談山神社から、飛鳥地区は近いが、昨日行ったばかりなので、北東方向の長谷寺に行くことにした。
長谷寺は、ぼたんで有名だが、桜も奇麗だし、何と言っても大観音像と御影大画軸が公開中なのだ。
この緩やかな階段(登廊)をたらたら登っていく。お年寄りにも優しい傾斜だ。途中寺宝展をやっていたが、ここは、前回も訪れた。
今回のご開帳では、この寺宝展とご本尊特別拝観と、大画軸特別開帳セットで、1700円だ。最初は、ちょっと高い感じがしたが、その価値は十分あった。ゴールデンウィーク期間中までやっているので、その期間長谷寺に訪れる機会があったら、セットでご覧になることをお勧めする。
ここが本堂内陣入口。入り口で、お守り、観音像を描いた紙をいただき、お坊さんが、茶色の粉(名前は忘れた)を右手に乗せてくれて、結縁の五色線を手首に通して、お祈りしてくれる。ありがたい。
内陣には、いろいろ見所があるが、何といってもメインは、大観音像を、直に触れながら、お祈りすることができることだろう。
通常は、上半身しか見えないが、内陣からは、下から全身を見上げることができる。
桜の花に囲まれた五重塔は、完璧な美しさだ。
本堂からは、長谷寺全景が見渡せる。桜の花であふれ返っていた。
桜の小路を散策。
最後に訪れたのが、大講堂。ここは初めてだ。ここで、観音様の御影大画軸が公開されている。16m46cmの巨大な絵で、大きな部屋に斜めに展示されていて、スロープを上りながら、見ることになる。あまりにも大きくて、何度も行ったり来たりして見た。なかなか全体を見ることが難しい。
ここからの本堂の眺めも格別だ。本堂自体も国宝に指定されている。
二回目の長谷寺だったが、思いの外すばらしい体験ができた。牡丹の季節も始まっているはずで、長谷寺はこれから最高のシーズンを迎える。