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川崎と渋谷

2018-11-16 12:00:00 | 18期生のブログリレー

稼プロ!18期生の石川 健です。

皆さん、川崎と渋谷と聞いて何を思い浮かべますか?
共通点があるようでないような二つの地域ですが、最近、ハロウィーンの関係でよく取りざたされています。

ハロウィーンなんて現在50代の私の子供の頃には聞いたことがありませんでしたが、今や多くの方が参加する国民的イベントになりました。その契機といわれているのが、1990年代後半から始まった東京ディズニーランドのディズニー・ハッピー・ハロウィーンですが、もう一つ有名なのが神奈川県川崎市のカワサキ・ハロウィン・パレードです。

カワサキ・ハロウィン・パレードは今年は10月27日・28日に川崎駅周辺エリアで行われ、参加者約2200人、見学者約12万人も集めたそうです。その様子はSNS等からも見て取れますが、整然かつ和気あいあいとした雰囲気で子供たちも多く参加しています。このパレードは、地域住民なら誰もが知るシネマコンプレックス・チネチッタを運営する企業が1997年の第1回から開催しており、主催者(責任者)がはっきりしています。まさにこの企業が20年以上にわたり、手塩にかけて育て上げたイベントといえます。

一方、最近何かと話題の渋谷のハロウィーンは自然発生的なイベントであり、主催者(責任者)がいません。ここが川崎と渋谷のハロウィーンの最も大きな違いでしょう。

責任が明確な川崎の方は、パレードを昼間に開催し、夜には街に流れてもらえるようにイベントが設計されているそうで、地元商店街への経済波及効果も大です。渋谷の方はイベントをコントロールできる主催者がおらず、夜がメインの時間帯になってしまうため、先日報道されたような騒動も発生しやすく、地元商店街にはむしろマイナスの要素が強くなります。

やはり、なにごとも責任者が明確で、かつその責任者が汗をかかないとうまく行かないものだと改めて感じた川崎と渋谷のハロウィーンでした。

ちなみに、私の近所の商店街は毎年7月に開催していた夏祭りを、あまりに多くの人が詰めかけるようになり、近隣の住宅への迷惑がかかる可能性が出てきたとの理由で、すっぱりと廃止してしまいました。責任者が明確でコントロール可能なイベントあればこのような決断もできますが、渋谷のハロウィーンは今後どうなっていくでしょう。これからの推移を見守っていきたいと思います。
コメント (3)
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