異国の味 著:稲田俊輔
日本外食史や、洋食の歩みといった感じの内容で
大変面白かった
読みやすいエッセーで、中華料理や、フランス料理といった
いわゆる料理ジャンルでわかりやすくくくられているので、
なるほどなと思いつつ、蘊蓄やお勉強的な内容になりすぎずに
それでいて、教養っぽさがあるという
非常に面白い読み物で、もうちょっと読んでみたいと思わされた
著者自身が無類の外国現地料理好きの様子で、
だからこその着眼点から、日本における洋食に代表される
多国籍な料理、そのジャンルのローカライズに関して鋭い指摘が入っていて
非常に面白い、特に自身も外食の仕事をしているからか、
シビアな経営目線というか、結局売れないとなぁという仕方なしが
物凄くよくわかって書いているところが、忸怩たるものが滲んでいるものの
だからこその日本における外国料理を志す難しさみたいなのが
伝わってきてよかったのだった
イタリア料理やスペイン料理といったものは、
確かになんとなしイメージできるけど、ドイツ料理というのは
おおよそピンとこないもので、それがまた、えらい美味しいらしいという
このレポートめいた内容だけでおなかすいてしまいそうだったんだが
現地の味を忠実に再現しているものの面白さというか
美味しさ、だからこそのニッチというのの難しさが
食べてみたいけど、商業ベースに乗せようとすると
結局東京みたいに人が多いところしか無理なんだろうなという現実も見えたりして
興味深いのでありました
オチというか、この本のトリにふさわしい料理として
「東京」が挙げられているところがよろしく、
東京ローカルの美味しさというものが、日本人ですら知らない
結局外国料理もあれこれあるが、地方それぞれの味というものがあって
それが東京にも存在している、そして、住んでいる人は
それが普通だと思っているから、もどかしいめいた話が
マニアの眼の付け所だよなと思ったりするのだけども
なんとなく理解できて、そして、とても楽しいと思えたのである
残そうとして残るものなのか
そのあたりはわからんのだが、
現地風の現地もまた、変わっている可能性も考えたりすると
料理というのは奥が深いというか、一つがないように思える一冊だった
日本外食史や、洋食の歩みといった感じの内容で
大変面白かった
読みやすいエッセーで、中華料理や、フランス料理といった
いわゆる料理ジャンルでわかりやすくくくられているので、
なるほどなと思いつつ、蘊蓄やお勉強的な内容になりすぎずに
それでいて、教養っぽさがあるという
非常に面白い読み物で、もうちょっと読んでみたいと思わされた
著者自身が無類の外国現地料理好きの様子で、
だからこその着眼点から、日本における洋食に代表される
多国籍な料理、そのジャンルのローカライズに関して鋭い指摘が入っていて
非常に面白い、特に自身も外食の仕事をしているからか、
シビアな経営目線というか、結局売れないとなぁという仕方なしが
物凄くよくわかって書いているところが、忸怩たるものが滲んでいるものの
だからこその日本における外国料理を志す難しさみたいなのが
伝わってきてよかったのだった
イタリア料理やスペイン料理といったものは、
確かになんとなしイメージできるけど、ドイツ料理というのは
おおよそピンとこないもので、それがまた、えらい美味しいらしいという
このレポートめいた内容だけでおなかすいてしまいそうだったんだが
現地の味を忠実に再現しているものの面白さというか
美味しさ、だからこそのニッチというのの難しさが
食べてみたいけど、商業ベースに乗せようとすると
結局東京みたいに人が多いところしか無理なんだろうなという現実も見えたりして
興味深いのでありました
オチというか、この本のトリにふさわしい料理として
「東京」が挙げられているところがよろしく、
東京ローカルの美味しさというものが、日本人ですら知らない
結局外国料理もあれこれあるが、地方それぞれの味というものがあって
それが東京にも存在している、そして、住んでいる人は
それが普通だと思っているから、もどかしいめいた話が
マニアの眼の付け所だよなと思ったりするのだけども
なんとなく理解できて、そして、とても楽しいと思えたのである
残そうとして残るものなのか
そのあたりはわからんのだが、
現地風の現地もまた、変わっている可能性も考えたりすると
料理というのは奥が深いというか、一つがないように思える一冊だった
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