Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

踏み切り自転車を 洗車する

2019-04-17 20:02:44 | ピスト
私が普段の脚として使っている踏み切り自転車を洗車しオイルアップまで行います
併せて踏み切り自転車とは何かそれにも触れておきましょう
今回はチェーン関係を特に丁寧に進めて行くつもりです






私が普段の脚に使っている固定ギアを使った街乗り用のピストバイクです
この自転車を含め競輪場や自転車競技場を走る固定ギアを使った自転車の事を
踏み切り自転車と呼びます でも最近はこの様に呼ぶ人は居なくなりましたね




歯数は前の大ギア 45T 後ろの小ギア 16T を使っています
チェーンは厚歯用 1/8 で IZUMI イズミチェーン






2018.7 末にかなり丁寧にチェーンオイルを注しその後 400km 程度の
走行です その間にオイルの追加塗布はしていませんが、まだオイルは
乾いていません 持ちの良いオイルですね
そんな状態ですが今回はチェーン関係を特に綺麗に洗ってやるつもりです






自転車をメンテスタンドに乗せる為にフロントホイールを
外します ここはボックスレンチかメガネレンチを使うのが
ナットを傷めず良いですね








ボックスレンチの 15mm を使います 左右のナットを
緩めるだけでホイールは外れます 決して難しい作業では
ありません ※ ネジは正ネジです






メンテスタンドに乗せました minoura RS-1500 10年以上
使っていますが使い易いスタンドです




すでに 10年使っている厚歯用のチェーン
一度チェーンチェッカーを使いチェーンの伸びを見てみましょう








この VAR バールの工具は伸び率では無く寸法で表示されますが
+0.1mm 表示側では大丈夫です








反対側の +0.075mm 表示 こちらでも大丈夫です
この IZUMI のチェーンの耐久性には驚かされます
NJS 認可では無く一般車用のチェーンです






リアホイールも外します 使う工具は前輪と同じ 15mm の
レンチです ※ 正ネジです






ホイールを外すとチェーンが垂れます これは整備がし易い様に
工夫した方が良いです








自作のチェーンホルダーを使いチェーンを張っておきます
このホルダーはクランクを回す事も出来ます








洗車をするために不要な物を取り外します スペアタイヤ
インフレーターとサイコンです




洗車が出来る場所に異動しました 今日は良いお天気です
こんな日は写真が難しく 皆さんには少し見え難い写真が
有るかも分かりません 出来るだけ見易い物を選びます






WAKO's ワコーズのエクストリームと言うチェーンオイルで
雨天やマッドコンデションに強いと謳われている商品です
確かに耐久性は有りますが この様なグリス状に汚れます






当然チェーンも同様です 今回は次に違うオイルを使うつもりで
この辺りの汚れは確実に洗浄したいと思います






チェーンホイールの裏側と BB シェル付近
前記を含めこの辺の汚れが洗車でどの様に変るのか
これからの作業を良くご覧下さい




洗車を始めましょう 使う道具とケミカル品をご紹介します
ここには水道が無いのでポリタンクの水を使い水を噴射する為の
自給式噴射ポンプを使います






油脂汚れに使う Wako's ワコーズのフィルタークリーナー
全体を洗う為の中性洗剤 Simple green シンプルグリーン
クリーナーを塗布したり汚れを落とす為のブラシ類








スポンジと洗車ブラシ ホイールを洗う時にも使います
クリーナーを取り分ける為の容器はボトルの頭を切り落としています






洗車はまず油脂汚れから始めます フィルタークリーナーを
必要量小分けします






クリーナーの量は 20cc 位でしょうか これで充分です




今回はこの 2種類のブラシを使います 塗装用の刷毛と
片方は洗車用の毛先が長く固めのブラシです








では始めます フィルタークリーナーを油汚れをした部分に
刷毛で塗って行きます 下に垂れるクリーナーは容器で受けて
やると無駄が有りません






フロントブレーキにも塗ります 特に擦る必要は
有りません




そうだ この自転車に限らず水を掛けるとフレーム内に水は入ります
こればかりは気を付けていても避けられない事です この自転車の場合
ハンガー小物に水が回るのは困ります ちょっと養生をします






シートパイプとシートピラーの隙間とラグの背割りにテープを
巻いておきます 普通のビニールテープで OK ですよ




チェーンにも刷毛でクリーナーを塗って行きます 通常では
刷毛で 1~2周塗れば良いのですが、今回はローラー内部に
しっかりクリーナーが回る様に多めに塗布しています




チェーンホイールの前ギアにも塗って行きます






フィルタークリーナーを刷毛で一塗り 決して強く擦って
いませんが、これだけ油汚れが取れます これがこの商品の
凄い処です






チェーンとギアの表から回ったクリーナーで色々な所が
汚れますが 水を掛ければ綺麗になるから大丈夫です








チェーンにクリーナーを塗布しましたが 今回は毛先がしっかりした
ブラシでチェーンリンクの内側に毛先を差し込む様に使いプレートの
内側の汚れも確実に掻き出します






ホイールの小ギアにも薄くクリーナーを塗布します
ここはハブの回転部にクリーナーが入らない様に
気遣いが必要です




これで油脂汚れ部分にクリーナーを塗り終わりました
時間を置く必要は有りません 次の作業に掛かります






フィルタークリーナーを流し落とします 噴霧器の出番です






クリーナーを塗った部分に水を掛けます ただ回転部分には
水が浸入し難い方向があります そこには気を付けましょう






水を掛けるとクリーナーが乳化して白濁します 環境の為にも
水が透明になり中和される様、水の量はしっかりと使う事が
大事です






水に依るクリーナーの洗い流しが終わりました 環境の問題も
有りますが 自転車部品 特にチェーン内部にクリーナーを
残すのは絶対にいけません 水圧を上げ充分な水量でしっかりと
洗い流しています




先程見て頂いた ギアの裏側も綺麗になっています






洗車着手前に見て頂いたグリス状に汚れていたチェーンや
大ギアの歯も綺麗になっていますね 洗車でのこう言う行程は
何とも言えない気持ち良さが有ります





チェーンは綺麗になりましたがもう少し手を掛けて下準備をします

今回は写真と私の講釈が多くて 気が付けばここまでで 10,000字を超えました
お付き合いを頂くのも疲れますよね すみません・・





近くの公園に咲いていました 白い色が清楚で綺麗でした 
この続きは次の記事にさせて頂きます、次は洗剤に依る全体の洗車です どうぞ次回も
宜しくお付き合い下さい

次の作業 【 洗剤を使った洗車 踏み切り自転車 】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする