こんばんは、事務局の水口です。
今年もあと1か月ほどとなりましたね。
9月から11月の季節、例年ITに関する様々な展示会やセミナーが開催されていますが、今年は、「AI(人工知能)」に関するものが多かった、ように感じます。
今日は、AI(人工知能)がテーマです。
昔からAIが順風満帆であったかというと、そうではありません。
過去2回ブームがあったのですが、それらのブームは長続きせず、いずれも衰退の一途をたどりました。その理由は、下記の2点です。
<過去にAIブームが衰退した理由>
△ AIが、厳密なルールが定められている中でしか有効でない。
ゲームのように明確なルールがあればよいが、現実社会の課題解決には、厳密なルールが定められていないことも多い。
△ 人間が持つ膨大な知識を覚えさせようとしたが、追い付かなかった。
覚えさせる知識は増え続けており、人間がその知識を間違いなく入力することができない。
その後、AIは第3次ブームを迎えます。それに貢献したのが、下記の3点でした。
<現在のAIブームに貢献している3要素>
○ AI技術(特に、ディープラーニング)の進展
○ インターネットインフラが整い大量データの収集が容易に。
○ コンピュータの性能向上。
これらによりAIが自ら大量データで学習することが可能により、画像認識や音声認識など、実社会で活用できるようになってきています。このようなAI認識機能について、WEB上にて無料で試すことができるサイトがありますので、2つご紹介します。
■Google Cloud Vision API(画像認識のお試し)
画像認識について試してみましょう。
Try the APIと書かれている枠に、画像をDrop&Dragすると、AIを活用した分析ができます。どのようなカテゴリに属する画像であるかが数値で表されるほか、その画像の場所や属性などの結果を自動で表示します。
■Google Cloud Speech API(音声認識のお試し)
続いて、音声認識について試してみましょう。
Input Type 欄で「音声入力」か「音声ファイル入力」かのいずれかを選択、言語「日本語」を選びます。私は、「音声ファイル入力」にして、mp3の音声ファイルを読み込んでみたところ、音声がほぼ正しくテキスト化されました。お試しのため、動画の長さは「1分間まで」の制限ですが、「音声ファイル」から「テキストデータ」へ変換できることが分かりました。文字起こしに役立ちそうです。
AIを実感できるWEBサイトが他にもあるようです。
実際に試してみることで、AIがより一層身近に感じられるのではないでしょうか。
稼げる!プロコン育成塾 事務局 水口淳一郎(16期生)