かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

聖なる幻獣

2010年12月05日 | Books
board今日も天気は良かったけれど、ゴルフの方は、TV観戦。石川選手は、賞金王をとれなかったが、見ごたえのあるゲームであった。しかし、桁違いの力。谷口選手は、61??227Yのパー3でバーディをとってしまう石川選手!!そして、それらを上回った藤田選手!!!
だが、石川選手が騒がれすぎなのがちょっと心配だ。カニ蔵さんや、アメリカの寅さんみたいにならないように、信金のお父さん、ちゃんと教育してね。



この本は、一年ぐらい前に出た。表紙は、おどろおどろしいが、中は、写真も満載できれいだし、内容もまじめ。西洋と東洋の文化を、聖獣という切り口で、解き明かしてくれる。

私が、聖獣の存在を最初に意識したのは、カンボジアに行って、ナーガや、ガルーダ達を見た時だが、その後それらが、日本を含めたアジア全体に広がっていることを知った。本書を読むと、それらの多くの起源が、ペルシャやインドであることがわかる。

アジアでよく見かけるのが、カーラとマカラの組み合わせだが、カーラの方は、本書では、キールティムカの呼び方が使われている。死神の意味だが、輪廻の輪を掴んでいるデザインでも使われる。
マカラの方は、中国にも伝わり、鴟尾のデザインにもつながっている。マカラのサンスクリット名は、クムビーラで、これは、日本では金毘羅となった。

聖獣という切り口で、東西文化を論じた本書は、ビジュアルな面白さも加わり、さらなる発展も期待したい内容になっている。
コメント
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