かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

日本人なのに知らない神社と神道の謎

2019年01月30日 | Books



本書は、どこにでもありそうな本だが、本屋で平積みになっていたので、思わずゲット。
と思ったら、もう2年前の本だった。
スピリチュアルブームで、売れ残ったのを表に出して来たのかもしれない。

読んでみると、平易だが、ポイントは突いていて、初心者にピッタリの本。
マニアックそうで、いい加減なところは、そう突き詰めず、諸説あるで、済ませる。

一方、普段見落としがちな神道の影響を、解説したりする。
例えば、花見など、単なる風習かと思っていたら、「サ」は、稲の神を表し、「クラ」は、神座を意味しているのだという。
お月見にススキを飾るのは、ススキの茎の中が空洞で、そこに月の神が宿るのだという。
一方、初宮参りは、氏神の神社でお参りするのが本来だが、世の中の変遷により、個人的に崇拝する神社で構わないと。
初詣の習慣は、明治に入ってからとか、神前結婚の習慣は、大正天皇が最初だとか。

意外と知らないことの多いことに気づいた。
神道は、日本人の生活の中に、知らず知らずの内に、深く浸透していることに気づかされた。

神社、神道についての入門書として、打って付け。

コメント
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