これは、PMの、9/11の6週間後に行われたチャリティコンサートへの記録映像だ。
ご覧のとおり、白黒のカバーだが、中身も、（故意に）白黒の映像が多い。
コンサートの部分は、カラーだが、それまでのメイキングに映像は白黒にして、コンサートが際立つように工夫している。後半では、ディスプレイに映るコンサートの生放送を、PLといっしょに見ることになる。
このドキュメントフィルムを作ったMaysles氏は、ビートルズが最初にアメリカを訪れた（1964年）映像を撮った人物だそうで（”First USA Visit”の映像は、もっと凄いが）、その映像を意識した作りに、故意にしたのかもしれない。
それにしても、PMの顔の広さは凄い。乞食から、大統領まで、まったく自然体で、同じように話をする。超有名人たちが、次々と楽屋を訪れる。
コンサートの方は、すでにDVDが出ているので、目新しさはない。ただ、久しぶりに見ると、当時の観客のイスラム原理主義に対する怒りは、相当のものだ。それが、結果的には、今日のアフガン、イラクの状況を生み出してしまったとも言える。
ということで、PLのマニアックなファン向け？
ふつうの人が見ても、そんなに面白くないかも。
見るんだったら、まず、コンサートの方だよね。
それにしても、なぜこのタイミング？
