かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

東京モーターショー

2007年11月10日 | Car


金曜から、今まで、ばたばただった。その影響で、昨日は、お休みした。
絵文字にあるように、幕張の東京モーターショー(2年振り)→奥湯河原で温泉三昧(毎年この時期行ってる)+大宴会→雨の中箱根でゴルフ(言い訳のできるコンディションだったが、やはりスコアが悪いとつまらない)→東京で飲み会(毎年この時期やってる)ということで、千葉、東京、神奈川を行ったり来たり。



東京モーターショーは、平日にもかかわらず、大盛り上がり。ほんの一部しか見てないが、やはりわくわくする。観客層を分析すると、ビジネス絡み、車好き、キャンペーンガール目当てのカメラ小僧の3種類にカテゴライズできるようだ。



展示も、工夫度が増しているような感じがして、今やキャンペーンガール頼みでは、観客を引きつけられない。ここでは、音楽会をやっていた。



T社では、未来カーのコンセプトをショー仕立てで紹介。万博のパヴィリオンイメージだ。



もちろんオーソドックスな展示もある。
毎年行きたいのだが、神奈川からだとちょっと遠いので、なかなかゆっくり見れないのが残念。

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空海の風景

2007年11月08日 | Books



高野山に行ったり、成川美術館で、牛尾さんという画家のお描きになった”空海の風景”を題材にしたシリーズを見たりして、この本に興味を持った。もう随分前の本だ。
司馬さんの作で、あまりににも奥深い、あふれんばかりの知に圧倒されつつも、あっという間に、興味深く読めた。西安(当時の長安)に行ったことがあったのも、奏功したかもしれない。

詠んでいると、読者がその場にいたような錯覚に捉われる。臨場感と呼ぶのだろう。塩野さんの”ローマ人の物語”シリーズを読んでいる時と、共通する感覚かもしれない。司馬さんも、私のような素人にも楽しめるよう、意識して易しく書いてくださったのだろう。宗教にかかるバックグラウンド(特に、密教関係)も深過ぎる!

牛尾さんの絵もシリーズを見ていたことも、よかった。司馬さんの知識、含蓄は、どうひっくり返っても、人生があと10回あっても、追いつけないレベルなのだが、齢を重ねたなりのCATCH UP を試みて、少しでも近づきたいものだ。司馬さんの本は、まだ読んでいないものが多いので、これからが楽しみだ。

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古事記 マークエステルさん

2007年11月07日 | Culture・Arts

今日の朝日に、HELP!のDVDの結構大きい広告が出ていた。40年以上前の映画のDVD再発をこんなに宣伝するのか。ちょっとやり過ぎ? 
でも、アルマーニの見開きカラー両面全面広告には、完敗。値段の桁が違う!



古事記といえば、日本の最古の物語?神話?うる覚えの人も多いだろう。日本史を習うと、縄文時代、弥生時代の次に必ず出てくる。
かくいう私もほとんど覚えておらず、一度読み直したいと思って、本は買ったのだが、まだ読んでいない。

KITAROさんがKOJIKIというアルバムを昔出して大好評を得た時、シカゴでCDを買い求めたことがあり、KITAROさんのシンガポールでのコンサートでもKOJIKIからの曲が随分演奏された。
日本がどう形造られたかを伝える物語。日本人の原点を語る物語。内容はあまり覚えていなくても、日本の最初の物語・神話という認識は、皆持っているように思う。心のふるさとといってしまうとややオーバーだが。

話が飛んだが、マークエステルさんという、古事記の話をテーマにした油彩の画集を出したフランス人の貴族の方の話を聴く機会があった。
マークエステルさんは、元々外交官だったが、その時訪れた(万博のころ)日本の虜になり、特にその神話の世界に傾倒し、古事記の物語にまつわる絵を200枚以上描き、関連する神社に奉納した上に、その豪華画集まで出してしまった。
その画集の絵に沿って、紙芝居風に古事記の話をしてくださったのだが(in Japanese !)、おどろおどろしい話だ。結局、初代天皇である神武天皇を神格化するための物語ということなのだろうが、作り話にしては、あまりにも凝りすぎている。ノンフィクションとフィクションが、ごちゃごちゃに絡みあっているのだろう。ほとんどフィクションだとは思うのだが。

その複雑怪奇な物語を読み込んで、画集まで出してしまったのだから、すごい人だ。
元々、最初来日した際に、墨絵のにじみに感動し、芸術家に転身し、その技法を油絵の世界に持ち込んだというからすごい。画風は、シャガールに似ているかなと思ったら、シャガールにも師事していたことがあるようだ。日英仏露西伊独(併記)の説明つきの画集だから、外国人の方にも読めるようになっている。
外国人でありながら、日本の文化・歴史を、これほど愛してくれる人がいらっしゃるということだけでも、うれしかった。
マークエステルさんは、中国でも、母国フランスでも活躍されているインターナショナルな芸術家なので、念のため。

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HELP!

2007年11月06日 | The Beatles



今日、注文していた、THE BEATLES の HELP!デラックス・エディションが届いた。バカバカしく高いが、中身も、あほらしくなるほど豪華だ。

旧DVDは、ビデオをDVDにしただけだったが(廃盤になっていたらしい)、今度は、デジタルリマスターされ、音も5.1CHになった。まだ、見てないので、何とも言えないが、期待したい。
映画の内容も、007をもじった、奇想天外、ばかばかしい内容なのだが、ビートルズの若々しさと、すばらしい歌が聴けるだけで、見る価値はある。
THE BEATLESが出演する映画の中では、A HARD DAYS NIGHT (白黒)がどうみてもダントツだが。
アルプス、バハマでのロケが敢行されているが、いずれも、007のロケでも、有名な場所で、これもパロディーの一部なのだろう。

豪華おまけ類は、写真の通りなのだが、特に台本レプリカがバカバカしい。122枚の台本のコピーに、パンチで穴があけられ、(まだ題名が決まっていなかったので)BEATLES TWOという題名がタイプしてある(文房具屋で売っているような)ちゃちな表紙で閉じられている。
台本には、いろんな修正の跡があるだけではなく、裏!(裏まで復刻するか!)には、JOHNによるものと思われる落書きまで、復刻されている。イギリス人のユーモアの産物なのかもしれない。この台本を見ながら映画を見れば、楽しさ100倍?

主題歌であるJOHNのHELP!はあまりにも有名だが、当時、THE BEATLESは、人気バンドとしてコンサートに明け暮れる生活に疑問を感じ始めていた。当時のJOHNの心情を吐露した名曲だ。

さて、いよいよ残りは、LET IT BE だけになったが、2010年の40周年に、いよいよDVD化?4人(ポール、リンゴ、二人の未亡人)の意見の合致は難しいか!? 
4人の関係が最悪だった時期の映像だから。

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不思議の国のM&A

2007年11月05日 | Books

今度は、小沢さんが辞意表明。どう落ち着くかわかんないけど、どっちもどっち!
国民が求めているのは、日本の今と将来を、よりよいものにしていく政治。ますます小泉待望論が出てきてしまいそうだ。いっそ、小泉さんに、民主党の党首になってもらおうか!少なくとも、小泉さんが小沢さんの立場だったら、強引にでも、政策協調を進めるべきところは進めて、進めないところは進めないで、次の選挙での大勝利をめざしただろう。この騒ぎが、民主党へのせっかくの追い風に、水を差したのは、間違いない。

アメリカでは、CITIBANKのCEOにルービンさんがなった。あれだけ、オーソドックスな人が、CITIBANKという、収益追求をとことん求められる組織で、どのような舵取りをするのか注目したい。

不思議の国のM&Aという本を読んだ。ついこの前まで、日経にいた牧野さんとうい方が書いた卒業論文的な本だ。この本を読むと、新聞紙上をにぎわしているM&A(合併や買収)が、いかにグローバルな視点で見れば不思議なものかということが、具体的にわかる。
ハゲタカという言葉で象徴されるように、買収する側は悪者に扱われることが(特に日本では)多いが、会社の(法律的な)オーナーである株主にとって、何がメリットなのか、日本ではほとんど論じられることがない。現経営陣に対する漠然とした信頼感やら、同胞意識やらが、現状維持を選択させていると本書はいう。島国根性と言ってはいいすぎか。その典型的な証拠が、具体的な金額を示さないでM&Aが論じられる事が、日本では多いことにあるという。海外ではありえない。
自分の持っているものを買いたいと誰かが言ってくれば、”ちなみにいくらで?”と聞くだろう。例え、売る気がなくても。そして、その価格が、現在の株価の1.3倍だったらどうするだろう?もし、いつまでも価格を示さなければどう考えるだろう?

これだけグローバル化が進んだ世の中で、日本流を貫くのは、考え物のようだ。成熟した日本で、そして、これから調達より投資が重要になるかもしれない日本にとって、どっちがいいのか、よく考える必要があると感じた。

そういった意味で、マスコミの責任は大きい。是非、M&A騒ぎの後の、後日談を定期的に報道して欲しい。本書によれば、現時点では、買収に応じていた方が、株主にとって得だったケースが圧倒的のようだ。もちろん、株価全体が低迷していることも背景にあるが。

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