かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

北野大(まさる)さん

2007年12月10日 | Topics
北野大(まさる)さんの講演を聴く機会があった。言わずとしれたタケちゃんのお兄さんだ。大さんには、お兄さんとお姉さんがいて、4人兄弟だったそうだ。長男とタケちゃんとは、19歳も年が離れている。北野家といえば、お父さんの菊次郎さんと、お母さんのさきさんの教育方法が有名。この講演も、北野家の教えについての講演だった。

大さんは、M大卒業後、一旦製薬会社に就職したが、単なる大卒では歯が立たない感じ、大学に戻り、博士となり、『弟の七光り』?もあり、昨年、母校M大の教授にまでなった。ベースは、地道な努力家だ。そういえば、タケちゃんもM大だったが、中退と思っていたら、昨年特別卒業したそうだ。特別卒業は、普通不慮の事故等でお亡くなりになった人に適用されるようだが、タケちゃんの場合、それも特別だったようだ。

話はやたらうまい。タケちゃんネタのパクリも相当あるだろうが、下町育ちの人なつっこさから来る面もあるのだろう。TVで見たとおりで、本当にいい人。これもタケちゃんの影響からか、かなり早口。

羅列的になるが(北野家の教えという本に書かれていることらしい)、今の日本人がもう一度考えてみた方がいいことがたくさんあったので、挙げておきたい。

★まずは、食事。孫はやさしいよ(マメ、ゴマ、ワカメ、ヤサイ、サカナ、シイタケ、イモ、ヨーグルト)。
★念ずれば、花開く。信念を持ってぶつかれば、いつか夢がかなう。
★躾と教育が大事。腕に職をつけよう(理系=物造り重視)。
★自慢、高慢、馬鹿がつく(自慢する人、高慢な人にろくな人はいない)。実るほど、頭(こうべ)をたれる稲穂かな。
★一杯の酒で、城が傾く(お金には注意)。防衛省のM氏などいい例。
ちなみに、大きな都市では、西側に富裕層が住むケースが多いが、これは、オフィスに向かう時東(日の出の方向)に向かい、帰宅の時西に向かう方がいいことが理由(北野理論)。北野さんは、まだ?足立区に住んでいるらしい。
もう一つちなみに、手土産に羊羹を選ぶ人が多いが、これは、もちろん高級感という面もあるが、重いものを一生懸命運んできましたという気持ちの表れにもなるからだそうだ(これも北野理論?)。
★人は、物を欲しい時には、物をくれない。お金持ち、偉い人には、贈り物があるが、貧乏人に贈り物をする人はいない。
★下町のキーワード→お節介、やせ我慢、もったいない(価値を生かさないで無駄にすること)。

こう書くと舌足らずなので、詳しくは、北野さんの本を読んでみて欲しいが、昭和の時代の家庭内での教育は、生きるための知恵にあふれているし、今の時代でも的をついていると思うし、今の人々が忘れているものがたくさんあるようにも思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする