かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

音楽は愛

2023年07月26日 | Music
今日も関西。
凄い暑さ。
今年のピークであって欲しい(たぶんこれ以上は物理的に暑くなれない?)。



先日、湯川さんのトークイベントに参加する機会があり、本書をゲット。
2018年に出た本だが、素晴らしい内容だった。
戦争体験から、デビューまでの苦労、私生活での苦労、平和活動、環境活動等、バランスよく、湯川さんの、考え方、音楽界への貢献がよくわかる内容になっている。

ビートルズに関する部分は、先日のトークイベントとそう変わらないが、ジョンが亡くなる4日前に話せていたことは、知らなかった。
事件後もヨーコさんとの交流が続いたことは、よく知られている。
プレスリーとの話も、よく知られているが、マイケルジャクソンとの交流は、あまり知らなかった。
最初の純粋なマイケルが変わっていった様子が、よくわかる。
いいマネージャーがいれば、もう少し守ってあげられたかもしれない。
プレスリーのハワイからの生中継は、私も見たが、湯川さんが、ど真ん中で絡んでいることも知った。

日本の洋楽史の生き字引。
星加さんも凄いが、ポップ中心であるのに対し、湯川さんは、ジャズから入って、ずっと今まで活動を続けている。
コンサート会場では、ボストンと、ポールの国技館で、お見かけした。
とにかく、全ての機会を、フルに活用されている。

環境問題、平和活動も、積極的に行なって来た。
これはヨーコさんの影響もあろうが、戦争体験からくる部分もあろう。
ロシア国民の本当の心情が知りたい。

音楽が身体にいいことも実感されている。
がんは、サイババさんに直してもらった?
この辺は、インチキ医療にも繋がるから、距離を置いて読まないといけないが、そういう世界があることも確か。

こらからも元気に活動されて、我々世代にメッセージを投げかけ続けて欲しい。

戦前生まれの、肝っ玉?
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竹生島

2023年07月25日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


今日から、一泊で、関西。
暑い中だったが、去年雨で行けなかった竹生島に行って来た。
米原で降りてから、ちょっと戻った長浜駅から10分ぐらいのところに、長浜港がある。
竹生島へは、長浜、彦根、今津と、3つの港から行けるが、長浜からは、往復セットで、滞在90分。
ちょうどいいぐらいの時間。



港に着くと、入島料を払っていきなり凄い階段。
鳥居の先、まっすぐ行くと宝厳寺、右に行くと都久夫須麻(つくぶすま)神社。



都久夫須麻神社本殿。
国宝に指定されている。
秀吉が、伏見城の建物を神殿として寄進した。
外壁しか見れないが、中は、極彩色に飾られているという。
桃山文化を代表する国宝。



その向かいにあるのが、竜神拝所。



琵琶湖を見下ろす絶景スポット。



かわらけ投げが有名。
2枚買って、1枚に名前、1枚に願い事を書いて、鳥居に向かって投げる。
軽すぎて、なかなかまっすぐに飛ばない。



見事な唐門。
これも国宝。
大阪城極楽橋の一部で、現存唯一の大阪城遺構。
見事。
その奥に観音堂があり、西国33所観音霊場巡りの30番目札所になっている。



唐門の奥。
典型的な桃山様式。



桧皮葺きの屋根が見事。



重文の舟廊下。
秀吉の御座舟「日本丸」の骨組みを利用しているという。



宝厳寺本堂。
江ノ島、宮島と並ぶ、日本三大弁財天の一つ。
一番古いそうだ。
724年、聖武天皇の勅令を受け、行基が開眼した。
本堂は、昭和17年の再建だが、巨大な立派な伽藍だった。



三重塔。
元は、室町時代に建てられたが、江戸時代に焼失。
平成12年に再建された。



宝物殿。
重文の空海招来目録や、駿河倉印など、興味深い展示多数。



伏見城から、都久夫須麻神社への移築の際、植えられたとされるもちの木。
樹齢約400年。



五重石塔。
鎌倉時代のものと考えられている。
重文。



一通り回った後、昼食がわりに、近江牛まん。
味の違いは、わからないと思うけど。



竹生島から出港。
ちょうど、3隻並んだところ。



手前は、長浜の街。
伊吹山が美しい。



えり漁用の杭。
小魚を追い込む漁という。



電車まで時間があったので、長浜城へ。
秀吉が最初に築城した城。
1615年に廃城になったが、昭和58年に再建され、今は博物館になっている。



当初の姿をできるだけ再現したという。



最上階からは、琵琶湖の眺めが見事。
竹生島も臨める。
展示は、長浜城の,歴代城主の変遷と題したもので、しっかりした展示だった。
琵琶湖近辺が、戦国時代、闘いの場であったことがよくわかった。



瓢箪からも、お城が臨める。



ついでに、もう一箇所。
長浜鉄道スクエアへ。
長浜は、元々北陸本線の終着駅だったそうで、その元の駅舎が,残され、鉄道博物館になっていた。



時間が,なくて、中には、入らなかったが、この駅舎は、日本最古なのだという。



今の駅舎のデザインも、似ているが、元のデザインを摸したのだろう。
半日ほどだったが、見どころ満載で、楽しめた。
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THE MAKING OF MOTOWN

2023年07月24日 | Music


本映画は、2019年リリース。
スモーキー・ロビンソンは亡くなってしまったが、彼も出ているBDをゲット。
モータウンの初期の歴史がよくわかるドキュメンタリータッチの映画だった。



これはおまけ。

基本的には、創始者のベリー・ゴーディ―とスモーキーとの対談で進む。
モータウンが如何に革新的だったかよくわかる。
モータウンは、モーター・タウンのデトロイト発祥ということは知っていたが、資本金800ドルで、一軒家からスタートしたということは知らなかった。
そこからどんどん拡大して、ビルを持つまでになったが、後にLAに移転。
ベリーの強烈な個性がなせる業だったこともわかる。

それまでは、黒人の音楽が前面に出てくることはなかったところに、打って出たのが、ベリー。
その手法は、フォードで働いていたベリーのアイデアによるところが大きい。
PDCA?
QC活動?
民主的な議論で、会社の方針が決まって行った。
ビートルズのアップル社に、ベリーのような強烈なリーダーシップを持った人物がいたらと思うけど、逆にもっと早く解散してしまったか?
フォードのノウハウになかった、興行や、養成のプロセスを加えて、大きなビジネスにつなげた。
スティービーや、ジャクソン5のオーディションの映像が凄い。
天才から、大スターになったのも当然と思わせるが、モータウンという組織がなかったら、どうなったかもわからない。
一方、スターになった、ミュージシャンや、作詞・作曲家がモータウンから去っていく苦い経験も。
それも、乗り越えて行った。

彼らが去ってからも、良好な関係は維持。
だからこそ、このような映画ができたともいえる。
スプリームス、ニール・ヤング、マーヴィンゲイなども、モータウン出身だが、モータウンがなかったらどうだったかという仮の疑問に対する回答は難しい。
音楽業界に対する影響は計り知れない。
その音楽は、当然アメリカだけではなく、世界に発信され、影響を与えた。

夢を現実にした人々の貴重なドキュメンタリー。
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Eyes of the Storm

2023年07月23日 | The Beatles


今日もゴルフ。
典型的な夏ゴルフだったが、無事完走。
身体には悪いと思うが。



止めどもなく出るビートルズ本。
本書は、大御所ポールマッカートニーが出した写真集だから、本命。
イギリスでは、本写真集にかかる展覧会も開催され(日本にも来るらしい)、イギリス王室や、ビートルズ関係者が多く訪れている。

これだけの写真の存在を忘れていたポールもポールだが、その保存状態がいいのにも驚かされる。
結構修復したのだろうか。
撮影時期は、1963年末から1964年の始め。
イギリスでの人気を不動のものとし、アメリカ上陸を果たした、まさに日の出の勢いの時期の写真集だ。

ビートルマニアも最高潮に達していた。
コンサートツアーの合間に撮られたもので、リバプール、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ワシントンDC、マイアミと、6都市を訪れた時のものだ。
彼らが、初めて訪れる都市もあり、旅行も楽しみながら、ツアーをしていた時期になる。



オフィシャル写真ではなく、ほとんどプライベートなスナップ写真的なものが多く、新鮮だ。
印象的なのは、ファンの熱狂振りと、4人が底抜けに楽しんでいること。
写真の説明がすべてついているので、どこでの誰の写真かがわかる。
コンタクトシートから引き伸ばしたものは、×印付き。



1964年、初めてのマイアミでのオフを楽しむ。
4人の写真は、半分ぐらいで、その他の周辺人物、追いかけるファン、ツアー中の風景の写真など、目の前で起こっていることをとにかく残そうとしていた。
でもその後、60年間もその存在を忘れていたなんてあり得るのか。
ただ、その間、様々な発掘があった中、出てこなかったのだから、本当に忘れていたのだろう。
1964年後半のアメリカツアー中の写真もおまけで?
カラー写真が多いのも流石だ。

ビートルズファンは、マストだろう。
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オール・マイ・ラヴィング

2023年07月22日 | The Beatles
今日は、早朝出発でゴルフ。
昨日の今日で、流石に。
明日も、入っている。



本書のことは、前から知っていたのだが、スルーしていた。
先日の大村さんのトークイベントで、当時の空気を伝える良書として、紹介されていたので、AMAZONで古本をゲット。
古本と言っても、読まれた形跡はなく、売れ残りが、そのまま古本マーケットに流通したものだろう。

著者は、1950年生まれで、私よりも、9歳上。
ビートルズ来日時は、16歳ということになるので、ビートルズど真ん中世代ということになる。

主人公(著者をモデルにしているものと思われる)は、ビートルズ好きの少女。
山口県の田舎町に住んでいるので、ビートルズの情報も限られるのだが、ラジオで初めて聴いた瞬間から、ずっと推し続けている。
レコードも数枚持っている。
そして、どこにでもいそうな、でも、今は、絶滅してしまったような登場人物の数々。
時間の流れが、ゆったりしているのも、昭和。

海外への憧れが強い空気、都会と田舎の格差、人と人との関係がやたら濃厚だった時代、今とどこか違うが、もしかするとそう違わないのかもしれない世界。
都会から越してきたわけありの子がビートルズ好きと知り、いっしょにヤァヤァヤァを見に行って、絶叫したり(HELP!も封切りされていたのだが)。
マカロニウエスタンと2本立てだったという。
そして、まさかの来日が決まり、往復はがきで50枚応募したが、1枚も当たらず。
学校では、ビートルズのコンサートに行くなど言語同断と、警告さえなされる。
こんな田舎までそうだったのかと、ちょっとびっくりだが。
でも少しでも4人の近くに行こうと無銭乗車を試みるが、岡山で敢え無く見つかり、未遂に終わる。

淡々と時が流れ、その中にビートルズもいるのだが、決定的なビッグイベントが起こるわけでもなく。

胸躍らせる本というより、昭和の香りに浸らせてくれる本かな。
3丁目の夕日をもう少し平凡にしたイメージ。
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