かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

出雲神話の旅その11 熊野大社

2016年08月21日 | Other Western Japan


そして、出雲国一宮の熊野大社へ。
出雲大社の方が、有名なのだが、別格ということだろう。
この地域で、大社と名がつくのは、出雲と、熊野だけ。
風土記では、熊野が筆頭にある。
主祭神は、熊野大神。食料を司る神と考えられている。
風土記において、大神とされるは、熊野、杵築、佐太、野城(ぬき)の四神だけというから、この意味でも、すごい神様だった。



これだけ、多くの由緒ある神社がある出雲で、一宮ということは、とんでもない格式なのだろう。



意宇川。
国引きが終わったとき意宇(おう)とおっしゃたことから、この名がある。
八束水臣津野命(やつかみづおみづぬのみこと)という風土記にしか登場しない、地方神の行ったことと考えられている。



いよいよ近づいてきた。



すばらしい注連縄。



拝殿も、流石、立派。
熊野の名は、くまくましき((隈隈しき)、つまり奥まったところの、野(ぬ)、つまり野原という意味から来ているのだという。
谷の奥まったところになる野原の意味ということだ。
今は、結構開けているが。



この鑽火殿は、出雲大社とのつながりを示す、不思議な建物。
新嘗祭は、かつて、熊野大社で行われていたが、戦国時代、毛利vs尼子の戦いで、燃えてしまい、新嘗祭は、神魂神社で行われるようになった。その後、明治に入り、出雲大社で行われるようになったという。
その後、大正天皇ご即位を機に、再び、熊野大社で行われることになった。
その際、この鑽火殿が造営されたのだという。

鑽火祭が毎年10/15に行われるが、これまた不思議な祭りで、出雲大社から、1mほどの神餅が供えられるのだが、これに必ず文句を言うのだという。この苦情を言い終わると、この鑽火殿から、火鑽臼と、火鑽杵が渡され、それが、出雲大社の11/23の古伝新嘗祭に使われる。
この摩訶不思議な神事、出雲と熊野の関係を、説明できる人はこの世にいない。



伊邪那美神社。明治時代に、合祀され、できた神社という。
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出雲神話の旅その10 佐太神社

2016年08月20日 | Other Western Japan


最終日に、最後の晩餐を鑑賞し、無事帰国。
充実の8日間だった。
最後の晩餐は、15分毎に、25人づつしか見学できないため、狭き門。
今年から、フラッシュなしの撮影が許可されたとのことで、満喫できた。
35年前、タクシーで、ふらっと訪れた時は、修復中で、暗くて、かつ半分は、櫓が組まれていて、見れなかった。
その後も修復が続き、今の形で、見れるようになったのは、20年ぐらい前からだという。

イタリアの話は、後日として、出雲の話の続き。



美保神社から、一転西の佐太(さだ)神社に向かった。
風土記にも記載のある由緒ある神社だ。
佐太大神は、風土記の四大神の一柱。
平野さんの本によると、この近辺は、佐太水海(みづうみ)と呼ばれていたが、今は、田園地帯になっている。
この奥に、原発があるそうだが、時節柄、その表示は、見かけなかった。



大修理中だった。



かなり大規模な修理だ。



本殿の修理はこれからか。
なかなかすばらしい本殿だ。
重文に指定されている。
所蔵の檜扇やその箱の神宝も重文という。
この扇が神紋になっているそうだが、当時その知識がなく、写真では確認できなかった。
背後の山には、斎場跡と思われる場所もあり、古代祭祀が行われていた可能性が指摘されている。
神等去出神事(からさで)も、佐太神社に伝わる神事で、まさに、神無月の神在祭(じんざいさい)になる。



仮拝殿は、本当に、仮という感じ。



ということで、本来の姿は拝めなかったが、偉大な神社ということは、わかった。
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ミラノ

2016年08月19日 | Europe・Middle East・Africa


今回のイタリア周遊の最終目的地であるミラノち着いた。

今までの街と違い、普通の近代的な街のイメージだが、ドゥオモ周辺だけは、中世の匂いを、色濃く残している。
隣りのアーケードも、素晴らしい。

明日は、もうちょつとミラノを見て、帰国予定。
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フィレンツェ & ベネチア

2016年08月18日 | Europe・Middle East・Africa
Wifiの調子が悪くて、ちょっと、キャッチアップ。



フィレンツェは、中世の街並をそのまま残した凄い街。
この、ドゥオモには、唖然とするばかり。



ピサへの半日ツアーをはさんで、ベネチアへ。
これまた、凄い街で、往時、とんでもない財貨が、この街に、集中していたことがわかる。
今は、観光の街として、一年を通して、多くの観光客が、訪れる。
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ピサの斜塔

2016年08月17日 | Europe・Middle East・Africa


今日は、午前中、フィレンツェの街を回り、午後は、ピサへと、大忙がし。

街全体が、よく保存されていて、まさに、ルネサンスを、体感できた。
日本で、このように、街ごと、景観が、、保護されているところは、少ない。

ウッフィツィ美術館は、圧巻!
特に、中世から、ルネサンスにかけての絵画は、凄すぎ!
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