東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

「聴く」スキルをどこに使うか?

2018-11-27 19:20:00 | 18期生のブログリレー

みなさん、こんにちは!稼プロ18期の杉山 佳正です。

 

今回は、稼プロ講義の受講感想について書きたいと思います。

 

 稼プロ講義は、毎回内容盛りだくさんです。前回(10/27)の講義でも、受講生のプレゼンに始まり、 補助金申請に使える事業計画作成のポイント、独立へのロールモデルの紹介、執筆企画へのチャレンジといろいろな企画がありました。なかでも私の印象に残ったのは、「聴く」スキルをテーマに、株式会社クオリティ・オブ・ライフ代表の原正紀氏を特別講師にお迎えした、「執筆のための取材ノウハウ」についての特義です。

 

 稼プロでは、コンサルタントに必要な基本スキルとして「診る」「話す」「書く」「聴く」をそれぞれ学んでいます。このうち、「診る」「話す」「書く」は講義内容をイメージしやすいと思うのですが、「聴く」の講義は自分にとって若干イメージしにくく、どのようなものになるのだろうと思っていました。

 

こうした中、受講した特別講義は、登壇されるのが、「月刊企業診断」のインタビュー記事の連載を15年以上手掛ける原講師ということで非常に期待が高まりました。内容もインタビュー取材に特化した実践的なものでした。

 

講義の中で印象に残ったことは、同じ「きく」でも、「聞く」、「聞く」、「訊く」と違いがあること、傾聴とは、「神経を集中させて聞き、受け止めること」であり、①“しっかりと集中して耳を傾ける”、②“柔らかな態度で感じよく聴く”、③“疑問点、聴きたいことは掘り下げる”、④“言葉だけでなく外観・態度など全体を観察する”、⑤最後まで聴くことが重要であるとレクチャーをいただいたことです。また、初対面の方を含め、コミュニケーションでは「つかみ」が大事であり、話のきっかけを作るために、短時間でも“共通点を見つけること”(事前準備により、あらかじめ自分との共通点をみつけておいても良い)など、ご指摘をいただきました。

 

その上で、インタビューのワークショップとして、受講生同士ペアに分かれ、“反応しないで聞く”と“よく反応して聞く”の違いを実感したり、自己紹介からスタートし、お互いの共通点を短時間で探したりしました。

 

当然、よく反応して聞くのほうが、会話がしやすく、また、共通点を意識しながら話すことで、話題が広がりやすいことを実感。聞き手でありながら会話をコントロールするという早速使えるテクニックを学んだと感じた次第です。

 

と、ここで、自分の普段の職場での振る舞いは大丈夫であるのかなと、急に不安を感じました。職場の人間関係は、上司、同僚、後輩、部下、パート社員、男性、女性、ベテラン社員、若手・新人社員などと多岐に渡ります。誰に対しても全く同じように振る舞うのは不自然ですが、相手の状況を踏まえた上でしっかりと向き合うことは必要です。とくに、若手社員に対し、気のない素振りで対応していないだろうか(ワークショップで体験した“反応しないで聞く”の状態です)。また、いつも厳しいではなく愛のある指導をいただく上司に対して、積極的に共通点を見つけるよう努力すれば、雪解けムードを演出できるのではないだろうか。そして、何より、私は、さまざまな話に対して“最後まで聴く”をきちんと実践しているのであろうか………。

 

本来、コンサルタントとしてお客様に寄り添って、課題を聞き出すための「聴く」スキルですが、身近なステークスホルダーである職場の本音を聞き出すべく、まず活用してみようと思います。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする