CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】星新一の不思議な不思議な短編ドラマ2024夏

2024-10-03 21:05:52 | ドラマ映画テレビ感想
3週にわたって再放送だと思ってのんびり、夜ドラを見ていたら、
最終週は見たことない気がすると釘付けになってしまったので
とりあえずメモっておこうと書くのである

とりあえず再放送については、前回見た中でも一等好きだった見失った表情があったので
それだけでも満足と思いつつ、そうか、この女優さん代理母の役の人だったかと
今更気づいて衝撃を受けたのである
この女優さんの演技好きなんだな俺、気づかされてしまったと思うばかり

さておき、地上波初めてだったんじゃないかと思うのだが
新作3編、鍵、買収に応じます、処刑と、硬軟多彩な感じで大変よかった
相変わらず俳優が豪華だなというのもあったけど
それぞれが短編で大変面白かった
本シリーズはちょっと映像に力を入れすぎてて、前衛作品みたいな感じがして
あんまりなーとか思ってしまっていたんだが、
それが「処刑」で見事に昇華されていて、作品の雰囲気がどうあれ
そういう物語だったなと説得されるみたいな、映像暴力を浴びた感じで
大変よかったと思ったのでありました
狂気と、割とわかりやすい寓話とでもいうような、水を飲むという行為に短絡化された人生という
こういうわかりやすいのがいいなと思いつつも、そのわかりやすさの破壊力をあげる
退廃がすぎる映像と、ここで窪塚もってくるんだというキャストの良さもあいまって
実に素晴らしかったと感動したのでありました
直線的で、深く考えすぎない、その鋭さが星新一だよなと、勝手なことを相変わらず思ってしまうが
とてもよかったなと思うのである

鍵の方もしんみりした話しだけど、これもまたよくできていて
いかにも童話のようなショートショートだなと思えて満足だったし
買収に応じますについては、LIFE味が強すぎるとか思ってみてたけど
滑稽劇として完成度が高すぎるので、これも正解だなと
役者がボケそうでボケているようで、ぼけていないけど
話しが笑わせるという、何重になってる何かもわからん感じが好きだった

と、三編の新作というか、初めて見たやつにいたく感激して
見てよかったなと満足したとメモっておくのでありました

【映画】侍タイムスリッパー

2024-10-01 21:00:32 | ドラマ映画テレビ感想
話題作とは、言い過ぎかもしれないが
なんかやたら評判よいとのことで、近所の封切二日目に見てきたのである
いやー面白かった、久しぶりに時代劇っぽいもんを見た

時代劇を扱っているというだけで、
実際は時代劇ではないし、ある種の楽屋落ち話しのようでもあるなと思ったけど
変にあれこれと考えさせられるようなこともなく、
幕末の侍がタイムスリップしてきて、現代で時代劇の切られ役をやってて、
なんとか生きていくという姿を見た
と、まぁそんな感じで、斜陽である時代劇への悲しみもあるんだが
それがメインというわけでもなく、ほどほどのコメディといったらいいか、
往年の邦画によくある笑いのシーンというのがいくつもあって、
ほのぼのとみられる大変良い映画でありました
なによりも、主役というか、主題が殺陣なのがとてもよかった

見ている層もかなり年齢高めだったからか、
館内で笑いが割と起きるというのも、視聴環境としてよかった気がする

主演の山口馬木也さんは、個人的にはとても好きな俳優さんで、
かつては、剣客商売で大治郎やってただけあって、殺陣はお手の物と
わくわくしながら見ていたわけだけども、流石にあれから年齢を重ねているからか
佇まいが素晴らしいと思うものの、やや迫力にかけるなとか思ったのであったが後述、
渋みのあるいい殺陣だし、殺陣を学ぶシーンによって、殺陣と剣術の違いがわかりやすい
八相に構えてからの上段が振りかぶりではなく、天を突くようにするという
後ろの役者さんに配慮するそれであるとか、素人にも優しい解説が
これまた物語としてもキーというか、ある種の象徴になってて大変よかった
ネタバレというほどでもないと信じるが、後半、その殺陣ではない上段を振るシーンがあって
この対比が見事だなと感激したのである
あとは、細かな部分でも、刀の重さが伝わる演技というか動作だとか、
切っ先の振れをいかになくして、竹光を本物のように見せるかというあたりが
凄くよいなと感激したのである、このあたりも昔は当たり前だったんだろうけど
今となっては、ロストした技術なのかもしれんな

笑いのシーンにも、殺陣をやたら使っていてというか、
わかりやすいギャグが用意されていて、
切られ役のオーディションというか、試験なのに気づくと切ってしまっているみたいな
天丼が相当数のパターンで披露されるのが、テンポいいギャグでもあるし、
あんだけのバリエーションの殺陣も大変だなとも思うしと
かなり面白く笑わせてもらったのであった、秀逸だったわ

最終的にその殺陣をめぐって、大型映画の最終シーンに秘策というか、
ある提案がなされて、そこからの緊張感と、入れ子式になった
殺陣を見ているのに、殺陣とは思えないようなシーンを映画として見るという
不思議なそれがすごくよかった
このあたり、撮り方というか、手法としてベタだなと思うんだが、
それこそが演出と殺陣というものだよなと思い知らされるようで
実に面白くて楽しかったのである
クライマックスも見事だったが、そのあとのオチに向かうシーンも
小気味のよい笑いで〆てる感じがとても健やかで、いい映画、物語を見たなと
なんかとても感激して見終えたのでありました
なによりも、このラストのために、序盤の殺陣シーンの迫力を抑えていたんだなと
そう結論づけたのである、山口さんの殺陣、すごみがあってやっぱり好きだわ

なにせ楽しかった、時代劇いいなーと思う一作であったわ
まぁ、時代劇じゃないんだけども

【アニメ】『キン肉マン』完璧超人始祖編

2024-09-24 21:10:32 | ドラマ映画テレビ感想
『キン肉マン』完璧超人始祖編
原作漫画の方も、この時代にキン肉マンかよと思いつつも
当時の楽しさを思い出して、がっつり引き入れられてしまっていた中、
まかり間違ったのか、一部の猛烈なファンの後押しによるのか
わからんけども、なんとアニメ化してしまって
先日まで放映されていたのである
おまけに、ちゃんとシーズン2も予告されて、
タイトル通り、始祖が出てくるまではやってくれるらしく
やたら楽しみになったのでありました

さておき、あまりにも楽しみになりすぎて、
日頃日曜日の夜とか、だいたいすぐ寝てるのに、NHKの海外ドラマ枠と被ってる都合とかもあって
リアタイ視聴をずっとして、無事、先日見終えたので
とりあえずここまでの所感をメモっておこうという内容である

丁寧に本シリーズの最初からスタートしていて、
また、声優業界のことはさっぱりわからんのだが、
似た感じの印象の声優さんが、キン肉マンはじめ、それぞれの超人をやってる
何よりも動きが昨今のアニメだから迫力が凄いと
感激しきりの内容であった
そうか、キン肉マンて、こんなに凄いアクションアニメだったのか

どっちかというとギャグアニメ、しかも、子供向けのという印象だったなと
ここで、キン肉マンというコンテンツが、漫画とアニメで客層が違っただろうと
そんなことにもたどり着いてしまったというか、
自分が、アニメから入ったくちだったなと、キン肉マン世代からすると
若い方の部類になることも思い出されたわけだが、
それはそれとして、さくさくと闘いが進むのもよろしく
悪魔超人がやってきて、ああ、ここは漫画で盛り上がったなと
再確認しながらみたいな感じであった

しかし、逆にというか、やっぱりかと思うところもあって、
テンポがここまで早くされているけども、
話しの都合上仕方ない部分もアニメだと露骨に見えてしまって、
例えば、同時に試合があっちこっちで行われるという
キン肉マンらしい展開なわけだが、一つの試合の最中にちょっとだけ他の試合の様子も出たりと
漫画だとごく当たり前に見ていた、けど、何週間ピークに踏まれてんだキン肉マンと
危ぶんだりしたところが、アニメで見てスピードアップしたにも関わらず
やっぱり同じようにというか、より明確に可視化されて、まぁ仕方ないと思ったのだが
はたして、昨今の目の肥えた若いアニメ好きがこれを受け入れるであろうかと
いらん心配を抱えたのも間違いないのである
やりようもあったような気がするけど、キン肉マンというコンテンツがそもそも
色々おかしいところも含めて面白さになるから
そういう部分には目をつむるというか、それこそ、プロレス見ているように見るべきだろうと
勝手に思っていたところが、これもまた、老害的なそれだっただろうか
なんだろう、不思議な魅力の前提が説明されないので仕方ないといってしまえばいいのか

と、考えつつも、キン肉マンという漫画そのものが、
割と長く読まないとその面白さ、あるいは、楽しみ方がわかりづらい
そういうものなんではないかと哲学的に考えてしまったのだが
考えすぎというか、味わい深い漫画である

さておいて、アニメの方はそのあたりが気になったけど
ずっと踏まれていたキン肉マンの試合がようやくとなってから
かなりいいペースでさらっと流して、かつ、カメハメとの思い出がマシマシになってたと思うんだが
それを含めつつ、風林火山という技によるフィニッシュのかっこよさが
原作以上に際立っていて、なんだかんだ、生かし方というか
演出と媒体の違いって大きいんだなと
これまた、妙な感想を抱いてしまったのである、単純に面白かっただけでいいんだが
あれこれ考えてしまう

というわけで、なんだかんだ楽しく見たし、
思った以上に動くとかっこいいアクション漫画だったと認識して、
年明けがやたら楽しみになってきたと思いつつ
見終えたことをメモっておくのである
ネメシスvsキン肉マン戦が楽しみで仕方ないが
いつごろになるやら

【ドラマ】Shrink シュリンク―精神科医ヨワイ―

2024-09-17 20:52:12 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマでありました
精神科医のお話で、そのクランケのことをシュリンクと呼ぶのが
タイトルの由来なんだそうだが、なるほど、医療というのは
医者がどうしたよりも、患者がどうしたというところに
物凄く多くの物語があるんだなと思わされたのである

うつ病、双極性障害、パーソナリティ症のみっつの事例で
それぞれの患者の戸惑いと治療の行方というのがドラマで見られるわけだけど
どれもこれも、患者役の人の演技が素晴らしすぎて、
ああこういう感じの人いるわと、精神疾患の一般化というか、
割とどこにでもある話しだなというのが、ひしひし伝わってくるようでよかった

個人的には双極性障害の話しがいたく面白くて、
ラーメン屋の店長をしていて、仕事のノルマに押しつぶされて、
障害を発症してしまったというのが、まさに、現代社会に最も多い事例だろうと
思ったり考えたりしたのであった
また、これが、双極性というやつで、鬱になったり、躁になったりという繰り返し
これが、薬によって増幅させられてしまっているとか
随分難しい病気なんだろうなと改めて思い知る次第である
描かれていたとおり、ゆっくりと見極めていかないと正しい診断はできないようだし
でも、うつ病を発症している場合は、とりあえず薬でなんとかした方がよさそうだけど
それがまた、違う病気をというのが苦しくて仕方ない毎日であろうと
想像するだけで恐ろしいと思ったのであった

結局、精神病棟に入院させられて、
その場で、自分だけは違うと思っているという気づきのシーンが
自分がいきなり放り込まれたら、同じことを考えるし
そういう風にしてしまうだろうなというのを、あまりにもリアルに演技していたので
自分もそうなのではないかと思うほど、ひっぱられてしまったのである
なんかきらいがあるというか、危ないなと思ったりしてしまう

どれも時間をかけて、少しずつよくしていくというのが大切というか
その進歩というものが見られると
なんとも安心してしまうんだなと、ドラマとしてよくできていると思いつつも
大きなお話で、先生の過去になんかあったくさいところを
匂わせだけで終わらせていて続きやるつもりがあるのか
いや、それだとしても、基本は今回と同じやつだろうと思ったりしつつ
とりあえず、久しぶりに土屋太鳳が見られて満足だったのである
アクションしなくてもよい女優さんだなと改めて思う

【テレビ】大相撲部屋対抗!大食い&歌うまバトル

2024-09-10 21:00:22 | ドラマ映画テレビ感想
お盆の頃に何の気なしに実家でテレビを見た話し
フジテレビにて、豪華といっていいのか、
ある意味低予算かもしれんという感じで、
相撲取りがただ食べる、そして歌うという、相撲ファンにはいいが、
そうでない人にウケるのか?といった謎番組をやっていたので
なんとなしメモっておくのである

タイトルの通りと言いたいところだけども、
部屋対抗ではなく、一門対抗になっていたんだが、
人気力士が、それぞれの一門下の部屋ちゃんこを食べるという
そんな番組でありました
お相撲さんだから、当たり前に食べるよなという感じでもあるんだが
相撲取りの食べるというのは、一時期にぎわったフードファイターのそれとは
異なる食べ方だろうから、なんか違うなーと思いつつも
美味しそうに食べる力士の姿は微笑ましく、
そうかと思うと、正代あたりが、あんまり食べもしない内からギブアップしてたりとか
ファンからすると結構面白いんだが、そうでない人にはまったく伝わらないだろうと
心配しながら見守ったのでありました
御嶽海とかひどすぎて無茶苦茶面白かったんだが、あれもまた、
相撲見てる人じゃないと、そのギャップが伝わらないだろうなと思ってしまうのである

歌の方は、なぜか合唱という体裁で
さらには、うたうま番組なのに高安が出てこないというのに衝撃を受けたわけだけども
若手中堅をバランスよく並べておいて、まぁ、それなりに形になってたからいいのかと
思ったりもしたわけでありましたが、
本当、テレビとしてあれは成立してたのかと疑問が浮かぶ番組でありました
個人的には面白かったが、フジテレビでスポンサー背負いながら、この番組で大丈夫だったんだろうか

と、まぁ、そんなことを考えた傍ら、
日本人の何パーセントくらいが相撲というものを知っている
あるいは見たんだろうかなと、純粋な疑問がわいたのも事実でありました
かつて、昭和という時代には、テレビで相撲取りが歌を歌うというのが
割とメジャーで、増井山しかり、なんだかんだという話しだったらしいのだが
これもまた令和となっては、相撲取りのメジャー度が著しく低いので
全国お茶の間向けとはいいがたいよなーと感じたのである
が、ここで自身もうっかりだったのだが、
そもそも若い人テレビ見ていないし、テレビ見ている世代の大半が相撲を見ている可能性が高いから
これはこれで正解なのかもしれんし、
なんなら、知らないひとがこれで相撲に興味がちょっとでも出たならOKと
協会が狙ったという可能性も否定できないかなどと、いらんことを考えて
割と、色々な方面で満足な内容だったのでは?と
そもそも、昨今のテレビ番組の在り方について考えさせられたようにも思いつつ

まぁ、相撲とさして関わりなさそうな草薙さんを司会にもってくるという破天荒ぶりといい
色々、どういう奇跡で作られた番組かわからないのだが
とりあえず、錣山部屋の納豆チーズキムチお揚げが、とても美味しそうだったなと
自分でも作ってみたいと思わされた一品を見られた僥倖を記しておくのであった

名古屋場所前に撮ってたぽいが、人選が食べる力士というくくりだったか
ただ、スケジュール合わなかっただけかわからんのだが
名古屋場所前に、テレビ愛知でやってた方が豪華だったなと思ったりして
やぱり、横綱が出てるかどうかは、相撲というジャンルを扱う上で重要だなと
改めてその存在の偉大さをかみしめたのである
若手推しというわけでもなかったが、上位陣があんまりいなかったのがちょっと残念ではあった
歌だけ、阿炎とか出てきて、稽古の方に比重おいてたんだろうなと伺ったのである
そんな中、湘南の海と玉鷲パイセンには本当、頭が下がるばかりであった

【ドラマ】ファンタスティック5 情熱のパラアスリート

2024-09-03 20:55:02 | ドラマ映画テレビ感想
NHK海外ドラマ枠でありました
パリパラリンピックにあわせての放映だと思われるが、
舞台はその前、東京パラリンピックの頃のようだが、
そこはあまり関係がなく、ちらっとロゴが出てくるくらいの話しで
パラリンピックアスリートの人間としての困難が描かれていて
それでありながら、スポ根ドラマとしてもよくできてて
楽しく見終えたのでありました

色々つっこみどころはあろうかと思うが、
最終的にはメンタルの部分の重要さ、それぞれが力を合わせることで発揮されること、
そこが終着点になっているので、個人競技の集まりから、リレー競技での栄光という
大変わかりやすい描き方で、終わってからも、ただただ幸せそうな感じが
見ていて気持ちがよかったと思うのである

障害の種類もいくつかあるけど、
その程度や、その内容の部分がドラマになっていて、
流石イタリアというと思いっきり偏見なんだが、どれもこれも
とりあえず男女の何かが挟まって仕方ないといった感じもあって
ちょっと面白いと感じたのだが、
考えてみれば、日本のドラマだって、基本そういうものかと反省したりである
でも、車いすを余儀なくされた彼氏をそうした相手が、元カレとか、
入り組み過ぎててどうかしてると思うほどだったんだが、
それでもと、愛を切望というか、信じる、あるいは、単に愛してしまうという
あのキャラクタが、いかにもイタリアっぽくて大好きだった
クリスチャンというキャラが、一番よかったと思うのである
と、まぁそこまで書いて、思いっきり男女のいざこざ絡んでたのこいつだけかと
結局そこが人間ドラマとして面白くなってしまうのかもと
書きながら反省するのである

さておき、そのほかも、家族とやら、加害者とやら、
色々といざこざがあって、それを乗り越えていくのが力になるという感じで
パラアスリートの話しではあるけども、パラスポーツ物としてはあんまりかしらと
ちょっと感じたのだけども、スポーツ事情としてのスポンサー企業ありきという
闘う意義の部分が強く押し出されていて面白かったのである
当たり前だけど、スポンサーがつくかつかないか、
スポーツマンにとってのとてつもなく大切なそれよなと思うのであった

主人公が、その成長や調整を手助けする監督なわけだが、
こっちはこっちで、結構問題があったりして、かつ、家庭に問題を抱えていてと
彼の娘たちと選手がどうのこうのとかが、まぁドラマとして面白いが
そもそも指導者としてどうなんだと思ったりしたんだけども
面白くなってしまっているから仕方ないなと感じるのであった

もっとも、そのせいで、最終回のヨーロッパ選手権あたりは
ちょっといい加減すぎるんじゃないかと、個人種目で勝てなくなったのは
完全に主人公のせいじゃないかしら、でも、それはそれとして
娘姉妹の和解のために、海岸沿いを走るぜという展開が
なんというか、いいのかそれでという気持ちが残る展開であった
まぁ、そこがだめで、でも、彼が帰ってきたことによってリレーでという
話しのすわりはいいことなんだけども、
それでスポンサー納得するんだろうか、監督としてどうなんだと
文句をつけてしまうところだが、
なんだかんだ、大変楽しく見ていたので、よいドラマだったとメモっておくのである


【ドラマ】柚木さんちの四兄弟。

2024-07-30 20:55:36 | ドラマ映画テレビ感想
よるドラ枠でした
どこ向けのなんだというのは、この枠の宿命なので
あまり考えても仕方ないのだけども、
どうやら、漫画原作だったようで、まぁ、そうかなと思いつつ見て
感想としては、子役育成ドラマなのか?といった感じでありました

話しがというのは、まぁ別に大きな問題が起こるわけでもないし
四兄弟の毎日のどたばたと、しょーもない日々がつらつらしてるだけで
まったり、流してみるのにうってつけのそれだったわけだけども、
これまでのシリーズよりも、さらに明確に1話完結で、
どこから見てもいいし、見なくてもいいというのが
結構新しいなと思いつつ見たのである

それを支えているのが、俳優なんだが、
それがまぁ、全員すげぇ若い、子役といっていいんだと思うのだが
小学生くらいから高校生くらいまでの、あれやこれやがそれぞれのキャラクタをちゃんと演じてて
えらいなーというか、上手いなーと、演出の妙もあって
おかしなことなく、いや、そもそもおかしいだろという感じだけども
まぁいいやと観てられる形にまとまってるのが凄かったと思うのである

なんだかんだ、イッセー尾形とか、見ていて安心できるというか
一人いるだけで、ちゃんとドラマにしてくれる役者も
ところどころに配置していたおかげで、序盤というか、
近所のおじいさん絡みの話しが大変面白かったというか
独特の魅力があるよなと思いつつ見て
あとは、こなれてきたというか、視聴者的にも慣れてきて
青春でもない、ただのどたばたを見てほのぼのする
それで、なんだかんだずっと見ていられたそんなドラマでありました

この内の何人かが、朝ドラだとか、大河だとかに出てくるんだろうと
それを楽しみにしつつ、ドラマとしてどうだったかといわれると
まぁほのぼのしていた、普通のお話だったと
メモっておくのである

【映画】キングダム 大将軍の帰還

2024-07-23 21:05:57 | ドラマ映画テレビ感想
とりあえず3作付き合った以上、おそらく一つの終結を見せてくれるであろう本作を
しっかり見てきたのでありました
人気シリーズとなったおかげなのか、結構老若男女問わずで入ってて
大したもんだなと感心したのでありました

さて、中身はといえば、当然のごとく前回の続きで
しかも前回が相当いいところで終わっていたので、
よくそこから1年待ったなと自分でも驚きなわけだけども、
漫画の方の流れをまったく忘れていたので
どういう決着になるんだったかと楽しみに見て
そして、満足して帰ってきたのでありました

まぁ、あれこれ語る必要もなく、ただただ、大沢たかおさんが仕上げてきた
それを満足に見続けるというだけのものだったと思うばかり
体を仕上げていたのは、前作の時から凄いなと思っていたけど
それを駆使してのアクションが見事で、大変よかった

基本的にアクション映画なので、前半で、ホウケンと闘う信とキョウカイというシーンがあり、
それとはまったく別次元の、ホウケンと王騎の戦いがあって
どちらもかなり面白かったわけだが、とりわけ、王騎戦が実にすばらしかった
完全に漫画だという絵作りもさることながら、それをアクションで再現してしまっているのがよい
キングダムの漫画特有の、ウルァアアアってぶん殴られると
馬ごと吹っ飛ばされるというそれが、ちゃんと再現されていただけで素晴らしいと感激し
そこが嘘臭くない、いや、嘘なんだけど、その迫真が素晴らしいと
ドでかい矛を振り回すという、現実的ではない絵面が
本当にそれで戦いになっているという、あんなでかい武器振り回して
速い殺陣になってるのが見事で、凄く面白かったのであった
長い得物の殺陣って、ああやってやるんだなと、刃部分を軸にして、
柄を体の周辺でうまく扱う、いわゆる鎬の動作がかっこよくて
無理がないというか、漫画的な動きに説得力があって
素晴らしくよかったと思うばかりでありました

そこらあたりだけで、語りつくせてしまえそうだったわけだが、
それ以外でも、トウの扱いがよいというか、ちゃんとファルファルしていたのが見事で
こっちもまた、ちゃんと漫画を実写アレンジして再現を絵として成立させていたのがよくて
キャラも、漫画とはまた違った感じの副官といった姿がよかった

原作どうだったか忘れたけど
まぁ、映画で、主役は信だからそうなっちゃうけども、
最後に信が戦の総括というか、まとめてしまうのは流石に違和感がと思ったけど
おおむねとても楽しかったのでよかったとメモっておく
しかし、集団戦というか、いわゆる戦争というのを描くに際して、
漫画だと不思議でもない気がしていたのが、やっぱり実写だと無理あるなという感じ、
特に物語の都合上、スポーツの結果みたいになっちゃうのとかが
気にならなくもないのだが、こういう物語の宿命だろうかと思ったりもしたのであった

ともあれ、ひと段落というか
楽しく見終えたので、シリーズとしてはここまででいいかなと思ってしまっているのだが
続編作られて、はたして見に行くか、どうしようかなと考えているのであった

【ドラマ】燕は戻ってこない

2024-07-16 20:55:07 | ドラマ映画テレビ感想
NHKドラマ10枠だったんだが、
なんといっていいのか、形容しがたい気持ち悪さといっていいのか、
面白いと素直にはいえない、独特の魅力というか、
やはり、気持ち悪さといった方がいいな、
そういうドラマだったと思うのである
別に、グロいとか、なんとかという気持ち悪さではなくて、
人間の性格というか、行動や感情、信念といったものについて、
各自がそれぞれの倫理に従って行動する結果が、
そもそも、倫理的にどうかという事象に関わってという感じが
なかなかに気持ち悪いという、感覚、感情を引き起こすようで
素晴らしかったと思うのであった

代理母という仕事を行うという主人公の浅はかさと、
その浅はかさの上に奔放というか、責任のなさみたいなのと無知、
そして厚顔さといっても差し支えないような図太さ、
それは無知からくるから、ある種仕方ないようにも見えるけど
なかなか、出てくる全員が、なにかしら人の神経逆なでするような感じがあって、
それが、立場や回が変わるたびに、持ち回りするように
みんながどこかしら悪いというか、気持ち悪いといった感じになってて
結局人間誰でも、そういうところがあるよねという短絡ではなく、
ただただ、事象によって、気持ち悪くなっているような
こちらの気分もまた、自分の倫理に基づいて気持ち悪いと思っているだけなのかと
考えさせられたりしながら、
それはそれとして、内田有紀可愛すぎるなと思ったりして見ていたのである

テーマに、代理母の是非があったかというと
そういうことではないんじゃないか、これは人間の浅はかさというか
身勝手さをただただ描いただけなんじゃないかと思ったりしたのであるが、
結局、同僚で名古屋で外国籍の彼と結婚出産した友人が
幸せというものであったのか、その対比もまた
さほど影響力を持っていないようでもあったけど
ラストの旅立ちがこれまた、主人公の身勝手さにしか見えなくて
どうしても、こいつとは相いれることがないなと強く思いながら見たのでありました

あのラストで、何か新しいものへと向かうとか、
肯定的に見て取るという向きもあるのだろうけど
自分には、そう見えなかったというか、これまでの身勝手さが
また、そのまま身勝手に続いていくと
そんな風に見えたドラマだったのだが
面白かったと思うのである

【アニメ】鬼滅の刃 柱稽古編

2024-07-09 21:05:52 | ドラマ映画テレビ感想
やってました
そして、最終決戦はやっぱり劇場版になるんだそうで
かつ、3部作とか、終わるのいつだよという気持ちになってしまったのだけど
なんとか長生きして、見終えねばと思ったり考えたりのこのごろであります
原作、ここから結構長かったような気がするんだが、
映画3本というと、7,8時間くらいになるのか、
それだと、テレビシリーズでやっちゃってもよくない?とか
色々考えたんだけど、まぁともあれ楽しみでありますね

と、先の話しばかりしてもアレなので
ちゃんと感想をメモっておこうという試み

正直、箸休めみたいな感じだったろうと思ってみていたのだけど
どこに有り余った資金を投入しようかと手ぐすねしてたんじゃないかと
炭治朗が岩を押すシーンとかに並々ならぬ動画を見たように思ったわけだが
それよりも、柱の動きとかに入れてほしかったなと思っていたら
最終回にタメに溜めた甲斐があったというもの、
岩柱が、もはや地上波ではとらえきれないほど動きまくるし、
無惨が、ものすごく丁寧に歩いてくるし、
何よりも、産屋敷大爆発が、すさまじいCG使いっぷりに、どうかしてやがると
ほれぼれしたのでありました
無惨と邂逅してからの柱大集合シーンとか、
ちょっとカッコよすぎだろうと、思わず身を乗り出すほどにわくわくしたんだが、
あれが、原作通りだったと、まったく記憶になくて
アニメってすごいなーと感心して見ていたのでありました
各柱が、呼吸を駆使して近づいてきた瞬間にワープとか、
幼少のみぎりに遊んだ、SFCのなんかで、あんな感じのRPGやった気がすると(最終決戦で仲間とはぐれる展開)
よくわからん記憶を揺さぶられたりしつつ、
男子がとても楽しいそれが、ふんだんに盛り込まれていて
とてもとても楽しんだのでありました

結末を知っているというのが残念だと思ってしまったところでもあるのだけど
何も知らないで、無惨がとうとう御屋形様の根城を見つけて襲ってきた
そして、柱が間に合いそうで、絶対間に合わない絶望感
あれにつなげるために、たらたら喋りに付き合う無惨がまた、
嫌な奴っぽさ全開で最高だなとほれぼれしたのである
さらに、珠代さんが一発くらわした後のDV夫みたいな罵りっぷりとか
実によい、あれでこそ無惨という感じがして、凄くよかったのでありました

結局最終回に思いっきり持ってかれてしまったので、
途中どっかよいところあったかといえば、岩柱の過去の話しで、
あいつ強すぎだろうと、改めて思い知らされたところくらいで
オリジナルと思しき、蛇と風と霞が立ち稽古してるシーンとかがかっこよかったなと
記憶にある程度であるものの
全体的には静かな感じというか、思った以上にあいつらムキムキになりすぎじゃね?と
そっちの方に気をとられてしまったのであった
なんだかんだ、半裸の男子が、うずらうずらしている絵面ばっかりというのは
猪之助だけで間に合っとるなと思ったのであった

善逸が唐突に真面目になったあたりとかも、
ここだけ見ているとわけわからんなと、超かっこよく落下していたわけだが
はたして、原作もそうであったか、もうわからないのだが
とりあえず、なんだかんだすごく楽しかったと思えたので、あとはいつからいつまでに
完結してくれるのか、それが気がかりなのでありましたとさ
ここから5年とかかかってしまうんだろうか、そんなのキッズは絶対離れてしまってるだろう(すでに)
誰のためのなんの映画になってしまうんだとか、
その対象となっている身分として心配するのであった
まぁ、キッズ多いと見に行きづらいからいいんだけどさ

【ドラマ】広重ぶるう

2024-07-07 21:46:54 | ドラマ映画テレビ感想
NHK時代劇枠でありました
BSの方でやってたやつだよなと知っていたんだが、
どうも、もともとは一本のスペシャルドラマだったようで、
それを地上波用に3分割して放送だったとのこと
だからかと思わなくもないところがいくつか見受けられたというか、
3話仕立てにしては、起伏がそんなにないなと思っていたのでありましたが
一本のドラマで見たら、それぞれで起伏ができていたということかと
合点がいったのである

さておいて、時代劇であるし、江戸を舞台にしたそれだったわけだが、
見た感じでは、それこそスペシャルドラマというやつだなという感想で、
これはこれで嫌いではないけど、いわゆる時代劇を見たというそれとは
ちょっと異なるものだったわけで、
奥方を扱った、いわゆる朝ドラっぽいそれでありました

話しとしては、広重が一本立ちしていくという史実なのか、
ともかくそういう生涯にあわせて物語は進むわけだが、
それを支えていた奥方の健気さというものが一等のところで、
人情話しとして好きなジャンルでありましたが、
それならそれで、もっと時代劇っぽい、というか、落語っぽい感じに仕上がってくれればなどと
詮のないことを考えたりしたのである
なんというか、しっとりしすぎで、広重がともかく才覚を発揮するために
あれこれ頑張っていたところが、ほとんど見えない、見せないというのが
奥ゆかしいといえばいいんだが、ラストであまりにも儚く終わってしまうのが
悲しすぎると思いながら見たのである
でも、一本で通してみていくと、この3話にあたる部分がクライマックスで、
2話から、3話冒頭にかけての、スターダムに駆け上がる姿からの急転というのが冴えて
いい話しに見えたんだろうななどと思ったりしたのである

まぁ、そのあたりは私の見方もだらっとしてるからいけねぇと思うばかりだが、
それよか、版元といっていいのか、パトロンとなってくれた高島弟が抜群によくて
一筋縄ではないやりてっぷりが、実に素晴らしかった
演技もさておきながら、その癖のあるキャラクタが見事で
この物語において、一番活躍したのこの人じゃないか、
この人のおかげで、まず、広重が当たったんじゃないかと思ってしまったわけだが、
まぁ、それをたきつけたのもまた、奥さんだったのだから
それはそれでよいのかと思うのである

同僚も気のいい奴ばっかりだったし、そこそこ嫌なやつも出てきたけど
まぁ、そういうのとなにくそとやっている暇もなく、
広重が広重になっていく姿を見ていくというのが気持ちよかったので、
途中、北斎もまた、いかにも北斎ってな感じで出てきてよかったわけだけども
この時代のあれこれは、奇人揃いで面白いなと
時代劇枠じゃなく、やっぱり、スペシャルドラマ枠で見るというのが正解だと
ドラマの作りについて、結局すごく納得したのでありましたとさ

なんの感想なんだ

【ドラマ】茂七の事件簿 ふしぎ草紙

2024-07-02 21:04:09 | ドラマ映画テレビ感想
NHKで細々続けていただいている時代劇枠でした
再放送で、結構古い作品だったみたいでして、
高橋英樹さんが若い、はつらつとした茂七親分をやってるんだが
まぁ、親分という感じではなくて、どう見ても武家だよなと思ってしまうんだが
それはそれとして、SFめいた話しと見せかけて、
しっかりと人情話しをやっている、宮部みゆき得意のそれを
見事に演じられていたと思うのである

結構やるせない話しが多いのではあるが、
序盤の軽妙な雰囲気とかが心地よくて
いかにも、江戸を舞台にした時代劇候といった感じが
そういうのを見たいという需要を完璧に満たしてくれていたので
安心して見るといった感じでありました
とりわけ、今シリーズでキーとなる、屋台の主人周りが素晴らしく、
原田さんがかっこいいのはわかっていたことながら、
地回りの男を本田博太郎さんがやってて、こいつが本当に素晴らしくよかった
相変わらずのあの感じで、物事をさほどわかってなさそうなのに
妙に偉ぶるというか、茂七にもなんだかんだつっかかるし、
粗忽な部分もあり憎めない、そんなところがキャラクタなのか演技なのか
もはや区別がつかないくらい、物語の住人として完璧で
出てくるたびに、別に何をしているわけでもないのに
一人大仰になってる姿が、面白くて仕方なかった、本当、大好きだわ

最終的には、耳かき職人として名をはせそうになるというあたり、
その金策というか、お金のあれこれも含めてのオチが
最後の話しにとても明るい内容として用意されていたのが
ドラマ全体としてのイメージをすごくよくしてて、
切ない親子の話しでありながら、その裏というか、関係のないところで
親分が、ある意味しょーもない岐路にたっていたという事実が面白くて
のんびりしてるけど、楽しい時代劇を見られたと
大変満足して見終えたのでありました

知らなかったんだが、かなり名シリーズだったと見えてシリーズ3作あるそうで
もしかしたら続編も再放送するのか、ちょっと見守るのである
なんだかんだ、古いのの再放送だけでも十分面白いから
NHKの時代劇シリーズはいいなぁ

【ドラマ】岸辺露伴は動かない 密漁海岸

2024-06-25 21:05:32 | ドラマ映画テレビ感想
いまさら?という感じながら、レビウ書こうかどうしようか
思いながら月日が経ってしまったのである
映画で一区切りと思っていたら、ファンの間でも
これは見たいといわれていたタイトルが無事映像化されて、
内容も、第四部のアレンジを含めてだから
個人的に凄く楽しめたのでよかった一作でありました

いまさらあれこれ語るのもといった感じであるけど、
改めて思い知ったのは、小劇場っぽい作りが
この作品の肝なんだなといったところで、
映画が、思ったほどではなかったという無責任な感想を抱いたのは
たぶん、大げさにするのが根本的にあわないのではないかと
今回の、登場人物をぎりぎりまで削ったかのような、
でも、全くそこに違和感はあるはずもなくて、
狭い中で、少ない人数があれこれとして物語が進む
そこで扱われる不可思議がとても楽しいと、キャラクタの上限人数と
物語との比重が絶妙なバランスでないと成り立たないのかもと
思ったりしながら、今作それがいかんなく発揮されていて
かつ、演者にえらい大変さを強いている物語だと感じつつも
見事に描き切られていて、最高に楽しかったと思ったのでありました

まず、前半のレストランシーンで、第四部でも屈指の面白さだと思っている
トニオのレストランシーンが、まさに秀逸の言葉以外がなく
ドラマ上、露伴と泉くんの二人が、それぞれ億泰をやってるのが最高に楽しくて
それぞれのキャラクタのままでありながら、めっちゃジョジョっぽい感じで
オリジナルなのに原型がわかるといったらいいか、
なんつーか、的なところが最高によかったと思うのである
特に泉くんが、真逆というか、まったく億泰から離れたキャラなのに
違和感なく演じて、かつ、泉くんならそうだし、億泰もそうだったというか、
なんといったらいいか、とてもよかった
それを受けたからでもないが、俺の方がと気概が感じられるほど露伴の演技も抜群で
高橋一生のなみなみならぬ情熱が感じられて、
これもまた、露伴のまま億泰だったのが凄くよかった

ま、そこまで書いておいて、肩から垢が出る話は仗助のほうだったっけ?と
記憶にないのだけども、ともあれ、あのレストランの出来事の再現に
まごう事なきものをみたと感激したのである
一応のつじつま合わせで、怪しげな毒を見事に昇華させて医食同源にするというのは
こじつけも甚だしいけど、そんなところは、まさにこじつけてもらって
ちょっとでも納得できればそれでよしといった気分で見ているから
全く気にならなかったわけだが、そこもよくよく考えられていて
後半の密漁に関しても、倫理上、密漁を成功させてはいけない、
実際は密漁したという事実もどうなんだというところは、不問にしてしまうような展開が
まぁよくできてるなと感心してみたわけだが
いずれにせよ、よくできていて、最高に楽しかったのである

終わりに、イタリアでのロケを示唆するかのようなセリフで終わって
また映画化するつもりなのかとわくわくと、そこまでせんでもと思ったりしたんだが
その後に、主演二人が結婚という報を見て、おめでとうと思うと同時に
これは、もう二人がそろうドラマは作られないということにもなるのか?と
よくわからん慣習(夫婦が一緒に働くのはどうかしら)を思ったり考えたりしながら
とりあえず、今作凄く楽しく見終えていたというお話である

【ドラマ】6人の女 ワケアリなわたしたち

2024-06-18 20:49:52 | ドラマ映画テレビ感想
NHK海外ドラマ枠でありました
のっけから人跳ね飛ばしたりして、これはサスペンスかミステリなのかと
こわごわ見ていたんだが、結局のところそれすらも笑い話しで、
癌を抱えた女性6人が山へ登るというお話だったわけで、
そこに6人それぞれの事情が絡んでいてと
最終的にはビターエンドっぽくもありながら、割と幸せな情景で終わって
なんか、いい話しだったんじゃない?と
思ったりしたのでありました
色々と夢見すぎというか、ご都合な感じだけども、
それが気持ちよく終わるので、まぁいいかと
楽しめるドラマだったと思うのである

とりあえず6人の女それぞれが、それぞれに大変面倒な女で
さらに、姦しいとはよくいったというくらいやかましいし、
喧嘩するわ、すぐ仲直りするわ、情緒不安定すぎるだろうと
思ったりもするんだが、癌を患っているからこそというでもなく、
いや、それもやっぱり影響あるんだけど、
そのことによって、様々に心内に抱えてしまっているものとの対峙とか
そこに至るまでの経緯が少しずつわかってくると
なんというか、別の感情が沸いてくるようでよかった

それぞれが抱えているものは、結局、人間関係なんだけど
それが癌にかかったということで、ぐらついている、
そこを出発点にして悩みが膨らんでいくという姿が
すごくよくわかって、なんともつらいのだけど
その辛さと、体の辛さもあわせて、乗り越えるために象徴的な登山
そしてハプニングというのが、まぁ楽しいドラマだったと思うのである

最終的には、白昼夢のようにして終わるというのが
非常によかったというか、あれは誰が見た夢だったのだろうか、
もしくは、癌を患ったみんなはあの瞬間に出会っていなかったんだろうかとか
ビターなことも思ってしまうのだが
映像として、ただ幸せなそれとなっているのが
なんとも救われるような気分になって、とてもよかったと感心したドラマでありました

とはいえ、旦那が浮気してたからって跳ね飛ばして無視というのは
アメリカらしいというんだろうかと、ちょっと考えさせられたのである
アングロサクソンは頑丈だからあれくらいどうってことないのかもとか
見当違いなことも思ったりしたのであった

【ドラマ】パーセント

2024-06-14 21:05:31 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマでした
個人的にははずれだった、正直に書いておくと
大阪局のドラマで、こういう感じのやつは当たったためしがないなと思ってしまうんだが
狙いはわかるんだが、あまりにもあけすけすぎて
鼻白むというか、どうも自分には合わないなと思いながら
でも、ちゃんと最後まで見たのであります

障害者を扱った内容で、ある意味、このドラマのメタ的なというか
入れ子的なドラマになっていたわけだけども
そういう作りとか、狙いとか、やってることとか、
そういうのの計算みたいなのはよくわかるんだけど
それだけ、そういう組み立てだけという感じに見えてしまって
どうもはまれないのでありました
要素があまりにも組み合わせを考えられすぎているような気分で、
なんか、ご用意しましたと見せられているような気分になってしまうのであった

まぁ、そんな文句たらたらなのはよくないと思いつつも
何かこれはというのがあったかと考えたりするのであるが
障害者の人が出ている、それだけといってしまうのも気が引けるんだが
それこそ、そういう人を使ってそういう主張をするという
ごく当たり前のことをしているだけなわけで、
なんか、もうちょっとひねりというか、違う形で見たかったようなと
思ったりしたのである

ドラマの現場というの、そして現場をまわすということの大変さというのは
ちょっと面白いところだなと、脚本が逃げたり、怪しげなえらい人が
とんでもない脚本家を連れてきてみたり
そのブレストが、結構トレンディな感じだったりと
描かれているそれこれが、若干古いんじゃないかと思ったりしたんだが
案外今でもあんなもんなのか、テレビを作るという側の話しは
面白いなと観ていたのでありました
大変な仕事だなとつくづく思い知らされる、絶対やりたくないな

しかし、わざわざドラマにして、そういう人を出すということは
やっぱり、そういうことに何かしら意味がないとと
ドラマだからこその枠にとらわれてしまうんだろうなとちょっと感じた
そういう意味では考えるきっかけとなる物語だったと思うのである
実際、働いていてそういう人たちが結構そばにいるわけだけども、
それは別にそういう人として普通にいるので、特に気にしないんだが
いざドラマとなったら、やっぱりそこに意味がとなると
妙なことになるというのが難しいところなんだろうなと
いわゆるモブとして存在するのか、そうではないキャラクタとして存在するにしても、
その個性をどうするか、そうじゃなくてもいいけど、たまたまそうである
そんな風になるのが一番なんだろうけど
だいぶ難しいことだなと、見る側も作る側も、色々考える余地のある題材だと
思ったのでありました