京都 ものがたりの道 著:彬子女王
歌集かと思って読んだのだが、
京都の道をテーマにした、エリアガイドでもないけど、
歴史と今を紹介する短編コラムを集めたものだった
新聞連載をまとめたものだそうで、京都の様々な通りにちなんで話しが、
ご自身の体験とともにつづられていて、京都のこともわかるのだけど、
宮家の人の日常を垣間見えるという点でも
大変興味深い一冊でありました
それぞれの道の成り立ちが、主たるところは秀吉の治世による部分だという説明は
よくある歴史書でも知ったところだけど、実際にそこを歩いてどう見たか
どう感じたかという添えた文が魅力で、なるほどと思いながら
同じくたどったかのように感じられるよい読み物だった
私信をかねているわけでもないだろうけど、
やはり御身分から、つねに側衛というボディーガードが付き添っていて、
そちらへの感謝の言葉が多々見られるのがよかった
それが当たり前である毎日というのが、不思議だけどそれを普通にしてきた人の感覚で伝えられて
なるほどと感じさせるところが多かった
結構散歩をなさるようで、それについていくすがら、京都府警の様々な担当の方と
あれこれと語りながら歩くのがよいということだが、
この役目は結構大変だろうなといらんことを考えるものの、
文章から伝わる魅力から、本当に誉高い仕事なんだろうとうかがえて
羨ましいでもないが、不思議な感覚になったのである
当たり前ながらの育ちのすばらしさ、言葉選びに感心というか
感激に近いものを覚えたのだが、
下立売あたりのエピソードだったと思うが、
やや痴呆のケのあるご老人と出会った出来事で、その方を「おじいちゃま」と書かれているところに
なんともいえぬ奥ゆかしさというか、いいなーと思わされたりしたんだが
ここでの京都府警の活躍の描写もすばらしくて、
街歩きルポとしても、ドキュメンタリとしても読みごたえがあるなと
面白く読み終えたのである
歌集かと思って読んだのだが、
京都の道をテーマにした、エリアガイドでもないけど、
歴史と今を紹介する短編コラムを集めたものだった
新聞連載をまとめたものだそうで、京都の様々な通りにちなんで話しが、
ご自身の体験とともにつづられていて、京都のこともわかるのだけど、
宮家の人の日常を垣間見えるという点でも
大変興味深い一冊でありました
それぞれの道の成り立ちが、主たるところは秀吉の治世による部分だという説明は
よくある歴史書でも知ったところだけど、実際にそこを歩いてどう見たか
どう感じたかという添えた文が魅力で、なるほどと思いながら
同じくたどったかのように感じられるよい読み物だった
私信をかねているわけでもないだろうけど、
やはり御身分から、つねに側衛というボディーガードが付き添っていて、
そちらへの感謝の言葉が多々見られるのがよかった
それが当たり前である毎日というのが、不思議だけどそれを普通にしてきた人の感覚で伝えられて
なるほどと感じさせるところが多かった
結構散歩をなさるようで、それについていくすがら、京都府警の様々な担当の方と
あれこれと語りながら歩くのがよいということだが、
この役目は結構大変だろうなといらんことを考えるものの、
文章から伝わる魅力から、本当に誉高い仕事なんだろうとうかがえて
羨ましいでもないが、不思議な感覚になったのである
当たり前ながらの育ちのすばらしさ、言葉選びに感心というか
感激に近いものを覚えたのだが、
下立売あたりのエピソードだったと思うが、
やや痴呆のケのあるご老人と出会った出来事で、その方を「おじいちゃま」と書かれているところに
なんともいえぬ奥ゆかしさというか、いいなーと思わされたりしたんだが
ここでの京都府警の活躍の描写もすばらしくて、
街歩きルポとしても、ドキュメンタリとしても読みごたえがあるなと
面白く読み終えたのである
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