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今年もいよいよ師走。早いものだけど、いろいろあったなぁ。出雲やら、伊勢やら、日本の神話の世界にちょっぴり触れた一年でもあった。
継体天皇は、26代天皇だが、毛色が変わった天皇として知られている。本書は、その謎を解こうという本だ。
蘇我氏と出雲の関係、出雲と継体天皇の関係を見ると、この謎が解けてくるのではないかと筆者は言う。
越や出雲=日本海勢力vs近江や東海=前方後円墳勢力という構図。
継体天皇の登場は、当時の反ヤマト、反主流派が結集した事件であり、反主流派とは、日本海+東国勢力と説く。
話は、もっと進み、邪馬台国は、北九州にあり、卑弥呼は、神功皇后、魏志倭人伝に言う台与(トヨ)に滅ぼされたと推理する。
こうなってくると、ほとんど推理小説の世界だ。
ちょっと素人には、???が多すぎる本だったかもしれない。