かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

京奈近その30 相国寺(しょうこくじ)

2010年12月27日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )
昨夜の女子フィギュアは凄かった。日本のレベルの高さに乾杯!3人にあっぱれ!!
政治も、経済もこうでなくっちゃ!



京奈近の旅も、いよいよ最終回。
今年のぶらぶら記は、ネパール、ブータンを除いて、ご紹介できた。ネパール・ブータンも早く、ホームページにアップしたいのだが、時間が....今年は、アジアばっかりだったけど、またいろんなところに行けた。めでたし、めでたし。

京奈近の旅の最後に訪れたのは、相国寺。足利義満創建の禅寺である。相国というのは、義満の当時の位である左大臣の中国での呼び名だという。義満は、京都五山を定め、相国寺をその第二位に置いた。
この法堂は、桃山時代の再建だが、禅宗五山寺院の中で、最古、最大という。重文に指定されているが、規模もさることながら、美しさも兼ね備えたすばらしい建築だ。
中には、南北朝時代の釈迦如来像があり、天井には、鳴き龍がある。室町時代の狩野光信によるものである。春と秋に公開されているそうだが、今年の2月時点ではクローズだった。



鐘楼も巨大。江戸時代の再建。



庫裏も巨大。これも江戸時代の再建だ。



庫裏の右奥に、相国寺承天閣美術館があったので、寄ってみることにした。
ちょうど、「金閣寺」「銀閣寺」の名宝展をやっていた。
将軍様達の書(正直、普通の書だ)や、金閣、銀閣に伝わる絵画、燃えてしまった金閣の鳳凰など見ごたえ十分。
伊藤若冲と相国寺の縁も深く、彼の多くの絵も展示されていた。鬼才というにふさわしい、独特の絵だ。凝り性というか、学者肌というか。天皇陛下よりお褒めの言葉を授かったサカナクンも真っ青。出家こそしなかったものの、禅宗への信仰は、極めて厚かったという。
京を巡っていると、日本の歴史の舞台の中心を、それぞれの時代の主人公とともに巡っているような気分になって、二倍楽しい。古都巡りの醍醐味だろう。
コメント
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