皆さん こんにちは。
稼プロ!事務局の金岩由美子 です。
今日は板橋区診断士会の商店街支援活動(板橋区にぎわい店舗大賞)で「なぜかまた行きたくなるお店」を
表彰する審査員として商店街をまわってきました。
板橋区では「ハッピーロード大山」商店街が活性化していて有名です。
カードやコミュニティホールの運営はもちろん、TVでの情報発信や商店街公認のアイドルまでいます。
今回の調査で担当するエリアは昭和40年代につくられたマンモス団地があり住民の高齢化も進んでいます。
アイドルがいる大山とは対照的です。
そんなエリアで「賑わい店舗大賞」に値する店を推薦するのは困難だろうというのが最初の印象でした。
本日、実際に商店街に足を運び、その印象は一変しました。
確かに商店街は老朽化し、華やかさはありません。
どの店主も最初は「何もしてないよ」「うちはそんなのに表彰されるような対象じゃないよ」と
おっしゃいますが、インタビューをしていくうちに良いところをたくさん伺う事ができました。
どの店舗さんも共通して大切にしている事は「お客様との会話」でした。
お年寄りが多い地域にあって、話し相手になる事でお客さまの心を掴んでいるようです。
「ソフト面で勝負している」とおっしゃっていた、とある喫茶店の店主さん。帰り際にもう一度
店の前を通りかかると、お店から出てきて「さっきはソフト面で勝負と言ったけど、実はコヒー豆に
拘っていて、遠方から買いに来てくれるお客様もいる。」とハード面のウリをとても良い表情で
熱く語ってくれました。
テーマに会う店舗を推薦することが表の活動ですが、店主さんとの対話を通して、店主さん自身が自店の強みや弱み、
自店の状況を把握するお手伝いをする事が裏の目的であるように感じました。
訪問した店舗のご主人全員が、最後にはすごく良い表情で語ってくれた事は、大成功だったのではと思います。
小雨がぱらつく中、朝から商店街を歩いて疲れましたが、それを癒してくれる今夜の肴は、商店街で買った
天然物にこだわる魚屋さんの刺身です。食べたら「また行きたくなる」かもしれません。