コンクリートやモルタルを塗ったり仕上げをする為には 鏝(コテ)を使います
仕事で使っている道具の柄が取れかけたので修理を行います
私が仕事で使っている左官鏝(コテ)です、もう 20年以上使っているでしょうか
コテの種類は驚く程有りますが今回の奴は用途の広い一般的な形状の物です
コテは何種類か用意していますが狭い範囲の慣らしや
仕上げでこれを一番良く使っています
最近本体と柄の取り付け部が剥がれ この隙間に汚れが
溜まっていますこんな僅かな事でも使い難いので修理を行います
コテから柄 背金を外します 10年以上前に同様の修理を
していますその時は両面テープと接着剤を併用した記憶が
残っています
結構強い接着力が残っていました テープも綺麗な色です
中に水が回っていなかったと言う事なんでしょうか
良く力が掛かる先端部分です 接着が剥がれた所から
モルタルが入っています
本体と背金に残った接着剤をカッターの刃で削ぎ落としました
シンナーを使い汚れを落としています
このまま取り付けても良いですがもう少し手を掛けます
サンドペーパーの 180番を使います ペーパーブロックを
使えば仕事がやり易いでしょう
接着部だけでは無くコテ全体と背金を磨きました
コテは 180番ではペーパー目が目立つので 400番で接着部以外を
磨き下準備は完了です
今回は接着剤だけで接着してみます
このコテの新品時は両面テープだけで接着されていました
それでは頼りないので自分でやり変えた事を思い出します
ボンド G17 古くから有る商品で今でも良く使います でも今回は
これでは無いですね ボンドウルトラ多用途、これは凄く用途が
広く優秀な接着剤です
今回はこの 2液性のエポキシ系接着剤にします これでゴルフクラブを
自分で組んでいましたから強度は得れるかと思います ちなみにゴルフは
もう止めました
接着剤の A剤 B剤 をそれぞれ同量、混ぜ合わせます
接着剤は背金の方に万遍無く全体に塗ります
コテの方には芯がずれない様に取り付け位置を 事前に
罫書いています その位置に背金を接着します
位置を決めコテと背金を動かない様にシャコ万を使い
固定します
全体がしっかりと密着する様に使えるだけシャコ万を
使いました 実用強度が出るまで 60分です
接着力を確実に得る為に一晩このまま放置しておきましょう ここで慌てる事は有りません
私は左官屋さんでは無く設備屋ですが他の業種の人達と比べ
結構モルタルは使います 倉庫には色々なコテを用意していますが
普段でも下の写真程度の物は車に積んで行きます
さて一晩経ち 接着後 18時間放置しました
固定していたシャコ万を外しました
手に取ってみると不都合は有りません 良い感じです
接着部を見ても適度に接着剤がはみ出しています
しかし・・
背金とコテを剥がれる方向へ無理やり力を加えると剥がれました
エポキシ系の接着剤ってこんなに強度が無かったかな・・
綺麗に接着剤は回っていますが この程度の力で剥がれるのは
ちょっと意外です 次の方法を考えないといけません
まずハンダ付けが頭に浮かびます この方法はもう一つのコテで
試しています
コテと背金共ステンレス用のハンダは乗るのですが、何故か
上手く行きません この原因が理解出来るまで今回ハンダは
止めておきます
取り合えずコテと背金に残った接着剤を落とします
双方綺麗に掃除をしてコテには背金の取り付け位置も
罫書きました もう気持ちは両面テープを使う事に向いています
以前と比べて両面テープも良くなっているので使ってみます
取り付け部からはみ出していた部分は切り落としました
接着力を確実なものにするため ドライヤーで暖め
良く密着させます
コテに背金を貼り付けました
ここでもコテを暖めています
今回も沢山のシャコ万を使い双方を良く圧着します
これもこのままの状態で一晩おきます
日が開け 12時間以上経ちました シャコ万をばらします
エポキシ接着剤の時の様に剥がそうとしましたが大丈夫です
ただテープに水が回らない様に何か考えた方が良いですね
コテと背金の接着際にマスキングをしました
この多目的ボンドをコーキング代わりに使い 水の浸入を
防ぎます
どこまでこの接着剤が維持できるか分りませんが
水の浸入は防げそうです 今回はこれで使ってみましょう
始めに施行したエポキシ接着剤が上手く使えなかったのがすっきりしませんが
両面テープも柔軟性が有り悪くありません今回はこれで使ってみます
20年以上使った道具ですがもう少し頑張ってもらいます
近くに咲いていた白くて綺麗な花です
今回の記事も長くなりました 最後までお付き合いを有難うございました
仕事で使っている道具の柄が取れかけたので修理を行います
私が仕事で使っている左官鏝(コテ)です、もう 20年以上使っているでしょうか
コテの種類は驚く程有りますが今回の奴は用途の広い一般的な形状の物です
コテは何種類か用意していますが狭い範囲の慣らしや
仕上げでこれを一番良く使っています
最近本体と柄の取り付け部が剥がれ この隙間に汚れが
溜まっていますこんな僅かな事でも使い難いので修理を行います
コテから柄 背金を外します 10年以上前に同様の修理を
していますその時は両面テープと接着剤を併用した記憶が
残っています
結構強い接着力が残っていました テープも綺麗な色です
中に水が回っていなかったと言う事なんでしょうか
良く力が掛かる先端部分です 接着が剥がれた所から
モルタルが入っています
本体と背金に残った接着剤をカッターの刃で削ぎ落としました
シンナーを使い汚れを落としています
このまま取り付けても良いですがもう少し手を掛けます
サンドペーパーの 180番を使います ペーパーブロックを
使えば仕事がやり易いでしょう
接着部だけでは無くコテ全体と背金を磨きました
コテは 180番ではペーパー目が目立つので 400番で接着部以外を
磨き下準備は完了です
今回は接着剤だけで接着してみます
このコテの新品時は両面テープだけで接着されていました
それでは頼りないので自分でやり変えた事を思い出します
ボンド G17 古くから有る商品で今でも良く使います でも今回は
これでは無いですね ボンドウルトラ多用途、これは凄く用途が
広く優秀な接着剤です
今回はこの 2液性のエポキシ系接着剤にします これでゴルフクラブを
自分で組んでいましたから強度は得れるかと思います ちなみにゴルフは
もう止めました
接着剤の A剤 B剤 をそれぞれ同量、混ぜ合わせます
接着剤は背金の方に万遍無く全体に塗ります
コテの方には芯がずれない様に取り付け位置を 事前に
罫書いています その位置に背金を接着します
位置を決めコテと背金を動かない様にシャコ万を使い
固定します
全体がしっかりと密着する様に使えるだけシャコ万を
使いました 実用強度が出るまで 60分です
接着力を確実に得る為に一晩このまま放置しておきましょう ここで慌てる事は有りません
私は左官屋さんでは無く設備屋ですが他の業種の人達と比べ
結構モルタルは使います 倉庫には色々なコテを用意していますが
普段でも下の写真程度の物は車に積んで行きます
さて一晩経ち 接着後 18時間放置しました
固定していたシャコ万を外しました
手に取ってみると不都合は有りません 良い感じです
接着部を見ても適度に接着剤がはみ出しています
しかし・・
背金とコテを剥がれる方向へ無理やり力を加えると剥がれました
エポキシ系の接着剤ってこんなに強度が無かったかな・・
綺麗に接着剤は回っていますが この程度の力で剥がれるのは
ちょっと意外です 次の方法を考えないといけません
まずハンダ付けが頭に浮かびます この方法はもう一つのコテで
試しています
コテと背金共ステンレス用のハンダは乗るのですが、何故か
上手く行きません この原因が理解出来るまで今回ハンダは
止めておきます
取り合えずコテと背金に残った接着剤を落とします
双方綺麗に掃除をしてコテには背金の取り付け位置も
罫書きました もう気持ちは両面テープを使う事に向いています
以前と比べて両面テープも良くなっているので使ってみます
取り付け部からはみ出していた部分は切り落としました
接着力を確実なものにするため ドライヤーで暖め
良く密着させます
コテに背金を貼り付けました
ここでもコテを暖めています
今回も沢山のシャコ万を使い双方を良く圧着します
これもこのままの状態で一晩おきます
日が開け 12時間以上経ちました シャコ万をばらします
エポキシ接着剤の時の様に剥がそうとしましたが大丈夫です
ただテープに水が回らない様に何か考えた方が良いですね
コテと背金の接着際にマスキングをしました
この多目的ボンドをコーキング代わりに使い 水の浸入を
防ぎます
どこまでこの接着剤が維持できるか分りませんが
水の浸入は防げそうです 今回はこれで使ってみましょう
始めに施行したエポキシ接着剤が上手く使えなかったのがすっきりしませんが
両面テープも柔軟性が有り悪くありません今回はこれで使ってみます
20年以上使った道具ですがもう少し頑張ってもらいます
近くに咲いていた白くて綺麗な花です
今回の記事も長くなりました 最後までお付き合いを有難うございました
皿などが真っ二つに割れた補修にはすごく良くくっつき、強度もあるのですが・・・。
平滑な面どうしの接着には剥がれやすいように感じています。
接着剤も素材に依って選ぶ必要が有るのはある程度分かっていましたが 今回の場合は何を使えば良いのでしょうね
適正な物を探し出したい気がしますが やってしまうと泥沼にはまりそうです
自分は公道の工事も民間の外構工事もやる なんでも屋です(排水もブロック積みも擁壁一式も)
なんでもやらされるので左官鏝類もほぼ全種類あります
そして書かれてるようなステンレスの仕上げゴテ うちにも壊れ方まで同じようなのが一本ありまして
ペラペラ具合が壊れたことで更に柔軟性が増し 非常に使いやすいです(特に曲面の仕上げ時)
同じ形の固い鉄のコテで荒均ししてから最後にペラペラコテでサッとなでるだけでコテ跡消えますね
大昔はステンレスの薄いコテが無かったので仕上げの腕は上がりましたけど 今は少々下地が雑でもごまかし効くので楽になりました
話変わって 道具を大事にする職人さんが減りましたが 「道具を大切に扱えない人間が丁寧な仕事できるわけが無い」 大先輩からの教えです
修理してまで使うとは・・・ さぞ仕事もキッチリなさるんでしょうねえ
コンクリートやモルタルは触っていると面白いですね
嫌いな仕事では有りません ただ大工工事以上に難しいとも思います
今回のコテは何種類も有るなかで何故かこれを使う事が多く 粗末にしたく無い気持ちが強いです
これに限らず道具は使った後は手入れをしてから保管したいと思っています
とてもご丁寧なコメントを有難うございます
両面テープはかなり多くの種類を揃えています この時に使った奴は、薄いクッションの入った奴だと記憶しています この前に使っていたのは薄いタイプでした
ただ何処で買った物か メーカーまで記憶に残っていません
折角お問い合わせを頂きましたが、お役に立てず申し訳ありません
返信をさせて頂いてから 改めて買い置きを調べましたが パッケージが無くやはり分りませんでした
水が浸入しない様に処理すると結構長持ちしますからあまり難しく構えずにチャレンジしてみて下さい