先日から点検整備を行っているロードレーサー 今回はチューブラーホイールの
古いリムセメントの掃除と新たにベッド(床)を作ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/ca/239386b7def2bb4f358a1cfb0d060d93.jpg)
私のクロモリのロードレーサーに使っているホイールです 先日タイヤの張り替えの為
タイヤを外しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/9d/26ad8800bdca04b86f27a385fc154f03.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d3/72b11105098f85177dd6916ba640a673.jpg)
定期的なメンテナンスの一環ですが タイヤを外すと
古いリムセメントは風邪をひいており 新たにベッド
を作ってやる必要が有ります ベッドとは新しいリムに
タイヤを貼る場合 リムのタイヤ装着面に予めボンドや
リムセメントで下地を作る事を言います リムセメントの
確実な接着力を確保する為の行程です
※ リムセメントの剥離はタイヤを外せば必ず必要と言う
作業では有りません 今回の様に完全に乾燥した物や
幾重にも塗り重ねられ重量や嵩が増した時に行います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/44/f12b7b12fa5d985add543ab518678c99.jpg)
まず古いリムセメントの除去から始めますが この
作業は屋外で行いましょう、結構粉塵が出ます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e7/69a8ca691b63dbd692dbf12bc50e4cad.jpg)
使う道具はリムセメントの状態にも依ります
今回は一部柔らかい所も有りますが 概ね良く
乾燥した状態です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/83/6e33ddcb4ff34f592418fd9a1f680218.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/cb/13f11162633796c23b22a032595e2f2b.jpg)
こう言う状態の時はワイヤーブラシや彫刻刀を
使うのが効果的です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/46/d119a4d762b9dcc71de7fcb2f04ca26c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3d/1331b5be8ef85102c81a677325e3b02a.jpg)
リムの形状に合せた刃を選び古いセメントを
削り落して行きます それ程神経質になる必要は
有りませんがリムに対して、優しく作業を進めてやれば
良いですね 併せて床に直接ホイールを置くのではなく
ベニヤなどを敷いてリムに傷を付けない様に気を付けて
います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c2/d6034d82950be5da48e6df148a0a63be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/9c/e070b803454c649f0dde1bbce5b2a612.jpg)
有る程度彫刻刀で削り ワイヤーブラシを使います
この様に中々一度では綺麗になりません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/11/579cf9287ef7370e62f4dee739b0e110.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/6e/caab2c571c0772889753e345f9af55c2.jpg)
掃除が出来なかった所を同様に作業を繰り返します
少し根気が要ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/ee/bad9a75190c21fccd3abdfb166a97a6a.jpg)
全体の古いリムセメントが剥がれたのでエアーブロワで
粉塵を吹き飛ばします ニップル穴に沢山ゴミが残るので
残らず出してしまいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/31/cba8b7d4ec15eff6b50f811aa5ad44bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/08/a1da399564faa26d4d94f17909304472.jpg)
仕上げにシンナーなどの溶剤を使いタイヤの装着面を
綺麗に拭き取ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f0/a3c9f1401426ad3be3ec1e9259d6df9d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/e0/ee990d1ae797659c17b9873234514bda.jpg)
これで古いリムセメントの除去は完了です 一本綺麗に
するのに使う時間は 30分から 1時間程度です乾燥した
セメントはこの程度で済みますが 粘度が残っている
生きたセメント層はこんな簡単では無いですね
過去に色々な方法でセメントの除去はししています
それぞれ記事にしていますが 剥離剤を使った一例です
【 リムセメント除去 SOYO 白セメント 】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/54/43e95f8912e0fb8c6f9c84574e2770ab.jpg)
ではタイヤの接着面も綺麗になったので
タイヤを貼る前の行程 ベッド(床)を作りましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/f5/e2d286e32d6866a95810bafa360c1ba4.jpg)
床作りにはボンドやリムセメントを使いますが 今回は
リムセメントを使います ボンドなら G17 辺りが良いでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/08/a65346621c55b915e40f2630948b3585.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/41/2f779c77b0d4ef61d8f20c440eb6d24e.jpg)
特に難しい事をする訳では有りません
薄く均一にリムセメントを全周に塗ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/13/091887b9622200109bde9c5102bfe40d.jpg)
リムサイドにはみ出したセメントは見た目も汚いので
シンナーで拭き取っておきましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/df/f8f4c0120aa86b8ff3c002b25b3376cc.jpg)
一晩置きリムセメントの表面が乾いたら完成です
このベッドも人や用途により方法は色々ですが
私は一度塗るだけで終わらせています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/83/1462e1c93d91883f9fefd4fe847736b5.jpg)
近くの河原での写真です 外国の人が見ればどの様に感じるのでしょうね
これに情緒を感じるのは日本人だけでしょうか
チューブラーホイールのベッド作り、リムの表面をペーパーで粗しリムセメントや
ボンドを何度も塗り重ねる人も居ます これが絶対に正しいと言うのが無い作業です
自分の乗車技術や用途も考慮し、自分が良いと信じた方法で施工すれば良いと思います
古いリムセメントの掃除と新たにベッド(床)を作ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/ca/239386b7def2bb4f358a1cfb0d060d93.jpg)
私のクロモリのロードレーサーに使っているホイールです 先日タイヤの張り替えの為
タイヤを外しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/9d/26ad8800bdca04b86f27a385fc154f03.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d3/72b11105098f85177dd6916ba640a673.jpg)
定期的なメンテナンスの一環ですが タイヤを外すと
古いリムセメントは風邪をひいており 新たにベッド
を作ってやる必要が有ります ベッドとは新しいリムに
タイヤを貼る場合 リムのタイヤ装着面に予めボンドや
リムセメントで下地を作る事を言います リムセメントの
確実な接着力を確保する為の行程です
※ リムセメントの剥離はタイヤを外せば必ず必要と言う
作業では有りません 今回の様に完全に乾燥した物や
幾重にも塗り重ねられ重量や嵩が増した時に行います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/44/f12b7b12fa5d985add543ab518678c99.jpg)
まず古いリムセメントの除去から始めますが この
作業は屋外で行いましょう、結構粉塵が出ます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e7/69a8ca691b63dbd692dbf12bc50e4cad.jpg)
使う道具はリムセメントの状態にも依ります
今回は一部柔らかい所も有りますが 概ね良く
乾燥した状態です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/83/6e33ddcb4ff34f592418fd9a1f680218.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/cb/13f11162633796c23b22a032595e2f2b.jpg)
こう言う状態の時はワイヤーブラシや彫刻刀を
使うのが効果的です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/46/d119a4d762b9dcc71de7fcb2f04ca26c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3d/1331b5be8ef85102c81a677325e3b02a.jpg)
リムの形状に合せた刃を選び古いセメントを
削り落して行きます それ程神経質になる必要は
有りませんがリムに対して、優しく作業を進めてやれば
良いですね 併せて床に直接ホイールを置くのではなく
ベニヤなどを敷いてリムに傷を付けない様に気を付けて
います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c2/d6034d82950be5da48e6df148a0a63be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/9c/e070b803454c649f0dde1bbce5b2a612.jpg)
有る程度彫刻刀で削り ワイヤーブラシを使います
この様に中々一度では綺麗になりません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/11/579cf9287ef7370e62f4dee739b0e110.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/6e/caab2c571c0772889753e345f9af55c2.jpg)
掃除が出来なかった所を同様に作業を繰り返します
少し根気が要ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/ee/bad9a75190c21fccd3abdfb166a97a6a.jpg)
全体の古いリムセメントが剥がれたのでエアーブロワで
粉塵を吹き飛ばします ニップル穴に沢山ゴミが残るので
残らず出してしまいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/31/cba8b7d4ec15eff6b50f811aa5ad44bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/08/a1da399564faa26d4d94f17909304472.jpg)
仕上げにシンナーなどの溶剤を使いタイヤの装着面を
綺麗に拭き取ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f0/a3c9f1401426ad3be3ec1e9259d6df9d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/e0/ee990d1ae797659c17b9873234514bda.jpg)
これで古いリムセメントの除去は完了です 一本綺麗に
するのに使う時間は 30分から 1時間程度です乾燥した
セメントはこの程度で済みますが 粘度が残っている
生きたセメント層はこんな簡単では無いですね
過去に色々な方法でセメントの除去はししています
それぞれ記事にしていますが 剥離剤を使った一例です
【 リムセメント除去 SOYO 白セメント 】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/54/43e95f8912e0fb8c6f9c84574e2770ab.jpg)
ではタイヤの接着面も綺麗になったので
タイヤを貼る前の行程 ベッド(床)を作りましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/f5/e2d286e32d6866a95810bafa360c1ba4.jpg)
床作りにはボンドやリムセメントを使いますが 今回は
リムセメントを使います ボンドなら G17 辺りが良いでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/08/a65346621c55b915e40f2630948b3585.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/41/2f779c77b0d4ef61d8f20c440eb6d24e.jpg)
特に難しい事をする訳では有りません
薄く均一にリムセメントを全周に塗ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/13/091887b9622200109bde9c5102bfe40d.jpg)
リムサイドにはみ出したセメントは見た目も汚いので
シンナーで拭き取っておきましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/df/f8f4c0120aa86b8ff3c002b25b3376cc.jpg)
一晩置きリムセメントの表面が乾いたら完成です
このベッドも人や用途により方法は色々ですが
私は一度塗るだけで終わらせています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/83/1462e1c93d91883f9fefd4fe847736b5.jpg)
近くの河原での写真です 外国の人が見ればどの様に感じるのでしょうね
これに情緒を感じるのは日本人だけでしょうか
チューブラーホイールのベッド作り、リムの表面をペーパーで粗しリムセメントや
ボンドを何度も塗り重ねる人も居ます これが絶対に正しいと言うのが無い作業です
自分の乗車技術や用途も考慮し、自分が良いと信じた方法で施工すれば良いと思います