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深川不動堂

2018-11-12 12:00:00 | 18期生のブログリレー
こんにちは。18期の木村祐介です。

先日、義理の両親が上京してきました。島根に住んでいるので、あまりこちらの方に来ることはありません。せっかくなので、東京で行きたいところを聞いたところ、門前仲町にある「深川不動堂」、東京駅にある待ち合わせ場所「銀の鈴」に行きたいということでした。
ぎ、銀の鈴……と思いながらも連れて行きましたが、もっと大きいものを想像していたようでちょっとがっかりしていました(ご存じない方は申し訳ありません。実物はそれほど大きなものではありません)。

もうひとつの深川不動堂はなかなか満足がいったようです。こちらは、千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺の東京別院です。古くより「深川のお不動様」として周辺から親しまれてきました。壁面が梵字で埋め尽くされた本堂は、敷地の外からでも目を惹きます。建物の中に入ると、またさまざまな仏像、絵画など見どころは多いです。

中でも一番気になったのは、「祈りの回廊」でした。お不動様を納めたクリスタルの五輪塔が、壁一面に一万体ほど並んでいます。圧迫感すら感じる狭い回廊を歩いていると、現実感を失い、神秘的な気持ちになります。お金を出せば、それらに自分の名前を入れることもできます。

さて、お寺の経営というものはどうやって成り立っているのでしょうか。一般的には、法事などで檀家から受け取る「お布施」、年会費にあたる「維持費」などが主な収入源になります。拝観料などが取れるのは一部の有名寺院だけです。檀家の数が多ければ、それだけお寺は収入が増えることになります。

現在、人口減少や過疎化が進んでいますが、お寺もその影響を強く受けることになります。檀家の減少が進めば、苦しい状況に追い込まれるお寺もどんどん増えてくるでしょう。「坊主丸儲け」などという言葉もありますが、最早そんな世の中でもないようです。

一方で「檀家制度廃止」という改革を実行し、収入を4倍にするお寺なども現れています。どんな業界でも経営努力次第では、うまくやっていけるのでしょう。深川不動堂の目を惹く外観、内観にも、お客さんを集めようという経営努力を強く感じました。

診断士にとっては、お寺経営のコンサルタントはブルーオーシャンではないでしょうか?
コメント (5)
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