文件t秋には、最近毎月目を通している。やや右よりの特集が多いかもしれないが、右よりか、左よりかは、どこを基準にするかで大きく違うのであって、日本の本来のあるべき姿(基準)を模索している状況と思う。
今月号の記事の目玉は、2年前に亡くなった中野孝次さんの、ガン日記。奥様もその存在を知らなかった日記だが、率直で、中野さんの人生観を彷彿をさせる内容だ。その客観的な落ち着き振りには、感心する。
中野さんと直接お会いする機会は、なかったのだが、間接的に、接点があった。シカゴ駐在時代、まだ、バブルの臭いが色濃い中、清貧の思想という本が良く売れて、シカゴトリビューンにインタヴュー記事が掲載され、その記事をお送りしたこともあった。
もちろん、ハラスのいた日々は、しんみり泣かせる小説だし、論語などの個性的な評論もあり面白い。中野さんの兄が、ビルマで戦死された話、その戦死の通知が来た時親が激怒した話、50年後に兄への日の丸への寄せ書きが、見つかった話なども印象的。右翼思想への強烈な反発もお持ちの方だった。
今、横浜の神奈川近代文学館で、中野さんの特別展示をしているので、港の見える丘公園にお越しの際に、ついでにどうぞ。中野さんが、無償で(たぶん)館長をされていた。コンパクトで、見やすい展示になっている。勿論、ガン日記も展示されている。
今月号の記事の目玉は、2年前に亡くなった中野孝次さんの、ガン日記。奥様もその存在を知らなかった日記だが、率直で、中野さんの人生観を彷彿をさせる内容だ。その客観的な落ち着き振りには、感心する。
中野さんと直接お会いする機会は、なかったのだが、間接的に、接点があった。シカゴ駐在時代、まだ、バブルの臭いが色濃い中、清貧の思想という本が良く売れて、シカゴトリビューンにインタヴュー記事が掲載され、その記事をお送りしたこともあった。
もちろん、ハラスのいた日々は、しんみり泣かせる小説だし、論語などの個性的な評論もあり面白い。中野さんの兄が、ビルマで戦死された話、その戦死の通知が来た時親が激怒した話、50年後に兄への日の丸への寄せ書きが、見つかった話なども印象的。右翼思想への強烈な反発もお持ちの方だった。
今、横浜の神奈川近代文学館で、中野さんの特別展示をしているので、港の見える丘公園にお越しの際に、ついでにどうぞ。中野さんが、無償で(たぶん)館長をされていた。コンパクトで、見やすい展示になっている。勿論、ガン日記も展示されている。