かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

モネ展 & ローマ展

2023年10月27日 | Culture・Arts


今日もすばらしい天気。
先週に引き続き、美術館のダブルヘッダー。
最初は、モネ展。



入り口のところのデジタルアート。
足元は、ずぶずぶした感触があって、踏んでところから輪が広がる映像。
この池の現物は、見たことがないので、次回パリに行く機会があったら、訪れたいところ。



モネ展は、何度か行っているので、正直そんなにサプライズはない。
特に、印象派としての絵を描き始めてからのモネの絵は、相当見ている。
いろんな美術館から集めてきたところは、すばらしいが、印象派以前のモネの方に、目がいった。
サロン派に認められず、失意の時期の絵だ。
それはそれですばらしい絵を描いていたことがわかる。

印象派の絵を描き始めてからの連作も面白い。
同じものを、これだけ違うタッチ、色合いで、表現し、試行錯誤を繰り返していたのか。
おなじみの絵だが、これは、たぶん初めて。
光の魔術師と呼ぶにふさわしい。



ということで、すばらしい展示だが、何度もモネ展に行った身からは、ちょっとお腹いっぱい?
時間指定だが、かなり混んでいて、土産物コーナーも凄い行列で、入る気にならない。
ここは、流石にどうにかして欲しい。
いつもこうだから。



上野公園は外人客も多く、修学旅行生も多く、全体がお祭り騒ぎ。
平和をかみしめる。



昼は、前回と同じレストラン。
地野菜が売り。



2軒目?は永遠の都ローマ展。
ローマを訪れた時、自由時間に拝観したカピトリーノ美術館のお宝が来日ということで、楽しみにしていた。
一部巨大なものは、レプリカだが、世界一古い美術館と言われる美術館のお宝集合で、極めて貴重な機会。
特に、このカピトリーノのヴィーナスは、18世紀以降、海外の展示は、3回目ということで、奇跡の来日と言えるかもしれない。
17世紀に発見されたもので、それまで大切に保管されていたため、保存状態が極めてよい。
2世紀のものと考えられている。



この有名なカピトリーノの牝狼の像は1930年代に作られたレプリカだが、たぶん現物と並べても見分けがつかないだろう。
紀元前5世紀のもので、ローマで一番有名なお宝かもしれない。
子ども二人(ロムルスとレムス)は、ルネサンス時代に付け加えられたものという。
現地だと、時間もなく、さっとしか見れないが、こうやって日本で展示してもらえると、じっくり見れるのでありがたい。



唯一写真撮影可の展示。トラヤヌス亭記念柱の浮き彫り。
これは、19世紀に作られた複製だが、原作は113年のもの。



これは、コンスタンティヌス帝の虚像の頭部。
これも1930年代に作られた複製だが、その迫力に圧倒される。
写実性も感じられる。
330年頃の作品。
ローマ帝国の権力の大きさをひしひしと感じる。
その他にも大理石の像が多く展示されているが、日本の美術の時間によく使われる石膏像も、本美術館のものであることを知った。
天正遣欧少年使節団、支倉常長、岩倉使節団なども、訪れている。

イタリアというよりも、ローマファンは訪れるべし。
実際に訪れた時の様子は、2016年10月7日のブログをどうぞ。
コメント
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