50周年本は、まだまだ続く。もしかすると、これから8年続くのかな?
本書は、AMAZONさんのお誘いで思わずGETした一品。
あまりにも文字が小さすぎて全部読み切れてはいないのだが、流石MOJOさんだけあって、かなり本格的な特集版だ。
この辺、日本の雑誌の特集にばらつきがあるのとは、ちょい違う。
特に、リマスターなったマジカルミステリーツアーの特集が充実。掲載されている写真の中にも、初めて見たのが結構混じってる。
面白かったのは、最後の特集である”67 FAB PSYCHEDERLIC MOMENTS”。
ビートルズが、ドラッグにはまって、ヒッピームーブメントの真ん中にいたころの出来事を、時系列で、再構成してくれている。
やっぱり、ちょっとというか、かなり変わったよね。ディランと、JLとのぼやけた2shot写真も載っている。
サングラスをしている彼らに、文句をいう、ジョージマーティンの姿。
前期と後期と、ビートルズがあれほど変わった原因の一つに、ドラッグがあるのは間違いない。マネージャーのエプスタインが亡くなったのは、残念だったが、ビートルズの芸術性に磨きがかかったのも、万人が認めるところだろう。
ビートルズは、デビュー後50年を経た今でも湛えられるミュージッシャンだが、活躍した60年代の状況を今に伝えてくれる伝道師でもある。
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本書のマニアックさは、群を抜く。
ビートルズの新レコードが出たのを機に、オリジナル、CD版、今回のアナログ盤を比較した評論が続く。
一応、全部持っているのだが、機器が貧弱で、違いはわからない。
従来CDと、新CDとの違いは、流石にわかるが、アナログは、機器による差がありすぎて、ソフトの差までは...
ジョージマーテインのインタビュー記事やら、オープンリールの音源など、これでもか、これでもかと掘り下げる。
確かに、高音がキンキンするとか、低音がこもってるなと感じることはあるが、歪んでいない限り、気のせいかと思ったりする。
機器のコーナーを見たら、合点がいった。
レベルが違う。
ここまで、究極のシステムを揃えたら、ほんのわずかの違いも、聴き逃すまいという気になるだろう。
新CDの音に100%満足してしまっている私にはToo Much?
しっかりしたアナログ再生システムを持っている方にのみ理解できるかもしれない世界が広がっている。
テレビでも見た私設ビートルズ博物館を開いた方の記事も掲載。
ディ<vなビートルズファン、オーディオファンにお勧めできるが、かなりマニアック!
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先般のNYを襲ったハリケーンの救済コンサートが早速行われ、その様子がまたまた早速CD化。
あまりの手回しの良さにびっくりしてしまうのだが、本CDを聴くと、超ビッグプレーヤーの熱のこもった演奏に、誰もが聴き入ってしまうだろう。
迫力満点!
PMのヘルタースケルターが、いつもにも増して、熱演なのだが、WHOがいっしょに出ていたからかな?
いろいろチャリティコンサートはあるが、9/11以来の大チャリティコンサートと言える。
その場にいなかったので、何とも言えないが、映像を見た限り、たいへんな被害だった。丸の内線が、水に浸って、しばらく不通になったことを想像してみればいい。
そして、これだけのミュージッシャンが集まった。
ちょっと気になるのが、結構いい年(ということは我々向きなのだが)のミュージッシャンが多いこと。
金持ち(私は違うけど)をねらったということであれば、いいのだが、ビートルズ以来、彼らの敷いた路線のいずれかを踏襲して、50年経ってしまったのではないかという気にもなる。そういえば、チャリティコンサートの元祖も、GH。
ということで、出演してくれたミュージッシャン達に拍手なのだが、今後の音楽界に、ちょっと不安を覚えた次第。
我々の子ども、孫世代が、同じ音楽を聴いてたら、ちょっときもいよね。我々は、Comfortable だけどね。
今日は、連休の中日。久しぶりにトーハクへ。
工事中だった、トーハク前の公園もすっかり整備された。ちょっと味気ない感じもするが。
今日の目当ては、王羲之展と円空展。
関係ないけど、天気があまりにもよいので、つい一枚。
王羲之展は、すごい人でびっくり。こんなに王羲之の書を愛している日本人がいたとは。
展示の内容も充実。
前述したように、王羲之のことは、あまり知らないので、音声ガイドを使ったが、勉強になった。
前回読んだ本と、本展覧会を見れば、王羲之のことと、彼の書の世界に及ぼした影響の大きさを知ることができる。
王羲之の書でも、もっとも有名な蘭亭序についても、多くのスペースを割いているが、かつては、数百枚のコピーが存在していたのだという。もちろんすごく精巧なものだ。
日本で4通目となる新発見の王羲之の手紙の遺品も展示されている。小野道風のものとされてきたが、新鑑定の結果、王羲之のものと認められた。
書の展覧会で、こんなにドラマティックなものは、初めて。
書を巡る、中国と日本との歴史、交流の物語が感動を誘う。
耐震工事を終えた東洋館にも行きたかったのだが、時間の関係で割愛。
ところが、地下にシアターができて、何とこの前行ったばかりのバイヨン寺院の映画をやっているというので、12時からの回を鑑賞。30分ぐらい。1日3回の上演で、3月一杯までやっている。
バイヨン寺院と言えば、クメールの微笑み。無数の四面仏が、アンコールトムの祈りの中心になっていた。
それを、CGで編集したというが。
なかなかのものだった。実際の映像と見紛うばかりのCG映像で、壁画や、四面仏を、あらゆる角度から映し出す。
壁画の鮮明度は、肉眼で見る以上で、その映像を見ながら、観光案内のように、実際に司会の方が説明してくれる。
四面仏も、実際には絶対見れない、寺院の上の方まで、鳥になったような感じで、見ることができる。
全ての四面仏の写真を撮った斉藤BAKUさんも本プロジェクトに噛んでいる。彼の写真展には、昔行った。
アンコールに興味のある人にお勧めできるし、文化財をCGで表現した好例として、文化に興味のある人すべてにもお勧めできる。
同時に、トーハクで開催されている円空展にも行った。
会場は、そんなに大きくなかったが、思いの外よかった。
円空と言えば、木の姿をそのまま残しながらの、大胆なのみさばきの仏像が思い出されれるが、様々な仏像、神様を、さまざまな手法で、作られていることを知った。
地元の人の要望に応じて、何でも作ったらしい。
そのデザインがすばらしい。斬新だ。
それぞれの神仏のポイントをデフォルメし、大胆に削り出す。
7年毎にしか公開されない秘仏も展示。
これまた、仏像ファンには、お勧めしたい。
帰りに渋谷によって、懐かしのGET BACK さんの、2週間限りのショップに行った。
原宿に店を持っていたころは、よく行ったものだが、通販専門になってからは、縁も薄れていた。
50周年にちなんだグッズ中心に、ビートルズグッズが沢山。展示は、来日時のロバートさんの写真が中心。ストーンズの、ギミーシェルターさんとの共同店舗になっているが、ビートルズのコーナーの客が圧倒的に多い。
イエローザブマリンでの4人のオーナメントをGET。今購入すると、GET BACKさんの30周年記念のステッカーと、会員カードがもらえる。
こちらは、万人向けという訳ではなく、ビートルズに興味が出てきた初心者向け?
ということで、連休の中日を満喫した。
スコアは???
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アンコールに着いて二日目は、アンコールワットのサンライズから。
前回もそうだったが、なかなか完璧な日の出は難しい。
三脚を持って行けば、もうちょっとはいい写真が撮れるのだろうけど。
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ガイドさんは、日の出を愛でるのは、日本人だけと言っていたが、そうでもなくて、いろんな国の人が集まっていて、これまた、10年前とは比べようもないような人出。
まだ、朝の5時台なのに。
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観客のごく一部。
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かなり日も登った。
春分の日と、秋分の日には、アンコールワットの中央から日が昇るという。
春分の日の前は、右側から登るので、向かって左側から見るのがよく、春分の日を過ぎると、向かって右側から見るのがいい。
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聖池の水連もきれいに花を開いていた。10時ころには、閉じてしまうが、また翌朝花開く。ヒンドゥ教でも、仏教でも、重要な花だ。
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水連の咲く聖池と、アンコールワット。
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町に戻ってきたら、ちょうど通学時間。午前の学校と、午後の学校があるので(同じ校舎を使う)、朝は早い。校舎、先生共に、まだ不足しているという。
ただし、遅刻にはうるさくないらしい。先生も、遅刻するから。
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北朝鮮とは仲がよく、北朝鮮の店もある。ただし、従業員は、北朝鮮政府にほとんど給料をとられてしまうという。
亡くなられたシアヌーク殿下は、北朝鮮に別荘を持っていたということで、東南アジアと、中国、北朝鮮を結ぶ絆は強い。