かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

奈良・桜のある風景その16 衾田陵

2010年04月27日 | Nara ( Japan )



しばらく行くと夜都伎神社(やとぎじんじゃ)がある。春日神社と呼ばれ、春日大社と縁の深い神社である。



こじんまりとしているが、趣のある神社であった。



竹之内環濠集落は、乱世の中、村の周囲に濠をめぐらせた村の一つ。濠が今も残る。七人の侍を思い出す。



中も小路が続き、とざまには、わかりにくい構造になっている。



回りには、のんびりした風景が広がる。



萱生(かよう)環濠集落に向かう途中に、柿本人麻呂の万葉歌碑があった。

あしひきの 山川の瀬の 響きるなべに 旧獅ェ嶽に 雲立ち渡る



西山塚古墳。古墳時代後期の前方後円墳で、全長114m。3月に出来たばかりの真新しい説明板があった。古墳の場合、情報が少ないケースが多いので、このような説明はありがたい。
この辺りは、大和古墳群と言われ、萱生(かよう)の千塚とも呼ばれているそうだ。とにかく古墳だらけ。



衾田陵(ふすまだりょう)はその中でも最大のもの。全長234mで、継体天皇の皇后の陵墓とされている。別名西殿塚古墳。



この付近からは、大和三山が見渡せる。ずいぶん景色のいいところに墳墓を築いたものだ。韓国で見たお墓が、小山の上に多く築かれていたのを思い出す。

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