Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードバイクの洗車は こうすれば良い

2015-10-24 20:08:30 | ロード
先日から整備をしている NATIONAL ナショナルのロードバイクですが
ホイールのタイヤ整備が終わり洗車をしてやります 自転車の調子を
保ち維持するには洗車も効果的です その方法をご紹介します





選手時代に乗っていた ナショナルのロードレーサー これは今でも乗れる様に
整備をして保管しています 殆んど乗る機会は有りませんが乗らなくても自転車は
傷み、調子を悪くします その原因の一つに埃(ほこり)が有ります、自転車に付着し
それが湿気を呼びます、それが良く有りません 洗車をして綺麗にしてやりましょう








洗車をする前に、自転車小屋でスペアタイヤや備品は
取り外しています 洗車の時は無い方が良いですね






メンテスタンドに乗せ後輪を外すとチェーンが
垂れ下ります これでは洗車がし難いので 
チェーンホルダーを取り付けます






シールドベアリングにスプロケットを溶接した
自作物ですが重宝しています




洗車用具はこの様な物を使います






主にフレームを洗うスポンジ リアスプロケット用の
ブラシはオイルがグリス状になっている時には効果が
有ります Park Tool GSC-1 ギアクリーンブラシ 874円






油脂汚れに使う洗浄剤 WAKO'S ワコーズフィルタークリーナー
フレームを優しく洗う洗剤 simple green シンプルグリーン




今回はホイールを洗いませんがホイールを洗う為のブラシ






洗浄剤を取り分ける容器 これはボトルの頭を切っています
洗浄剤を塗布する刷毛と 狭い所に使うブラシが数種類です






洗車をする時フレーム内への水の浸入が気になる方は
その対策をして下さい サドルのピラー部分からも水は
良く入ります






ここにはビニールテープを巻いておけば大丈夫です






では洗車を始めましょう まず油脂汚れを落す洗浄剤を
必要量小分けをします 良く整備された自転車ならこの量で
O.K です ワコーズのフィルタークリーナー 1L 実勢価格は
色々ですが 2000円前後です






これを油汚れの部分に塗りますが今回は新しく買った
ブラシを使ってみます 






Morgan Blue Chain Brush ベルギーのケミカル商品の会社
モーガンブルーのチェーンブラシです 何時も塗装用の刷毛を
使っていますが これはやや毛先が固くチェーンを擦るのに
良いと言うメカニックも居ます 価格は 800円程度です






油汚れをした部分にブラシでフィルタークリーナーを
塗って行きます 塗るだけで擦る必要は有りません







変速機やチェーンリングにも塗りましょう






リアディレーラーやプーリー、チェーンにはクランクを
一周回転させてやるだけで良いですが 普段あまり
手入れをしていない自転車なら擦る事も有ります
これで洗浄剤の塗布が終わりました






今回使っている洗浄剤 フィルタークリーナーは塗布後
時間を置く必要は有りません直ぐに水で洗い流します






水を掛ける方向は多少気を付けて下さい 回転部分など
その中に水が浸入し易い方向からの高圧の放水は避けた
方が無難です チェーンはしっかりと内部の洗浄剤を流す
方が良いですね フィルタークリーナーは水を含むと白濁
しますが これが透明になれば O.Kです






普段の掃除では時間が掛るチェーンホイールの
表も裏も綺麗になっています







変速機もすっきり






容器に残ったクリーナーを捨て刷毛も洗っておきます
水を入れるとこのくらい白く変化します





これでチェーンラインやその他の油脂汚れの洗浄が終わりました 続いてフレーム等を
洗ってやりましょう






次はフレームを洗います これは台所用洗剤でも良いですが
職業メカニックにもそれぞれお気に入りの物が有ります 私は
環境にも優しいと謳われている Simple Green を希釈して
使っています






洗車の主な目的は走行中に飛散した汗や体指を洗い流し
自転車の状態を確認する事に有ります 泡が出る程度の
濃度で結構です ※ 泡切れの良いのも洗剤を選ぶ条件で
重要な事ですね








フレームの前にハンドル周りやサドル、その裏側も
洗ってやります








塗装部分は優しく 汚れが溜まり易い所も良く洗って
やりましょう








全体を洗い終えたので洗剤を洗い流します 泡切れの
悪い物はスポンジで擦る必要が有りますが 泡切れの
良い洗剤なら放水だけで流せるのが良いですね






最近の自転車は水の侵入対策が程良くされていますが
この自転車の時代はどこも水の入り放題です 洗車を
していると、今の自転車のメンテナンス性の良さを凄く
感じます




洗剤も洗い流し洗車は完了です 他に洗う自転車が有るなら
メンテスタンドから自転車を降し自然乾燥をさせます






今回はこの一台だけですので 手早く水分を拭き取って
しまいます






洗車で綺麗になっていますが美装とは又違います
白い自転車などの油の黒い汚れなど、落ち難い物は
別にワックスを使うなどして汚れを落します






チェーンや変速機も丁寧に水分を切ります
特にチェーンは素早く乾かせた方が良いです
油乗りの悪い物は直ぐに錆が浮いて来ます




隅々まで水切り・・






最後に水対策をしたテープを剥します





これでロードバイクの洗車は完了です 今回ご紹介した方法は懇意にしている
本職のメカニックが実際に行っている方法です その様ななかで自分がやり易い
と感じる方法も取り混ぜながら進めると良いですね
この後直ぐにオイルアップを行いますが記事が長くなって来ました オイルの注油は
次回にご紹介させて頂きます

洗車後の注油の様子です 【 自転車 洗車後の注油 】

 
コメント (3)
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