今日の朝は、ひどかった。12月にこの天気。おかしい。南国のスコール?
帰りもそこかしこで、ダイヤ混乱。どっと疲れた。
師走となると、来年はどんな年になるんだろうと皆思う。そして、何か一冊買う。
でも最近は、あまりあてにならない。特に、サブプライムローンの年がひどかったかな?
その本に書いてあったことは、見事に100%はずれた。そのせいか、ズバリ予測的な本は、減ってきたような気がする。
本書は、そういった意味では、オーソドックスなタイプの本。それにしても暗い。
世界各国の経済予測に触れているが、日本の部分になると、真っ暗。
世界全体回復は続くが、不確実性は拡大?要するにあまりよくないということ?
日本は、内外での財政政策が景気の「下支え」要因から、「下押し」要因へ。これは、悪いということ?
確かにそうかもしれない。エコポイント目当てで、買い物をした人も多いだろう。個人消費部門で、この傾向が堅調になるのは、実感としてもそうだ。
そうすると頼みは、亜細亜となるが、亜細亜もリーマンショックからの脱出するために、結構景気対策を打ってきたから、その反動の懸念も強い。
みんなこう言っていると、ますますサイフの紐が締り、悪い方向に行ってしまいそうだ。
円高が続いているが、この影響については、意外と心配はされていないようだ。20年前とは様変わり。もちろん、大企業の中には、大きく影響を受ける企業もあるが、ずいぶん企業の国際化は進んでいるのだろう。
日本のもう一つの心配は政治だ。全くリーダーシップがない。民主党の成長戦略は、それなりに評価できるものだったが、中途半端になっていると本書は説く。そうなってしまったのが、世界でも問題になっている財政問題。
日本の借金は、個人の金融資産によってまかなわれているが、この状況も年年悪化し、5年後には、様変わりになっているという。ソフトランディングするには、給付付税額控除対策を打った上での、消費税上げが現実味があるという。前回の選挙で、菅さんが口走って、すぐ引っ込めた案だ。いずれにしても、対策が遅れれば遅れるほど、ハードランディングリスクが高まることは間違いない。
藻谷さんのいうように、景気サイクルの中での下降局面では、もはやない可能性が高いのだ。本気で、日本全体で、マインドセットをしなくてはいけないのかも。
庶民は、じっと身を固め、政治の動向を見守る一年かな?でもこのまま鳴かず飛ばずの無策政治が続いたら、日本脱出もしたくなっちゃうよね。企業は、相当本気で、考えていると思うけど。
そういった意味では、今の日本の若者はおとなしい。普通に考えたら、暗澹たる気分になると思うのだけど。