かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

看る力

2018年10月26日 | Books


これは、阿川さんの"力"シリーズ第3作か。
前回の講演会で聞いた内容と重複するところもあるが、もしかするとその講演で、本書のアイデアが浮かんだのかもしれない。
その時、初めて、父を看取ったのが、慶友病院であることを、公開していたから。

私は、あまりまだ経験していないが、アルツハイマーの方と接するのは本当に難しい。
完治することもないので、辛い部分も多い。
その中で、いかに接するのがいいのか、親のケースと、夫婦のケースで、慶友病院の院長先生との対談が繰り広げられる。その道のプロと、介護経験者との対談で、勉強になる。

アルツハイマーの場合、思考回路が、変わってしまうため、正常者の常識に戻そうとしても、戻らない。
全ては戻らないことを前提に、対処するしかない。
ただし、本人の中の思考回路では、きちんとワークしているので、本人の自律をなるべく尊重し、自尊心を保つことが、肝要。
従い、手厚過ぎる介護は、事態を悪化させる。
延命措置も、否定。
ただし、家族の納得を得る努力は、早期から行う必要がある。

我々認知症予備軍に対しては、留守番できる生活能力を持つことを勧める。
私は、そこは大丈夫と思うのだが。

いずれにしても、介護の形態は、千差万別。
このようなコミュニケーション、情報交換を通して、患者側も、看る側も、孤立しないようにすることが、大切なのだろう。
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鏡池

2018年10月25日 | Other Eastern Japan
ずいぶん端折ったが、二日目は、鏡池が中心。
鏡池に向かう道路は、9時から交通規制が始まるとのことで、8時までは出ればいいと聞き、6時半に行ったが、凄い車。
500mぐらいバックして、駐車スペースを見つけ、そこから駆け足で、鏡池へ。



すばらしい光景が広がる。
手前は、霜のおりた草原。
池は、霧に閉ざされている。



まだ湖に映っていないが、すばらしい戸隠山。



カメラマンも、ベストタイミングを待ち受ける。



だんだん日が昇ってきた。



そして、美しいリフレクションが。



まさに鏡池。



山自体もすばらしいのだが、どうしても、視点は、湖へ。



完璧。
湖に映った姿の方が、美しいぐらいだ。



紅葉が美しい。



前景も入れてみた。



朝霧がまだ残っているところが、またいい。



中社近くの小鳥が池に移動。
紅葉は、こちらの方が上?



こちらも完璧?



まるで、絵のようだ。



一度戻ってから交通規制下でも行けるシャトルバスでもう一度鏡池へ。
朝霧が晴れて、山も輝きを増したか?
ということで、鏡池を満喫した後、恒例の平山郁夫シルクロード美術館へ。



毎年訪れているが、一部所蔵品を貸出しているようで、常設展が変わっていた。
この部屋の奥の絵は鉄板。
何度訪れても、すばらしい美術館。
企画展は、中国関連。
見たことのない絵や、収蔵品を多く拝めた。

ここから渋滞がたいへん。
今回は、当初のナビで3時間表示だったが、5時間強かかった。
やはりというのか、ラッキーというのか、微妙なところ。

戸隠神社を満喫できたのと、鏡池が素晴らしかったことで、ラッキーな1泊2日の旅だった。
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戸隠神社

2018年10月24日 | Other Eastern Japan
昼に大阪から戻った。
大阪も、東京も、秋らしい好天。



戸隠への道は、結構くねくね。
まず、中社(ちゅうしゃ)に着いた。



まずは、名物、戸隠蕎麦。
うまい。
ちょうど打ち上がったところで、再オープンにしたところに滑り込み。



そしてまず、中社にお参り。
この階段でビビるが、迂回路もある。
私は、まだ正面突破。



立派。
紅葉も。



右後ろの滝も祀られている。
社務所にお聞きしたら、5社あって、それぞれお参りした後でないと御朱印はいただけない。
午後からだとなかなかタフ。
中社の下にある宝光社と、火之御子社(ひのみこしゃ)には、歩いていくこととし、上にある奥社と九頭龍社には、車で入口まで行ってから、歩くことにした。



まずは、火之御子社に向かうが、最初から結構タフ。



小さな社で、歩いてお参りに来る人がどれだけいるのか。



そしてさらに宝光社へ。
この階段は、半端ない?



参拝客も多かった。



そして中社に戻り、車で、奥社の入口へ。
中社に戻るのもたいへん。



奥社の入口は、荘厳な雰囲気。



延々と参道が続く。
紅葉が美しい。



随神門(ずいしんもん)は、茅葺き屋根にコケも生えて、わびさびの世界。
ここから400年のクマスギ並木が500m続く。



見事な並木。
江戸時代、厚く保護されていたことがわかる。



奥社が近づくにつれ、紅葉も深まる。



奥社に到着。紅葉ピークで、奥の戸隠山もすばらしい。
奥社では、天照大神がお隠れになった際、岩戸を開けた天手力雄命(あめのたじからおのみこと)を祀る。



こちらは、その手前にある九頭龍社。五社の中で最古の歴史を持つ。
元は、修験者の道場だったといい、その当時からあるのだろう。
その後、天台宗の寺となり、明治維新とともに、神社となった。



最後、交通規制の解かれた鏡池に寄ったが、流石に暗かった。
でも、夜景を撮りに来たカメラマン多数で、びっくり。
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北斎館

2018年10月23日 | Other Eastern Japan

今日は、大阪。
雨がぱらついたが、気温は、快適。



小布施での次は、北斎館。
建て替えられたみたいで、立派な美術館だった。



版画で名を馳せた時代から、肉筆画まで、北斎の長いキャリアの作品が、バランスよく展示されていて、ひじょうにバランスのとれた展示になっている。
北斎の名は、海外でも有名で、ここは、西欧人も多く訪れていた。
たまたま富岳36景と富嶽100景の比較展示もやっていたので面白かった。
山車の天井画が目玉だだ、360度から見られてすばらしい。



それにしても、富嶽36景はすごい。
こちらは、写真撮影用のスポット。



お土産は、隣のこちらで。
栗関係のお菓子が豊富。



向かいの栗の美味しかったこと。
たまたま当日テレ朝で、放送されていたらしい。



それから、今回のメインの戸隠へ。
中社(ちゅうしゃ)近くの蕎麦屋に。
作る量が限られるので、ラッキーなタイミングで入れた。



十割蕎麦は最高。
戸隠蕎麦は、出雲と、椀子と並んで、日本三大蕎麦とされている。



今晩は、大阪で、横浜中華街の中華。

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岩松院

2018年10月22日 | Other Eastern Japan
今回の信州旅行を、さらっと振り返り。



まず行ったのが、小布施の岩松院。
北斎が、晩年、天井画で有名。



晩年、東京から 80歳を過ぎてから、5泊6日で、4度も訪れたという。
高井鴻山という豪農との親交がきっかけという。
岩松院は、高井家の菩提寺だ。



個人向け寺の印象は、拭えないが。



本堂。
メインはもちろん北斎の天井画で、多くの人が訪れていた。
残念ながら写真撮影禁止だが、170年前の絵にもかかわらず、鮮やかな色を残していた。
振動で、塗料が落ちることもあるそうで、椅子にかけて、静かに見ることが要求される。
北斎晩年の大作として、一見の価値アリ。



80歳を過ぎてから、このような大作を描けるものなのか。



地産地消?
リーズナブル。



当地は、小林一茶のふるさとの近くであり、「やせ蛙 まけるな一茶 ここにあり」
の句は、この池の蛙を見て作られたという。



福島正則は、広島の大大名から、家康の陰謀により、当地に国替えされ、失意の内に亡くなったという。
黒田節にも歌われる大大名だった。
ここに、厚く葬られている。
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