今日は、小雨が降ったり止んだり。
気温も、低く、本格的な秋到来?
ニッチなミュージアム2館に行ってみた。
まずは、初めての角川武蔵野ミュージアム。
東所沢駅から歩ける所にある。
存在すら知らなかったのだが、eテレで、本展の紹介があり、訪れてみた。
まず、異様な外観。
ロック・ミュージアムと名付けられているようだ。
ツタンカーメンの青春という企画展。
ヒエログリフ解読200年、ツタンカーメン王墓発見100年。
体感型古代エジプト展を銘打っているが。
最初に10分ぐらいのツタンカーメン王墓発掘時のビデオが流され、探検開始という感じで、穴に入っていく。
そして、最初に現れるのがこれ。
凄い精巧なレプリカ。
世界に3セットしかない、超複製品(スーパーレプリカ)と呼ばれているそうだ。
まさに埋葬時の輝きを再現している。
監修、映像、音楽とも、その世界の第一人者がそれぞれ担当し、最高レベルのエンタメになっていた。
私が小1の時、来日したお宝だが、その後、門外不出になり、エジプトに行かないと、見れない。
それが、こんな間近で、見れる。
当時見に行ったが、ほとんど記憶にない。
まだ、子供で、見上げて見たように思う。
圧巻は、この空間。
ツタンカーメンのミイラが納められていた棺が、実物大で、ずらりと並んでいる。
一番先に、有名なマスクがあるのだが、一番手前の棺は、巨大。
しかもみな金色に輝いている。
精巧な絵や文字が、隙間なく刻まれている。
これが黄金のマスク。
数あるマスクの中でも、最も豪華なものだ。
この展示室の脇にもいろいろなコーナーがあり、ここはヒエログリフのコーナー。
懐中電灯で、ヒエログリフの説明書きがある壁を探検する趣向。
それにしても、よくこの文字を解読したものだ。
これは、副葬品の展示。
その他にも、多数展示されており、全部で132点再現したという。
どういう技術なのかわからないが(3D コピー?)、感嘆するしかない。
会場の奥がすべてスクリーンになっており、20分の美しい映像と音楽が体感できる。
これを見るだけでも行く価値あり。
ということで、エジプトに少しでも興味のある方に、絶対お勧めできる。
次に訪れたのが、東京富士美術館。
ここは2回目だが、前回は、車で来た。
今回は、東所沢から電車とバスで。
不覚にも、国立で乗り換え損ね、青梅線で数駅行ってしまってから引き返した。
八王子駅からのバスは、20分おきで、便利だが、350円は、ちょっと高い?
ここは常設展。
コンパクトながら、見応えのある絵が並んでいる。
ダビンチの幻の絵を探るコーナー。
前にも見た記憶があるが、ウフィツィ美術館と交互展示しているそうだ。
後代の模写が4セットあるそうで、そこから、元の絵を探ろうとしている。
今回の目玉は、この大シルクロード展。
シルクロード展には、いろいろお邪魔しているが、最高レベルの展示だった。
一美術館が、このような展示ができるのは、某学会の某氏が、永年築いてきた中国との親密な関係によるところが大きい。
中国各地の博物館から、名品が多数集合し、展示されている。
中は、写真撮影禁止で、紹介できないが、中国や、日本の博物館で見た逸品との再会も多数あった。
その時、メイン展示であったものが、何気なく、ワン・オブ・ゼムで展示されている。
別室で、平山郁夫シルクロードミュージアムからの展示や、過去の敦煌展で展示されていた、莫高窟壁画の模写の展示などもあり、こちらも見応えあり。
この棺は、レプリカだが、精巧なもの。
見応えのある展示で、シルクロードファンは、マストだろう。
莫高窟の石窟の再現も。
こちらは、立体的なレプリカではないので、石窟の雰囲気を味わいたい方向け。