Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

設備工事で使う 断水機

2011-12-21 20:05:37 | 設備 水道工事
私の本職は給排水衛生設備 設計・施工 と書けば格好が良いが
街の水道屋さんと書いた方が解り易い 仕事中にバルブが無い
止水栓が無いさあ困った そんな時に使うのが断水機と言う道具です






給水管の水を止める断水機にも色々なタイプ 方法が有る
のですがこの写真の物は圧着式と呼ばれる物
これを使う時には本体とは別に モンキーレンチや
ラチェットレンチが必要です




このパイプは一般的に使われている給水管 HIVP と表記され
ハイインパクトビニールパイプ 耐衝撃性の給水管で素材は
塩化ビニール






水道工事をする時 切ったり繋いだりしたいパイプに
バルブが無く水が止められない時が有ります そんな時
この断水機をこの様に使います 本体にパイプを挟み






上部の 6 角ネジを締め込みます そして除々にパイプを
押し潰し 最後まで締め付けて圧着すれば断水できます






パイプを取り外すとこの様に潰れています この道具を
使う時は給水管が割れるのじゃないかと あまり気持の
良いものではありませんが この HIVP と言うパイプは
まず割れません




圧着断水機の歯先はこの様な形状です






目的の配管が終われば水を出す必要が有ります
その時は道具の方向を変え パイプを挟みます




そして道具を締め込みパイプの形状を元に戻します
この後 念の為に特殊な材料でこの部分を保護して
作業は終了






今回使っていたモンキーレンチは ラチェット機能を
備えたもの 
断水機を使うのは土の中に埋まったパイプや狭い所など
作業条件の悪い場合が多いので 工具を抜き差しする
必要の無い ラチェットなどを使うのが良いですね




これの本格的な物は カウサーと呼ばれますが
油圧式で同じ作業を行ないます 価格は最低でも
5万円からスタートですね 今回の簡易型で 2万円弱
構造は万力と大差ないのに 随分お高いよね(笑)




さてさて



少し自転車の写真も載せておきましょう 次の大ネタと言うのはこれなんですが
実は 五月に自転車小屋に届いていました その頃、他の自転車のレストアやロードの
組立てをしていたので この COLNAGO コルナゴが手付かずになっています

この自転車の状態は除々にお見せしますが かなり酷い状態です 部品もカンパの
レコードが使われ素材は良いのですが 何処までレストアをするのかぼちぼち考えて
行きましょう

コメント (6)
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