CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

昆虫学から見た、モスキート

2004-06-30 23:17:12 | 昆虫学
モスキート襲来
そんな季節となりました

この蚊という生き物がかなりのくせ者で、夜に
なぜか耳元を飛ぶ、もしくは、足の裏とか
掻くのを困るようなところを刺す
という全く、人類においてかなり上位に位置する敵であります

さて、このモスキート
誰もが困っているせいか
おいらみたいに、過去昆虫となんらかの関わりがあった人間には
ゴキブリ退治と同程度の頻度で質問を受けます
その度に金鳥でも、アースでも蚊取りを炊いたらいいんですよ
誰でも解る答えしか返せないんですが
本当の話しをしておこう

5回も刺されれば、慣れる

これが蚊に対する最も良い答えです
間違いないです
野外定点観測とかしてる時そうだもの
かつてヒラズオオアリというアリを研究している同期がいたんですが
彼がそのアリの巣を定点観測(24時間、その行動を記録する)行っていたんですが
もう、野外で、しかも夜行性だから夜の観測が重要で
夜中、血管にそって蚊が行列を作ってたかっていたという事実があるように
刺されないようにするというのが無理なのだ
奴らも生活がかかってる、必死だ、薬が一番早くて確実なのに
それがいやだというなら、慣れるしかあるまい

で、蚊のかゆみですが
実は結構慣れたら、平気なもので
基本的には、一度さされてかゆいなと思ったところは
絶対にかかない、そして、まったくの無視をきめる
これを続けていると、人間の身体は立派なもので
少々のかゆみなぞ気にするわけもなく

すっかり、蚊が怖くなくなるわけであります
さ、そういうわけで、明日から蚊に困っている人々は
我慢するという、日本古来から伝わる伝統芸能を試すのをお勧めさせて頂きます