨むと、手前に海外移住資料館のある、JICAの茶色い建物が見える。近いので、ついでに寄ることも簡単だ。

世界各地の移民の皆さんの歴史、開墾時の苦労、生活振り等がよくわかる展示だが、このような負の話も展示しなくては片手落ちだと思う。

東北出身の私の先祖も、貧乏だったようで、ハワイなどに、移民をしたと昔聞いたが、消息は途切れている(調べればわかるのだろうが)。
少子化で、今は移民を受け入れたいような状況になっているとは皮肉なことだ。
コメント
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