かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

出雲神話の旅その16 小泉八雲旧居

2016年08月26日 | Other Western Japan


お城のエリアから出ると、ぱぁっと、景観が広がる。
お堀沿いにすばらしい町並みが保存されている1画がある。
塩見縄手と呼ばれており、日本の道100選にも選ばれている。



この中心にあるのが、小泉八雲の旧居宅。
ラフカディオハーンとしても有名だが、松江の英語教師だった。
当地の昔話を収集し、怪談などを表したが、神々が宿るこの地に住んだことが、大きく影響したのだろう。



質素な家だが、小泉八雲の好みが各所に生かされている。



庭が270度見渡せる部屋が居室兼、書斎になっている。



当時のデスクが残される。
机の背が高いが、彼の背は低かった。
目が悪く、目を近づけるため、机の背を高くしたのだという。
ほら貝は、江ノ島で買ったものという。



机の左側に見える庭。
好みの日本庭園に囲まれて、心が満たされる。



小泉八雲像。



お堀越しに、天守閣が見える。



お堀巡りの船。
船頭さんが、自ら船を操りながら、生声で、松江の町を解説。
二人の場合でも、大人数の場合でも、船頭さんの気合の入れ方は、変わらない。
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出雲神話の旅その15 松江城

2016年08月25日 | Other Western Japan

イタリアで、大地震が、発生した。
ちょうど、先週通ったところだから、雰囲気がよくわかる。
景観保存地域には、古い家が、ひしめき、被害を大きくしている。
なかなか、難しいところだ。



3日目は、まず、松江城へ。
松江城をお作りになった堀尾吉晴さん。
24万石で、今の松江の基礎を築いたとされる。



石垣などもよく残っている。



石垣には、謎の記号が残る。
これは、分銅の紋で、堀尾家の家紋。



松江城の勇姿。
前回訪れた時は、国宝指定を受けるための運動中であったが、その甲斐あって、めでたく国宝になり、ますます松江を象徴するお城になった。



中は、天守閣まで見学できる。
各階にお城にちなんだ展示があり、そちらも興味深い。
あまり大きな木は使われておらず、合わせて、一本の柱にしているのが、わかる。



江戸時代の松江のジオラマ。
ブラタモリでもやっていたが、埋め立てで、どんどん陸地が増えていった様子がわかる。



天守閣からの眺めは、360度、すばらしい。
宍道湖を見下ろす。
暑い日だったが、天守閣の、風通しのよかったこと。



ちょうど結婚式前の記念写真撮影御一行様が。
武士のコスチュームを来たエキストラが、盛り上げている。
このコスチュームは、若くないと、ちょっと着れない。



隣の松江神社。
明治時代に造られたもので、江戸時代の武将たちを祀る。



興雲閣。明治時代に、工芸陳列所として建てられたが、現在は、その役目を終え、結婚式などのイベントに使われている。
当日は、ちょうど、さきほど撮影を行っていた新郎新婦が、結婚式をあげるところだった。
見事な洋館で、このような建物が、きちんと修理され、維持されるのは、すばらしいことだ。



入った方向とは、逆側に降りる。
天守閣を見上げたところ。



松江護国神社。
お城と護国神社がセットになっているケースは多い。
お城は、元々戦いの拠点だから。



城山稲荷神社。
どこにでもある?稲荷神社。
五穀豊穣を祈る気持ちは、今も昔も変わらない。

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出雲神話の旅その14 八重垣神社

2016年08月24日 | Other Western Japan


ダメ元と思ってもう一社回ったら、まだぎりぎり開いていて、拝むことができた。



八重垣神社も、素戔嗚尊が、稲田姫命を、八岐大蛇から助けた後詠んだ歌に因んだ名前の神社だ。



ということで、ここにも、八雲立つの歌の石碑がある。



立派な社殿。
ここまでは、前回訪れた。今回は、訪れることができなかったが、前回訪れた、平野さんが、勤めておられた、風土記の丘、展示学習館も近く、古墳、国庁跡もあり、古代出雲の中心的な地域だったと考えられている。



前回訪れそこねた宝物館へ。



平安時代の作とされる稲田姫命、素戔嗚尊などの神様たちが、描いた壁画が保管、展示されている。
中は、写真撮影禁止なので、いただいた絵馬だけ。
重文に指定されているが、正直、かなり痛みが激しい。
表情だけ、見れるが、後から補修されたもののようにも見える。
ただ、言えるのは、平安時代の神様のイメージが、貴族のイメージだったということだ。
天照大神などの神様も描かれている。



杉から松が生えている。



古代結婚式発祥の地。



鏡の池。
稲田姫が素戔嗚尊によって助けられた際、その姿を映したとされる。
和紙の上に、硬貨を乗せ、浮かせ、沈むのが早いと結婚が早いとされ、みな真剣である。



二日目も無事終了。
ということで、ホテルの近くのお店へ。
まさか亀の手がいただけるとは。
まずくはないんだけど、一度食べればいいかなという感じ?



このノドクロは絶品。
身が柔らかく、味わい深い。
評判になるだけある。
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出雲神話の旅その13 神魂神社

2016年08月23日 | Other Western Japan


夕方も近づいてきて、まだ空いているかわからなかったのだが、神社巡りを続ける。
首都圏の神社は、4時か、5時に、社務所は、閉まってしまうのだが、島根の神社は、5時を過ぎてもまだやっている。
西で、日が暮れるのが遅いということもあるかもしれない。
神魂神社(かもすじんじゃ)も2回目だが、古さを感じさせる神社。
ただし、文献に出てくるのは、鎌倉時代という。



この神社を有名にしているのは、16世紀に再建された日本最古の大社造りと言われる社殿だ。国宝に指定されている。
天照大御神が大国主神に国譲りを迫った際、最初の使者で天降った天穂日命(あめのほひのみこと)が伊ざ冊大神(いざなみのおおかみ)を祀ったとされる。
神魂の名にも、深い意味を感じる。



規模は、出雲大社の半分だが、床が高く、柱や梁は太く、古い大社造りの特徴を示している。
近くには、古代出雲の古墳群等、古い史跡が点在する。
面白いのは、平野さんの本によれば、神魂神社も、神様が、向かって右を向いているのだそうだ。
揖夜神社と同様。
出雲と同じ王道の向き(左向き)?をしているのが、熊野、佐太、真名井、であり、階段が中央になってしまっているのが八重垣、堂々と神座が正面を向いているのが(本来そうあるべきとも思うが)、六所神社という。
時代の流れによって、変わっていったのか、何か、別の意味があるのか。



貴布禰稲荷両神社(きふねいなりりょうじんじゃ)も、室町時代造営の珍しい造りで、重文に指定されている。
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出雲神話の旅その12 須我神社

2016年08月22日 | Other Western Japan
今日は、休み明けの出勤だったが、いきなり台風。
まぁ、フライトがキャンセルになるより、いいか。
帰りは、多摩川の河川敷の球場が、水没していた。



熊野神社から、さらに山側に行って、細い道をUターンした場所に、須我神社がある。
今回訪れた神社の中では、一番奥にある神社。



小ぶりながら、美しい拝殿。



須佐之男命(すさのおのみこと)が当地に辿りついた際、美しい雲が立ち上るのを見て「我この地に来て、我が御心すがすがし」と言って立てた須賀宮(すがのみや)に由来するといわれる神社である。日本初之宮(はつのみや)と呼ばれる所以である。出雲の名の由来にもなっている。
そして「八雲立つ」で始まる和歌を詠み、和歌発祥の地ともされる。



こちらも立派名注連縄。



和歌発祥の地の説明。



かなり奥に行くと夫婦岩があるが、今回は、時間の関係で行けなかった。
八雲山は、宍道湖を見下ろせる景勝地であるという。
看板だけで、勘弁?
ねずみ男もいるし?
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