かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

中伊豆ワイナリー

2023年07月16日 | Other Eastern Japan

 
今日も伊豆。
素晴らしい夏空。
いよいよ、梅雨明けか?

何回か行っている中伊豆ワイナリーに行った。
今まで来た中で、最高の天気のように思う。



大きくはないが、よく管理された葡萄畑。
この暑さは、どう影響するのだろうか。



まず、ランチ。
ここでのランチは、味も雰囲気も最高だ。
そしてカジュアル。
もっと細長いイメージが、あったが、気のせいか?
それとも少し小さくしたか。
出る頃には、満席になっていた。



特注すればいただけるのだろうか。
ナパバレーのもののみのように見えた。



この建物には.製造施設と展示室も併設されている。
山梨県で見るワイナリーに比べ、小規模だが、コンパクトに楽しめる。



こちらが、ワインセラー。
厳重に温度管理されているワインセラーに入れるところは少ない。
刑事コロンボを思い出した?



ワインセラーの両脇には、オーパス・ワンを中心としたナパバレーの名品が、年代毎に並んでいる。
1979年から全てあるらしい。
いつ飲むのか?
突き当たりにあったのがこの展示。

プレ・フィロキセラワインといって、今から150年以上前のもので、1870年代フィロキセラ(ぶどう根油虫)の大量発生により、ヨーロッパの葡萄が壊滅状態になる前のワインとして貴重なものというが、いつ飲むのか?
8本で1000万円以上。
1番大きなボトルは、ナポレオン3世のプライベートコレクションからの購入というが、本当なのか?

ワインを手軽に楽しむには最高。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Defenitive 24 nights

2023年07月15日 | Music


今日は、伊豆。
大観山あたりは、凄い霧だったが、海沿いの天気は、少し涼しくなって、まずまず。
東北の日本海側は、大荒れだというので、気をつけて欲しい。

まずは、いつもの寿司屋で腹ごしらえ。



今日は、生牡蠣があったが、桜エビはなし。



金目は、しっかりといただいた。



エリック・クラプトンの24ナイツの究極盤が出た。
当初のは持っているのだが、その究極盤という。
元々このコンサートは、ロイヤル・アルバート・ホールで、1990年に18回、1991年に28回開催されたそうで、その中で、ロック編成、ブルース編成、オーケストラ編成のコンサートがあり、それぞれの編成を、BD1枚とSHMCD2枚にまとめたというボリューミーなものだ。
元は、48回コンサートがあったのだから、キング・クリムゾンみたいに全て出していたらとんでもない事になってしまう。



これは写真集兼解説だが、ボックスと共に豪華。
この豪華盤の意義は、ここの部分?
各バージョン毎の、バラ売り?もある。
翻訳もついているが、まだ、リプライズと表記されている(苦笑)。
リプライズという英語はない!



写真は、ジャケットカバーをデザインしたピーター・ブレイクのデッサンが重ねられている。
ピーターは、ご存じのサージェントのアルバムカバーを手がけたことで知られる。

CDは、基本的にBDと同じ音源として、BD3枚を通して見た。
約6時間。
全47曲。 
内36曲が未発表音源という。
素晴らしい!
ちらっとCDも聴いたけど、音が、より迫力があるように聴こえた。
セッティングのせい?

それぞれの編成において、最適なメンバーが揃えられ、思い思いの演奏を、自由に披露する。
画質、音質も申し分なく、アンプラグド前のクラプトンの集大成となっている。
聴き比べると、やはり、ロックバージョンがなければ、私は、クラプトンの世界に入ることはなかったのかなという感じ。
やはりロックのクラプトンがいて、ブルースのクラプトンもいて、総合ミュージシャンのクラプトンもいたというのが、私にとってのクラプトンだ。

だから、最近コンサートで披露することが少なくなったレイラに代表するされる初期のロック曲の演奏は、貴重。
熱のこもった名演が聴ける.
スティーブ・ウィンウッドの歌をネイサンが歌ったりもして、大胆なアレンジも楽しめる。
クラプトンのソロのギター演奏も多い。

ブルース編成バージョンは、クラプトンもいるブルース楽団という感じで、クロスロード・フェスの原型みたいな印象。

この時期、私はシカゴにいたのだが、クラプトンのツアーメンバーが、近くで飛行機事故で亡くなるという事件があった。
クラプトンのお子さんが、やはり事故で亡くなったのもこの時期ではなかったか。
それを乗り越えるためのプロジェクトのようにも見える。

ブルースメン達と、クラプトンとの競演が、歴史過ぎる❗️

オーケストラバージョンの方は、やってみた感の方が強い。
本人もそう思ったのか、その後、トライした記憶はなく、よりシンプルなアコースティックに傾倒していった。
ロックバージョンのメンバーがみな出ており、その演奏は、ほとんどオリジナルに近く、曲も重複が多く、オーケストラは、そこに音を被せるアレンジになっているが、やや贅沢過ぎ?
ただ、ベルボトムブルースのサビのところなど、いいなぁと思う部分もある。 
アンコールのアレンジも面白かったかな?
本編は、アンコールのための前座ではなかったかとすら、思える。
でも、やっぱりホワイト・ルームなど聴くとちと違う?
基本的にには、もう少し荘厳なタイプの曲、プログレっぽい曲の方が、オーケストラアレンジには向くように思うがどうか。
ロック・バージョンのバックを全員参加させた段階で、結果も見えていたかもしれない。
観客には、かなり受けている。
会場が、元々クラシック向きのロイヤルアルバートホールだったこともあるか?



これは、おまけ?のリトグラフ。
No.14178だが、例によって分母がわからない。

クラプトンファンだったら、いかが?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ROCKN ' ROLL Music

2023年07月14日 | The Beatles
今日は、昨日までよりはちょっと涼しいか。
夜、また飲み会予定。



本アルバムは、先日のYOKOHAMA STYLE会場で、ゲットした。
ギター売り場がほとんどの中で、奥の方で、ひっそりと売っていた。
保存状態が、極めて悪く、ほとんどただ。
ジャケットが、こんな感じで、カビなのか、剥げなのか、ざらざら。
輝きも半分失われている。



とはいえ、なかなか味わい深いジャケットにはなっている。



2本の親指は、ジャケットをしみじみ眺めるリスナーをイメージしている。
それほど、アルバム(LP)が、輝いて見えた時代だった。



中のパンフはなかなか充実。
この時期、今でいうプレイリストみたいなアルバムがチョコチョコ出ていて、ビートルズでは、本作のロックと、ラブと、バラッドがあったような気がする。
当然、オリジナル音源の中から選んで並べ替えただけなので、見向きもしなかったのだが、その後も、再販されたりしていて、一定の評価は得ているようだ。
ただ、イギリスのオリジナルシリーズの中には、入っておらず、番外編的な位置づけ。
アメリカ盤、日本盤も、そういった意味では番外編の一種。



解説書の保存状態も良くなく、こんな感じなのだが、当時の空気を伝えてくれるという意味では、超貴重。
まだビートルズ解散後の余熱が感じられる。



ビートルズへの想いを綴った解説が凄い。
内田裕也、亀淵昭信、渋谷陽一、立川直樹。
そして、各曲の紹介が続く。
ちょっとわからない言葉のあるが(ヴィ―・メタルって何? "へ"が抜けただけ?)、総じて不可ない解説になっている。
それにしても、この選曲をするにいたった苦労は、並大抵ではなかったろう。

ここは、当時出ていたディスコグラフィだが、統一感はない。
イギリス盤が基本だが、米国盤、日本盤が並行して販売されていて、リスナーは、どれを買えばいいかわからない。
かつ、シングル・オンリーの曲は蚊帳の外。
そういった意味では、CD化以降(イギリス盤を幹とし、マジカルを公式化し、シングルへの収録曲は、2つのアルバムにまとめた)は、整理されてきたと実感する。

ロックという切り口から、初期が多くなるのはわかるが、そこから大きく発展させたのも、ビートルズだから。
ロックの概念を壊したのもビートルズ!



パンフの最後に日本盤への想いが。
1976年1月の日本発の企画だったことが語られる。
そして、4人!の許可を得て発売されるに至ったと語られる(ホントか?)。

この時点で、そんなことが可能だったのだろうか。
下に、2つのファンクラブの紹介があるが、イモータル・・・の方のビートルズクラブは、どうなってしまったのだろうか。
並んで記載されているから、敵対関係にはなかっと思うが。
シネの方は、今のファンクラブに継承されている。



レコードは、聞いてみたが、保存状態が悪いせいもあり、音がワイルド。
このレーベルもユニーク。
最初は、針飛びしたが、ちょっと拭いたらしなくなったので、しばらく聞かれていなくて、塵がついていたのだろう。
まぁ、資料としていいか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Christopher Cross

2023年07月13日 | Music


今日は、イベント・ダブルヘッダー。
午後は、高校の先輩の講演会。
会場は、東京国際フォーラム。

大阪高検検事長から、最高裁判所判事となり、今は、弁護士という凄いお方。
法曹界の高校先輩との交流の話が中心だったが、ひじょうに面白かった。
私より7年先輩ということで、まだ学生運動が盛んだったころ。
高校でも、法曹界の方の講演では「統治行為の理論」について、激しい意見の交換?ヤジ・怒号?があったという。
はたと思い出しただが、高校の時「政治・経済・社会」という科目があって(今はあるのか?)、先生が、統治行為の理論について、批判的(裁判が判断を逃げている)な授業をしていた。
今から、思うと、その先生は噛みついていた方の学生だったのかもしれない。

その後、統治行為の理論という言葉は聞かなくなったから、判例で、国の統治や、安危に関わる重大な問題については、合憲性審査権を有する判断を行わないという形が決まったのだろう。
あまりそれが行き過ぎると、政治の暴走を招くのだが。

略式命令というのがあるそうで、被告が納得すれば、一定金額以下の罰金のケースは、審議せず、書面のみで結審するという手続き。
ただ、金額が小さくても、内容が重要なものは、審議することになっており、高校の先輩は、社会的に重要な案件については、きちんと審議すべきという主張をする人が多かったという。

部分社会の法理という考え方についても、どこまで認めるかというところで、議論があるのだという。
これも、宗教団体、政党などの内部の問題に司法権が及ぶかという議論であり、特に今、ホットなイシューになっている。

講演後のQAでは、えん罪についての質問が多く、例えば、H事件の再審について。
当事者ではないので、なんとも言えないが、論点が、時を経る毎に、ズボンのサイズ→DNA→血痕の色という風に変わっていて、延々と議論が続いてしまっているというお考え。
特に、昔の捜査は、自白に頼る捜査が多く、このようになってしまう傾向があるが、近時は、証拠をきちんと整理した上で進めているので、えん罪を引き起こす可能性は、低下しているのではないかというお考え。

最高裁は、二審までで審議不十分だったと判断される時に、審議に入るもので、実際審議するのは、法定毎に、年間30~40ぐらいではないかとのこと。
担当者が作成する書類を持ち回ることにより、審議に至らない案件の方が多い。

ということで、ひじょうに興味深い講演だった。



夜は一転エンタメ。
Christopher Cross。
初めてだったが、流石、AORの帝王だった。



デビュー40周年ということで、初期の曲が中心だったが、もちろんSailing、New York City Selenadeなど、ヒット曲はすべて網羅。
声は、当時の音源で聞くより、さすがに太くなった気もするが、コーラス隊3人が寄り添って?すばらしい演奏を連発してくれた。

MCでは、子供の頃、お父さんが軍医で日本にいたことがあり、その際、私向けのレコードをくださいとレコード屋に行った時に渡されたレコードがジャズのスタンダードだったという。
さわりだけ演奏してくれたが、たぶん1960年代初期における外国人向けの曲というと、ジャズという世界だったのだと思う。
当時を知る人ならではのエピソードだ。

会場一体となったいいコンサートだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディスカバ―・ビートルズ

2023年07月12日 | The Beatles
真夏日継続中?



気合の入った1冊が出た。
同名の1年続いたFMの番組の書籍版。
私は、ラジオは、ドライブ中しか聞かないので、本番組も最終回しか聞かなかったのだが、本書が出たおかげで、1年継続して聞いた人と同じぐらいの楽しみ方ができた。
その他に、様々な人のインタビューや、対談が、入っていて、マニアには、答えられない内容になっている。
写真は、全て、長谷部さんの写真が使われているが、臨場感があっていい。

ただ、かなりマニアックで、藤本さん、和田さん、杉さんなどのトークイベントにたびたび顔を出している私のようなマニアには、激受けするのだが、知らない人は、たぶんチンプンカンプンの部分も多いかもしれない。
激受けする読者は、ぺージをめくるたびに、ニヤニヤしたり、吹き出したりしているだろう。

本書を読んで改めて感じるのは、ビートルズの研究は奥深く、際限がないということ。
新たな音源が出たり、新たな証言が出て、これで解決と思ったら、また反論が出てきたりする。
邪馬台国論争ではないが、永遠に議論は続く。
ビートルズメンバーの発言さえ、記憶違いか、意図的かわからないが、誤っていると思われることが多々ある。
それについても、本書では、ああでもない、こうでもないと、議論をしている。

私の大学時代のゼミの先生が、私が学生の頃、シンポジューム手形・小切手法という、議論形式の書を共著で著したのだが、まさに、そんな感じの書だ。

正直、ビートルズ初心者にはお勧めできないが、中級以上者に、お勧めしたいビートルズ愛溢れる一書。
その他寄稿者も豪華。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする