かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

奇縁まんだら続

2012年01月30日 | Books
4冊セットの第二弾。新聞に連載されたもの以外に、書き下ろしもあるそうで、ますますのってきた感じ。

横尾さんの絵も、ますます凄みを増し、瀬戸内さんの話も、ますますDEEPになり、だんだん、ここまで書くかという感じになってきた。書かれている対象が故人だから、いいのかもしれないが、ご存命だったら、書けない内容の話も増えてきたような気がする。

それにしても、この業界の人は、なぜこんなに個性が強いのか。特に、男女の関係についての感覚が、通常人とはかけ離れている。なかなか、踏み込めない世界だ。

個性が強いといえば、本巻でも取り上げられている有吉佐和子さん。本書でも、最晩年は、創作もせず時々奇矯な言行で人を驚かせたとあるが、たまたま”笑っていいとも!”で、その現場を生で見た記憶がある。
たぶんテレフォンショッキングのコーナーだったと思うが、とにかくしゃべり続け、CMが終わっても、しゃべり続け、結局、番組全体が、有吉さんの独演会になってしまった。あのタモリさんですら、手におえなかったのだから、凄い。
それから間もなく若くして亡くなられたので、今から考えると、ご病気だったのだと思うのだが、確かめたわけではない。

こんなに個性の強い人達と、真正面からつきあい続けた瀬戸内さんのキャラはどんなキャラ?


コメント
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