かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

京奈近その19 百済寺(ひゃくさいじ)

2010年12月06日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )
12月とは思えぬ好天が続いているが、師走であることには変わりない。今年も多くの旅をしたが、ブログ更新が追いつかず、紹介しきれていない。ネパール、ブータンの旅は、H/Pで、いつか紹介することとしたいが、2月の、京都・奈良・滋賀の旅は、書きかけで終わってしまっているので、ぼちぼち、思い出し出し、書いてみたい。

石塔寺の次に訪れたのが、百済寺。レンタカーを駆使した旅で、公共交通機関を乗り継いで行ったら、かなりつらい場所にある。湖東三山の一つだが、この時期、この天気で、誰も訪れる人がいない。



入口はこんな感じ。元々聖徳太子の御願によって創建された。太子が、百済から渡来した僧らのために建立したという。白鳳期と思われる瓦のかけらが見つかっている。近江では最古のお寺と言われている。室町時代に焼失し、信長の焼き討ちにも遭い、現在の本堂は、江戸時代のものである。



入口近くにある本坊喜見院には、見事な庭園があった。



庭園自体も美しいが。



天下遠望の名園として名高い。生憎の天気だったが、天気がよければ、ここから、比叡山、琵琶湖が臨め、比叡山のはるか向こうに、百済の国があったわけだ。



その上に、参道が続き、仁王門が見えて来る。



その奥に、本堂がある。この辺りの雰囲気は、いかにも古刹風でよい。



本堂の前に、千年菩提樹と呼ばれている木がある。信長焼き討ちの際に、一旦炭と化したが、生まれ変わり、健在だ。すごい生命力だ。信長焼き討ち当時の幹径は80cmとの看板があるから、それからもずいぶん大きくなったことがわかる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする