今日の夕刊を見ていたら、全く予期せぬ訃報が載っていた。ビリー・プレストンさんの訃報だ。記事によれば、腎臓移植が失敗し、昨年11月から意識不明だったという。享年59歳。
ビリー・プレストンさんといっても、あまり一般日本人には、お馴染みではない。でも、ビートルズ・ファンであれば、その99%?が知っている人である。崩壊寸前のLet It Be プロジェクト(1969年1月)に途中から参加し、当時最悪だったギスギスしたビートルズの仲をかろうじてつなぎとめた、名キーボードプレーヤーだ。ポールの独裁についていけなくなったメンバー(特にジョージ)が、ビリーの参加により、とりあえずセッションを続け、アップル社屋上での、ラスト即席コンサートまで、漕ぎ着けた。
ジョージが主催したバングラデッシュのコンサート(1971年8月)でも大活躍した。
最近では、クラプトンのコンサートのDVDや、ジョージの追悼コンサートのDVDで、元気そうな姿(老眼鏡をかけてはいたが)を見た記憶があるのだが.....
たまたまビリーがビートルズの曲を歌ったCD(4曲入り)が出て、直筆サイン入りのを去年購入したばかりでもあったのだが.....
ビートルズ関連の人は、本当に短命の人が多い。病気のケースもあるが(ジョージ、リンダなど)、不慮の事故のケース(エプスタイン、マル・エバンス、ジョンなど)も少なくない。5人目のビートルズと言われたビリー亡き後、ポールとリンゴには、がんばってもらわねば。
リンゴは、今夏の北米ツアースケジュールを発表したようですね。日本に来ないみたいだけど。
ビリーさんの陽気な笑顔を思い浮かべつつ、慎んでご冥福をお祈りいたします。