こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
明日11日は、稼プロ!特別講義のボイストレーニングの日ですね。
そして、次回の12月1日の講義は、ボイストレーナーの宮崎絢子先生が登壇されますね。
今日は、プレゼンテーションと声の関係について、綴ってみたいと思います。
プレゼンテーションを上手くするコツは、以下の3つだと思います。
(1)聴き手を意識したテーマ設定
(2)筋道の通った論理構成
(3)コンテンツを伝える話し手の声と話し方
(1)や(2)を、重要視している中小企業診断士の方は多くいます。しかし、(3)の声について、プライオリティを低くしている人が多いというのが実際でしょう。逆にいうと、それだけに、良い声が出せるようになると、他の診断士との差別化要因になるということです。今日は、(3)について、私の体験をお伝えいたします。
今から10年前、中小企業診断協会の50周年式典で、3名の女性診断士が大会宣言をしました。その3名の1人が私でした。協会から大会宣言の原稿をいただき、それを読み上げるだけでしたが、会場にいらしていた懇意にしている診断士の大先輩から、「あなたの声が一番小さい、何を言っているのか、何も伝わってこなかった」と言われたのです。
その直後、たまたま、プロのボイストレーナーの宮崎絢子さんと出会う機会に恵まれました。
どうして、そのような機会に出会えたのかというと……
当時、私は、女性診断士の会の幹事メンバーの1人でした。そこに、私が知り合った第一印象のコンサルタントの方を講師として女性診断士の会に招きました。それが好評で、2年後、「もう一度、その方の話を聴きたい、講師に招きたい」とメンバーから言われたのです。薄謝で2度も講師にいらしていただき、その感謝の気持ちで、私自身が、その方の第一印象のコンサルを受けることにしたのです。その費用は15万円でした。その内容は、「自分は、仕事で初対面の相手にどのような印象を与えたいのか」ということをベースに、3つのコンサル(指導)メニューを選べます。私の場合は、進められたのが、(1)化粧・髪型、(2)服装、(3)話し方でした。その(3)の指導者が宮崎絢子先生だったのです。
その後、宮崎先生の教室に入会しました。2005年5月のことです。ときには、年に数えるほどしかレッスンに通えない年もありましたが、あきらめずに、継続してきました。その成果は、着実に出ていると思います。
私が学んだことを以下に紹介します。
(1)良い声を出すためには、正しい姿勢、腹式呼吸、そして正しい口の開け方が大事である(けっして、声量があるとか無いとかではない)。
(2)正しい姿勢、そして腹式呼吸による発声では、脚力が必要である。正しい姿勢は、踵重心ではない。
(3)日本語は、声の高低による表現がキーとなる。
(4)話し手の思いをいかに声に載せられるかがポイントである。
(5)聴き手の心に届き、心に響く声をだすことができるか。すなわち、語尾を聴き手の心に落とすことができるかがである(自分に語尾を落としている人が多い)。
ほかにも沢山ありますが、基本はこれぐらいと思います。
発声と話し方は、異なるスキルです。発声とは、お腹からの声が出るようになること。さらに欲をいうなら、強い声や優しい声など、TPOに合わせて腹式呼吸により使い分けができるようになることです。一方、話し方は、フレーズとして伝えたいことを、声を使って際立たせることです。聴き手に話してのイメージが伝わるように声を使ってコンテンツを届けることです。母音の発声ができるようになっても、子音を組み合わせた語句の発音ができるわけではありません。声の高低、話し方のスピード、どこで息継ぎをするのか、イントネーションなどなど、多くのテクニックが求められます。
声で損をしている診断士は大勢います。素晴らしいコンテンツを、素晴らしいパワーポイントを作成して説明しているのですが、声が伝わってこない、滑舌がいま一つという方も多く見ます。
私の研修講師仲間では、声で得をしている人も見受けられます。それぐらい、声は、評価を高くもし、逆に低くもします。
発声と、話し方は、学べば学ぶほど、奥の深い世界です。そして、良い声が出せる人の集まりは、その場の空気がポジティブで、居心地の良さがあります。みんな、自然体でいきいきと良い表情で話しをします。だから、長続きしている生徒さんが多いのだと思います。
声は、その人の生命の力であり、それが、他人を動かす力を持っていること、あらためて意識してみませんか?
次回の稼プロ!の講義の宮崎絢子先生の講義、どのような講義になるか、楽しみですね!
明日11日は、稼プロ!特別講義のボイストレーニングの日ですね。
そして、次回の12月1日の講義は、ボイストレーナーの宮崎絢子先生が登壇されますね。
今日は、プレゼンテーションと声の関係について、綴ってみたいと思います。
プレゼンテーションを上手くするコツは、以下の3つだと思います。
(1)聴き手を意識したテーマ設定
(2)筋道の通った論理構成
(3)コンテンツを伝える話し手の声と話し方
(1)や(2)を、重要視している中小企業診断士の方は多くいます。しかし、(3)の声について、プライオリティを低くしている人が多いというのが実際でしょう。逆にいうと、それだけに、良い声が出せるようになると、他の診断士との差別化要因になるということです。今日は、(3)について、私の体験をお伝えいたします。
今から10年前、中小企業診断協会の50周年式典で、3名の女性診断士が大会宣言をしました。その3名の1人が私でした。協会から大会宣言の原稿をいただき、それを読み上げるだけでしたが、会場にいらしていた懇意にしている診断士の大先輩から、「あなたの声が一番小さい、何を言っているのか、何も伝わってこなかった」と言われたのです。
その直後、たまたま、プロのボイストレーナーの宮崎絢子さんと出会う機会に恵まれました。
どうして、そのような機会に出会えたのかというと……
当時、私は、女性診断士の会の幹事メンバーの1人でした。そこに、私が知り合った第一印象のコンサルタントの方を講師として女性診断士の会に招きました。それが好評で、2年後、「もう一度、その方の話を聴きたい、講師に招きたい」とメンバーから言われたのです。薄謝で2度も講師にいらしていただき、その感謝の気持ちで、私自身が、その方の第一印象のコンサルを受けることにしたのです。その費用は15万円でした。その内容は、「自分は、仕事で初対面の相手にどのような印象を与えたいのか」ということをベースに、3つのコンサル(指導)メニューを選べます。私の場合は、進められたのが、(1)化粧・髪型、(2)服装、(3)話し方でした。その(3)の指導者が宮崎絢子先生だったのです。
その後、宮崎先生の教室に入会しました。2005年5月のことです。ときには、年に数えるほどしかレッスンに通えない年もありましたが、あきらめずに、継続してきました。その成果は、着実に出ていると思います。
私が学んだことを以下に紹介します。
(1)良い声を出すためには、正しい姿勢、腹式呼吸、そして正しい口の開け方が大事である(けっして、声量があるとか無いとかではない)。
(2)正しい姿勢、そして腹式呼吸による発声では、脚力が必要である。正しい姿勢は、踵重心ではない。
(3)日本語は、声の高低による表現がキーとなる。
(4)話し手の思いをいかに声に載せられるかがポイントである。
(5)聴き手の心に届き、心に響く声をだすことができるか。すなわち、語尾を聴き手の心に落とすことができるかがである(自分に語尾を落としている人が多い)。
ほかにも沢山ありますが、基本はこれぐらいと思います。
発声と話し方は、異なるスキルです。発声とは、お腹からの声が出るようになること。さらに欲をいうなら、強い声や優しい声など、TPOに合わせて腹式呼吸により使い分けができるようになることです。一方、話し方は、フレーズとして伝えたいことを、声を使って際立たせることです。聴き手に話してのイメージが伝わるように声を使ってコンテンツを届けることです。母音の発声ができるようになっても、子音を組み合わせた語句の発音ができるわけではありません。声の高低、話し方のスピード、どこで息継ぎをするのか、イントネーションなどなど、多くのテクニックが求められます。
声で損をしている診断士は大勢います。素晴らしいコンテンツを、素晴らしいパワーポイントを作成して説明しているのですが、声が伝わってこない、滑舌がいま一つという方も多く見ます。
私の研修講師仲間では、声で得をしている人も見受けられます。それぐらい、声は、評価を高くもし、逆に低くもします。
発声と、話し方は、学べば学ぶほど、奥の深い世界です。そして、良い声が出せる人の集まりは、その場の空気がポジティブで、居心地の良さがあります。みんな、自然体でいきいきと良い表情で話しをします。だから、長続きしている生徒さんが多いのだと思います。
声は、その人の生命の力であり、それが、他人を動かす力を持っていること、あらためて意識してみませんか?
次回の稼プロ!の講義の宮崎絢子先生の講義、どのような講義になるか、楽しみですね!