かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

平城京遷都1300年

2008年03月10日 | Culture・Arts

平城京遷都1300年事業については、昨秋奈良に行った時、知った。唐の長安を模した日本で最初の都らしい都。その歴史的価値は、図り知れない。

そのイベントのキャラクターで今もめている。
薮内佐斗司さんのデザインしたデザインが物議を醸し出しているのだ。



昨秋、興福寺に行った時、興福童子の秋祭りという野外展示を見たが(チラシに小さな写真が見える)、その時の私の感想も、ユニークだなというものだった。興福寺は、遷都1300年を記念して、中金堂を復元する計画で、その事業にちなんだ展示だった。薮内さんは、古典的な仏像も彫る芸術家(NHK教育TVでも先日連続番組があった、芸大教授)だ。当然この遷都1300年事業に対しての思い入れも、人一倍であったろう。そして、この騒ぎ。

このマスコット、~きもかわいい~の表現がぴったりかもしれない。でも、議論が盛り上がるのは、仏と鹿は、奈良を代表するイメージだが、それを一体化してしまったところに、違和感を皆感じてしまうからであろう。
興福寺の仏像達も、とんでもない姿をしているものが多い。例えば、有名な阿修羅像は、顔が三つあり、手が6本ある異形だ。でも、仏像の最高傑作といわれている。
薮内さんの作品は、時代を先取りし過ぎているのかもしれないが、今の時代では、鹿のかぶり物か、鹿にまたがるか、横に並ばせる程度にして、仏様の頭に直接鹿の角を生えさせるところまでは、やってはいけなかったのかもしれない。
慣れの問題かもしれないが。

横浜150年vs奈良1300年。年季が違う。

コメント
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