かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

TOTO 2023

2023年07月21日 | Music


今日は、少し涼しくなって来たか。
と言っても、ゆうに30度は超える。
4年振りのTOTO。
会場は、武道館。
お堀のハスが満開?



伝統あるホールが次々と建て替えになる中、武道館は?
今回、東京は、本日のみ。



グッズは、プログラムと、メインTをゲット。
ずいぶん値段が上がったが、結構売れている様子。



1階席の西側だったが、座ってゆったりと楽しめた。
熱狂的なファンでもないので、ちょうど良かった?
TOTOは、ちょうど大学生から、社会人になる頃一番流行っていて、AORの旗手とも言われた。
商業ロックと揶揄されることにも。
ただ、そのゴージャスなサウンドは、飽きられることもなく、本日まで、人気を保っている。
ただし、オリジナルメンバーは、スティーブ・ルカサーのみ。
前回公演もデヴィッド・ペイチは来れず、コロナ以降は、フルタイムメンバーから外れた。
2010年の再結成時から再参加のジョセフ・ウィリアムズは、安定的にいい。
リズム部隊、キーボード2人は、たぶん今回初めてだが、ソロ・パートもあり、個性を出していた。



セトリは、全公演同じ要だったが、一応載せておく。
良く知られた曲が多く、観客と共に歌う姿が、印象的だった。
Orphan
Afraid of Love
Hold the Line
Falling in Between
I'll Be Over You
Keybord Solo
White Sister
Georgy Porgy
Pamela
Kingdom of Desire
Drum Solo
Waiting for Your Love
I'll Supply the Love
Home of the Brave
Rosanna
Africa
(encore)
With a Little Help From My Friends

やはり、スティーブ・ルカサーのギター&ボーカルが、最高の見どころかな?
以前の神は、真っ黒だったんだけど、真っ白になった。
染めたのか、地に戻ったのか。



ということで、大盛り上がりのコンサートだった。
やはり武道館は、盛り上がる。
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武井武雄展

2023年07月20日 | Yokohama ( Japan )


今日は、暑さも少し収まって来たか。
前から、気になっていた神奈川近代文学館で開催されている武井武雄展へ。
武井武雄さんについては、前に岡谷のイルフ童画館を訪れた時に少しお話ししたかもしれない。

まずは、元町の一本裏の通りにあったレストランで、ランチ。
古民家を改造した店で、なかなか良かった。



そこから登っていくと外人墓地。
安政時代からのお墓が並ぶ。
江戸末期、この辺りを居留地として、日本人との接触を最小限にしようとしていた。



港の見える丘公園からの眺めは、いつもすばらしい。



ガンダムは、いつまで設置されているのだろうか。
まだ、乗っていないが、たぶんそのまま?
ちょっと世代が違う。



沈床花壇。
いつ来ても綺麗。
奥に見えるのは、大佛次郎記念館。
かつて訪れた、ビクトリアのサンクン・ガーデンを思い出す。



そしてその先にあるのが、神奈川近代文学館。
興味のある企画展の時に訪れている。
今回は、武井武雄展。
本の芸術家と副題がついているが、とにかく本に魂を捧げた人と言っていいだろう。
これだけ、多彩な、芸術性、革新性に富んだ本を生み出し続けた人は、他にいない。



いろんな方面で才能の発揮した人だが、本展は、特にその生涯と、豆本(後に刊本と名を変える)に焦点を当てての展示になっていた。
ごく少数の親類(階級のある会員制度内の会員)に実費で頒布されたという。
とにかくこだわり抜いた作り。
芸術性も極めて高い。
没後40年を機に開催されている展覧会。
是非、広い層の方に見てもらいたい。



日本初のワルツの碑。
初めて見たが、作られて間もないようだ。



この公衆電話は前からあったかな?



前から行きたいと思っていたえの木てい。
近くにある大きな榎からの名のようだ。



古い洋館を改築したお店で、1階が喫茶、2階が土産物屋になっている。
洋館巡りの途中に、一服するのに最適。



昔ながらの窓。
サッシの方が、もちろん機能的にはいいのだけど。



ローズフラッペをいただいた。
かき氷は、色は違えど味は同じと言われるが、確かにバラの香りはした。
ブルガリアに行った時、バラの香水が有名ということで、お土産に買ってきたことがあったが。

ということで、久しぶりに横浜の散策も楽しめた。
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ジョージ・ハリスン インタヴューズ

2023年07月19日 | The Beatles
いい天気が続くが、週末にかけ、梅雨の戻りがあるようだ。



またまたとんでもない本が出た。
総ページ、何と679。
ちょっとした学術書よりも分厚い。

1961年から、2001年まで、10年毎に、インタビューがひたすら掲載されている。
ビートルズ時代ものは、知られているものが多いが、ソロになってからのものは、初めてのものが多く、インタビューによっては、本書を作るために、ラジオのリスナーが録音していたものを発掘し、書き下ろしたものまである。
あまり、マスコミに出なかったジョージで、インタビューに応じるのは、プロモーション絡みのものが多く、断続的。
しかし、一つ一つのインタビューにジョージのまじめな人柄がにじむ。
あまり皮肉屋っぽいところは、目立たない。

スピリチュアルと言われるジョージだが、表面的なところもあるのではと思っていたが、本書を読むと、かなり本格的で、悟っていることがわかる。
その信じるところは、大乗仏教に極めて近い。
同じ、インド発祥の宗教だ。

奇跡の日本公演の経緯もよくわかる。
公演をするのは、極めて負荷がかかるが、エリッククラプトンのツアーメンバーのスケジュールが空いた隙をついたタイミングで、かつ観客が穏やかな日本でという好条件がそろった奇跡だった。
あの24Nightsのコンサートの後だ。
当時は、その後も、このような機会があると考えていたが、結局実現せず、ジョージのコンサートらしいコンサートは、これが最後になった。

映画への思い入れも。
失敗作も多いが、たまたま破産は免れた。
マイケル・ジャクソンとの対談の中で、WIZの話も載っていたので、興味本位で、オーダーしてしまった。
上海サプライズも大失敗。
バングラデッシュのコンサートに至る経緯も、ジョージの人間関係があったからこそ実現したプロジェクトであったことがわかる。

GENESIS本の経緯も。
今は、とんでもない値段で取引されているが、当時は、数百ドルでも高いと思われていた。

13歳ぐらいの時初めて夢中になったのが、スリム・ホイットマンというアメリカ人だったというアメリカ人だったという下りがあった。
先日、サインをゲットしたミュージシャンだ。
ギターを最初に買ったもの13歳の頃で、3ポンド半で、友人から買ったという。
そのギターは、ひどいもので、ヘフナーのギターに買い替え。
そのギターも、やはり、先日サインをゲットしたスウィンギング・ブルージーンズの前身のグループのメンバーと物々交換したという。
その時ゲットしたものヘフナー。
当時、イギリスでは、ドイツ製のギターが入手しやすかったという。

音楽論、ギター論も興味深いものが多数。
パンクなど、やかましい音楽には嫌悪感を抱いていたり、キースの演奏にケチつけたり(リズムはいいが、ソロは下手?)。

ポールへの怒りも隠さないが、時が経つにつれて達観していった様子もわかる。
それが、アンソロジープロジェクトの実現につながった。

トラヴェリング・ウィルベリーズの話も興味深い。
これも、ジョージならではのプロジェクトで、先にも後にも唯一無二。
ロイ・オービソンが亡くなって、自然消滅したが、後任を探して続ける方法を模索していたこともわかる。
ジェフ・リンとの関係は、ジョージの方から一方的に持ち掛けたこともわかる。
グループ名は、trebling we'll bury (レコーディング中に何か問題があったら埋めてしまおうの意)から来ていることも初めて知った。
これは、たぶん知っている人は知っているのだろうが。

2001年11月29日に亡くなったが、亡くなる寸前まで、慈愛に満たされた人生だった。

マニア向けだが、ジョージの生きざまがよくわかる本。
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Chuck Berry Hail! Hail! ROCK'N'ROLL

2023年07月18日 | Music
暑い日が続く。



このようなBDがすぐ手に入る時代にいるということは、幸せだ。
いきなりジョン・レノンによるチャック・ベリーの紹介から始まるが、内容は、彼の記録とライブ演奏だ。
ブルースから、R&B、ロックに移ったごく初期のサウンドが実体験できる。
いろんな議論のある人だが、ロック界にとてつもない貢献をした人ということでは、疑いようがない。
1986年に、還暦を迎えるチャック・ベリーに対し、キースリチャーズの発案で,スタートした企画だそうだ。

今のリジェンドの若かりし頃の姿もたくさん見れる。
リジェンドの多くがまだ、存命だった。
エリック、キースとのセッションでは、チャックに教わる2人が新鮮だ。
インタビューとセッション・ギグのバランスが絶妙で、エンタメとしてもドキュメンタリーとしても楽しめる。
デビュー当時のお金の話も面白い。
人種差別との闘いでもあった。

最後、ゲットバックのルーフトップコンサートみたいに、セントルイスのステージで締める。
キースとロックンロールの親子共演みたいだ。
リンダ・ロンシュタットも登場し、熱唱。
ジュリアン・レノンの登場に若干の違和感があったが、ジョン・レノンへの感謝の表れと特典にあって、納得した。
Come Togetherの件だ。
 
特典が無茶苦茶長いが、テイラー・ハックフォード監督の本作への気持ちが詰まった素晴らしい物だった。
まさに、このDVD化で、初期のロックの歴史を、当事者が存命中に記録しておきたいという監督の思いが、成就したといえる。
キース、クラプトンらとのギグの模様がまず貴重。
歴史に残る名演だ。

そして、撮影時のトラブル集。
チャックは、何度も投獄されているとんでもない?人物だが、映画本編では、偉大なミュージシャンを貫いている。
ところが撮影時は、金の亡者。
確かに、本編内でも金の話はたくさん出ていた。
確かに、ロックというジャンルを作った人だが、後のロックスターほど金持ちにはなれなかった恨みはあろう。
めちゃくちゃ契約違反?を続けた挙句、ラストのコンサートシーン撮影の時は、体調を崩し、声が出ていなかったのだという。
ただ、流石にこれでは世に出せないということで、声だけ撮り直しという。
確かに、見ていて、コンサートシーンの途中、若干違和感はあった。

ボー・デッドリー、リトル・リチャード、チャックの3人の対談も全編収録され、ロック創世記のエピソードが、超貴重。
ロックは、スピーディーな、R&Bと言い切る。
映画の、出演者の年長者は、ほとんど鬼籍に入っている。

本編で、ちょっと出たインタビューも、全編収められている。
ロイ・オービソンや、エヴァリー・ブラザーズなど、錚々たるメンバーだ。
それも長々と。
今となっては、これも超貴重。
ビートルズ以前のロックの歴史の生き証人達の生の声だ。
チャック・ベリーが、自身のスクラップブックを見ながら、自身を振り返る対談も超貴重。

ロックンロールの創始者の物語。
ロック・ファンは、一度は見るべし。
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PYRAMID CITY JAM VOL.2

2023年07月17日 | Music
昼に、伊豆から帰還。
それにしても、凄い暑さ。
車の中は、天国。



夕方、PYRAMID CITY JAM の2回目の配信があった。
1時間だが、曲作りの過程などが、紹介され、楽しいし、興味深い。
チャットで、他の視聴者の反応なども、リアルタイムで、わかる。



5時ちょうどにスタート。
最初は、ルーパーの話。
自動再生のマシンらしいが、取り扱いが難しく、解説書も詠みこなせないとのこと。
次回、配信までにマスターすることを約束させられた?



最初は、新曲の神保―(ジンボー)ダンス?
太陽に吠えろ風?



同型のTYLERに持ち替えて、M1の新バージョン。
前回のビルボードで初披露されたボツ曲を、前回のVol.1で、新バージョンで披露。
そして、またまた最新バージョンで披露されたが、どこが共通しているかわからないほど別物。
オリジナル曲もさわりだけ再演奏されたが、やはり別物。
こうやって、曲ってできていくんだと感じ入った次第。

ここで、若干フライングだったが、11月のビルボードの告知。
今回は、PYRAMID CITY JAMというお題だそうだ。
行けるだろうか。



ギターのつまみの説明も少し。
PYRAMID4の中の1曲が、本人達の知らない内に、Spotifyアメリカで、ダウンロードが増えているそうで。
Are You Putting The Move On Meという曲だそうで、これは、短い曲で全曲流された。
結構コラージュみたいな作品で、斬新。
何かのアニメのBGで使われたらしい。
版権がどうなっているのかしれないが、Spotifyでダウンロードされる分には問題ない。
山下達郎さんが、異を唱えているところだ。



これは、本チャンではなく、本チャンは、達郎さんのツアーで使用中とのこと。
達郎さんのツアーでは、ベテランミュージシャンが多い中で、初参加ということで、かなりフィーチャーしてもらっているとのこと。
ギターを弾く時に眼鏡をかけないのは、見栄えもあるが、この足元が見えずらいのが第一の理由とのことで、納得。



締めは、和泉さん作曲のStarry Skyline。
切ない。

ということで、大充実の1時間だった。
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