先日よりフルメンテナンスをしている カンパニョーロのホイール
シャマル ウルトラ 今回は洗浄、マイクロロン処理をした後に
グリスアップをし組み立てます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/08/48d0838bce2c1372a47e362d79547a70.jpg)
Campagnolo Shamal まだ未使用の新品のホイールですが 新しい間に少しでも良い
状態にする為、分解整備をしています 分解した各部品はパーツクリーナーで
丁寧に洗浄しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/27/701f3588d0615586efc15fa5e9c23333.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/0a/29e0f11fa47f826ba7939f9f40f8fa4b.jpg)
唐突ですが このハブに使われているセラミックボールの
サイズが気になりました 測ってみましょう ゲージに合せると
5/32 3.9688mm が使われています スチールボールなら G で表す
等級が有るのですが セラミックボールに G 等級は有りません
使っているゲージは VAR バールの RP-26800 と言う商品です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/e6/e98c3467574eece65089f359898754e4.jpg)
出来る限り良い状態にしたいので Microlon マイクロロンの
メタルトリートメントで金属の表面に皮膜を作る処理をします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/74/8858a2e5d39fd674cc976a6f3617c5ba.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b5/7a537cc2327a8b817b3a234bd671d909.jpg)
回転部分に使われる部品を加熱し トリートメントを
スプレーし自然に冷却するのを待ちます ハブ本体の
ボールレースにも処理をしました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/1c/ad181ffd404976505db1952772b16118.jpg)
さてこれでグリスアップをする為の事前準備が終わりました
フロントホイールにはマイクロロンのルブリカントを使いましたが リアホイールは
フリー部分の防水が弱そうなので カンパの白いグリス LB-100 を使うつもりでした
ただそれでは整備前と同じ 少しリスクは有りますが、ここは思い切ってマイクロロンを
使う事にします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/ec/263dacefde4584a4f60c8f0f0248bd55.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/05/86172ef0e2ced186c0accda0de5ed94f.jpg)
ではここから始めます セラミックボールをリテーナーの
樹脂ケースに収めます この段階でグリスは要りません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/46/73fd38402fcc7a2bd529b6a5a1d052fe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/91/068ee0bc30cf721f6f1e042a5e03f33b.jpg)
構造上フリー側から作業を始めます ボールレースに
グリスを塗布します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/b2/4b8c258309704e8387fbcd3c9332a117.jpg)
先程準備したリテーナーを入れますが これには方向が
有ります 下の写真の方がボールレース側です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/4d/c428c0558fe09fdddb6619f805361afb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/58/15523c124a5fd2c88c789dfa05c96a40.jpg)
ボールレースに納めたらリテーナーにグリスを塗ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/7d/ae348ec3c5c6f7eaa938194c01ad72e7.jpg)
一度玉押しを仮に納め 指先などで回してみます
グリスの量と リテーナーの方向に間違いが無い
かの確認作業です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/7d/7f4b4285c513b11bef8415de4ac1da97.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/a6/008a5baad78f291e86a6da9f12773e94.jpg)
玉押しを装着し 次に白い防水シールをはめ込みます
ハブに薄い溝が切ってあるので そこへ納めます
ここまでの手順は 反フリー側も同じです ホイールを
裏返し反対側も作業を終えました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/99/92c684673c881b31ca3efeecb436bbf0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/0b/85944c802ceb5a54abf833fca00d0360.jpg)
ハブシャフトにグリスを塗り フリー側の玉押しを
差し込みます シャフトに塗るグリスは防錆が目的です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ce/6b97ac5c6c3286d4c08f0e93febdb25a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/7a/8e01e19d0f9743c330e1532209e9e2ab.jpg)
そのシャフトをフリー側から差し込みます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/38/b414326d9bd2cc1eb4ad415f80421209.jpg)
差し込んだシャフトを 反フリー側から見ています この白いシールとシャフトの間に
黒い玉押しが入るのですが このシールが結構効いています雨中走行後、内部の様子を
見てみたいものです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/5f/6e47627ac59f5768b0b4f38b1d8150ed.jpg)
玉押しを装着します 今回はかなり多目のグリスを
使っています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/70/d6c894d990433bab695fd6c38d606caf.jpg)
背割りをされたアルミのスリーブを装着します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/17/7c188d48e7424318491fd7a24ae7c921.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/45/6587f9afcfb38dcd9a084fdcba344543.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/17/c5737349e8fb3b49b2f1148aa8b6a2f4.jpg)
シャフトにねじ込み玉押しの調整をする為の
パーツです 調整後、これを固定する為のボルトが
使われていますが そこにはカンパグリスを塗って
おきましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/c7/c3b7c5efe2b32b3aff42bf78e0894203.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/68/e7b2e5b137f1f3d3dfd0412b62b4102a.jpg)
そのパーツのネジ部にもグリスを塗り シャフトに
装着します ※ ここは正ネジです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ac/1b026ad09f89abf796c35dea86ae7741.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e2/6ce4c1c41c28363a733e0c2acd3f969e.jpg)
ハブの一番外側の部品です ワッシャーが一枚入ります
双方にグリスを塗っておきます 目的は腐食防止です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/56/0a7b822321d2b1b2716680f883291828.jpg)
ここは フリー側のシャフトの穴と このパーツの
穴に 5mm のアーレンキーを使い強く締め付けます
※ この部分も正ネジです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/5f/0238110cafbea491f8daf26ab8847de4.jpg)
玉当りの調整をし 調整用のパーツが動かない用
固定用のボルトを締め込み グリスアップの完成です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/f0/3d85b5a8e7bc57e2e37b20a7cc2bfdd9.jpg)
綺麗に咲いていた紫陽花の花も この時期には見事に枯れています 良い雰囲気を
出していますね
今回のハブ 玉当りのシビアな調整はホイールを自転車から外した状態では
やや難しいですね やや甘めに調整をしておき、自転車に装着後 車輪のガタを
手に感じながら調整した方が良いかも分らないな 次はフリーホイールを組みましょう
前回の作業 【 カンパニョーロ シャマル フリーハブ分解整備 】
次の作業 【 Campagnolo SHAMAL MEGA G3 フリーのグリスアップ 】
シャマル ウルトラ 今回は洗浄、マイクロロン処理をした後に
グリスアップをし組み立てます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/08/48d0838bce2c1372a47e362d79547a70.jpg)
Campagnolo Shamal まだ未使用の新品のホイールですが 新しい間に少しでも良い
状態にする為、分解整備をしています 分解した各部品はパーツクリーナーで
丁寧に洗浄しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/27/701f3588d0615586efc15fa5e9c23333.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/0a/29e0f11fa47f826ba7939f9f40f8fa4b.jpg)
唐突ですが このハブに使われているセラミックボールの
サイズが気になりました 測ってみましょう ゲージに合せると
5/32 3.9688mm が使われています スチールボールなら G で表す
等級が有るのですが セラミックボールに G 等級は有りません
使っているゲージは VAR バールの RP-26800 と言う商品です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/e6/e98c3467574eece65089f359898754e4.jpg)
出来る限り良い状態にしたいので Microlon マイクロロンの
メタルトリートメントで金属の表面に皮膜を作る処理をします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/74/8858a2e5d39fd674cc976a6f3617c5ba.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b5/7a537cc2327a8b817b3a234bd671d909.jpg)
回転部分に使われる部品を加熱し トリートメントを
スプレーし自然に冷却するのを待ちます ハブ本体の
ボールレースにも処理をしました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/1c/ad181ffd404976505db1952772b16118.jpg)
さてこれでグリスアップをする為の事前準備が終わりました
フロントホイールにはマイクロロンのルブリカントを使いましたが リアホイールは
フリー部分の防水が弱そうなので カンパの白いグリス LB-100 を使うつもりでした
ただそれでは整備前と同じ 少しリスクは有りますが、ここは思い切ってマイクロロンを
使う事にします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/ec/263dacefde4584a4f60c8f0f0248bd55.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/05/86172ef0e2ced186c0accda0de5ed94f.jpg)
ではここから始めます セラミックボールをリテーナーの
樹脂ケースに収めます この段階でグリスは要りません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/46/73fd38402fcc7a2bd529b6a5a1d052fe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/91/068ee0bc30cf721f6f1e042a5e03f33b.jpg)
構造上フリー側から作業を始めます ボールレースに
グリスを塗布します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/a0/9077022b09ed89b1ac3d8858e0d085f2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/b2/4b8c258309704e8387fbcd3c9332a117.jpg)
先程準備したリテーナーを入れますが これには方向が
有ります 下の写真の方がボールレース側です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/4d/c428c0558fe09fdddb6619f805361afb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/58/15523c124a5fd2c88c789dfa05c96a40.jpg)
ボールレースに納めたらリテーナーにグリスを塗ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/7d/ae348ec3c5c6f7eaa938194c01ad72e7.jpg)
一度玉押しを仮に納め 指先などで回してみます
グリスの量と リテーナーの方向に間違いが無い
かの確認作業です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/7d/7f4b4285c513b11bef8415de4ac1da97.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/a6/008a5baad78f291e86a6da9f12773e94.jpg)
玉押しを装着し 次に白い防水シールをはめ込みます
ハブに薄い溝が切ってあるので そこへ納めます
ここまでの手順は 反フリー側も同じです ホイールを
裏返し反対側も作業を終えました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/99/92c684673c881b31ca3efeecb436bbf0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/0b/85944c802ceb5a54abf833fca00d0360.jpg)
ハブシャフトにグリスを塗り フリー側の玉押しを
差し込みます シャフトに塗るグリスは防錆が目的です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ce/6b97ac5c6c3286d4c08f0e93febdb25a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/7a/8e01e19d0f9743c330e1532209e9e2ab.jpg)
そのシャフトをフリー側から差し込みます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/38/b414326d9bd2cc1eb4ad415f80421209.jpg)
差し込んだシャフトを 反フリー側から見ています この白いシールとシャフトの間に
黒い玉押しが入るのですが このシールが結構効いています雨中走行後、内部の様子を
見てみたいものです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/5f/6e47627ac59f5768b0b4f38b1d8150ed.jpg)
玉押しを装着します 今回はかなり多目のグリスを
使っています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/70/d6c894d990433bab695fd6c38d606caf.jpg)
背割りをされたアルミのスリーブを装着します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/17/7c188d48e7424318491fd7a24ae7c921.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/45/6587f9afcfb38dcd9a084fdcba344543.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/17/c5737349e8fb3b49b2f1148aa8b6a2f4.jpg)
シャフトにねじ込み玉押しの調整をする為の
パーツです 調整後、これを固定する為のボルトが
使われていますが そこにはカンパグリスを塗って
おきましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/c7/c3b7c5efe2b32b3aff42bf78e0894203.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/68/e7b2e5b137f1f3d3dfd0412b62b4102a.jpg)
そのパーツのネジ部にもグリスを塗り シャフトに
装着します ※ ここは正ネジです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ac/1b026ad09f89abf796c35dea86ae7741.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e2/6ce4c1c41c28363a733e0c2acd3f969e.jpg)
ハブの一番外側の部品です ワッシャーが一枚入ります
双方にグリスを塗っておきます 目的は腐食防止です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/56/0a7b822321d2b1b2716680f883291828.jpg)
ここは フリー側のシャフトの穴と このパーツの
穴に 5mm のアーレンキーを使い強く締め付けます
※ この部分も正ネジです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/5f/0238110cafbea491f8daf26ab8847de4.jpg)
玉当りの調整をし 調整用のパーツが動かない用
固定用のボルトを締め込み グリスアップの完成です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/f0/3d85b5a8e7bc57e2e37b20a7cc2bfdd9.jpg)
綺麗に咲いていた紫陽花の花も この時期には見事に枯れています 良い雰囲気を
出していますね
今回のハブ 玉当りのシビアな調整はホイールを自転車から外した状態では
やや難しいですね やや甘めに調整をしておき、自転車に装着後 車輪のガタを
手に感じながら調整した方が良いかも分らないな 次はフリーホイールを組みましょう
前回の作業 【 カンパニョーロ シャマル フリーハブ分解整備 】
次の作業 【 Campagnolo SHAMAL MEGA G3 フリーのグリスアップ 】