日常の脚として使っている固定ギアの街乗りピスト 定期的なメンテナンスをしています
今回は BB 小物を分解し状態を確認します 工具の紹介もしながら作業を進めます
私が街乗りに使っているハンガー部分です今回はこの BB小物を外し内部の確認を行います
フレームは NJS 認可ですので ハンガーの規格は当然 JIS です
久し振りにハンガー小物の規格をまとめておきます 下記の通りです
JIS 左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ) 左右共 正ネジ 巾68mm
ワンの規格もそれぞれ異なります
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1
使っていたチェーンホイールは前回、取り外しています
BB小物=ハンガー小物は SUGINO 75 ですが 他の
小物も 構造は同じです
ハンガー小物を分解する時は まず左側のロックリングを
外します その時に使う工具はこの様な物です
これは古くから使っていた S型フックレンチ ロックリングに
6ヶ所有る切り欠きの 一つに 工具の爪を掛けて使います
これは Park Tool BBT-7 5つ爪タイプですがもう廃番かも
分りません これは作りが甘くて安心して使えない工具でした
シマノ やはり 5つ爪で工具の位置を安定させるプレートが
付いています 精度も高く正確な作業が出来て人気が高い
工具でした
工具の精度が高いゆえに 掛りに遊びが無く ロックリングの
凹 部に傷が有ると装着出来ない事も有りました 残念な事に
これも何故か廃番になっています
今回はこの工具を使います 世界選手権等で海外メカニックも
使っている 人気の国内ブランド RUNWELL ランウェル
これは 6つ爪でやはりプレートが付けられています 品番 BBLT6
装着感は先程のシマノとは違い適度な遊びが有り 汎用性が
高いと思います
早速使ってみます * 正ネジです
フレームをしっかり保持し工具に力を加えますが
取り付けられたプレートのお陰で 工具の位置が
奥に入り過ぎる事なく安定しています
ロックリングが外れました
次は左ワンを外します その為の工具です
ここで使うのは ピンスパナと呼ばれる物です
これは Park Tool SPA-1
これはシマノ 先のピンが交換出来る様になっています
これはスギノ やはりピンが交換できます 今回はこれを
使いましょう
工具のピンを 左ワンの小穴に入れ左に回します
* 正ネジです
手で回る様になれば手で回します
ワンが外れました ここが見たかったのですが
グリスもまだ綺麗ですね このやや透明感が有る
乳白色のグリスは Super Lube の多目的グリスです
シャフトを抜きました ここに塗布しているグリスも
劣化はしていません 先日もハブに使われていた奴を
観察しましたが 良い状態が長く続くグリスだと感じました
ウォーターシーフの奥に有る右側のリテーナーも同様に
悪く有りません
整備テーブルに来ました
グリスを拭き取りシャフトの玉押しを見ています
まだ充分使えます
シャフトへ新たにグリスを塗布します 主な目的は防錆です
これが Super Lube 多目的グリスで フッ素系です 吸着力が
少なくサラサラとした手応えです
シャフト全体と玉押し部分にもグリスを塗っています
シャフトをハンガーシェル内に入れます これから
装着するベアリングはグリスは変えずそのまま使います
左ワンをネジ込みます ネジには新たにグリスを塗っています
これは錆や固着を防止する為に大切な事です
左ワンを奥までネジ込みました 今の処は手で回る所までで
結構です この後で玉当りの調整は行います
指先で回転具合を確かめています この時に一番軽く回る
手応えを感じておくのも良いと思います 後にその感覚が
役に立ちます
ロックリングを取り付けます ここにもグリスを塗ります
特にフレームと接する部分には多めに塗ると良いです
はみ出した分は拭けば済みますから・・
ロックリングを奥までネジ込みました
ここからが玉当り調整です ガタが無く一番軽く回る所を
探します 先程試していた感覚を頼るのも良い方法です
ここだと思う場所が見付かれば RUNWELL BBT6 を
ロックリングにセットします シルバーのプレートが
この様な状態です 工具を奥へ押しておけば 爪が外れる
事はありません
スギノのピンスパナもセットします
ピンスパナを保持しワンが回らない様にします その状態で
ロックリング回しを締め込みます これで OK!
と言いたいのですが ガタが無く一番軽い回転、これが
一発で決まる事はまず有りません 気に入る状態になるまで
何度も同じ事を繰り返します
自分が望む回転状態に決まりました 私もここまで 数度
締めたり緩めたりしています 一度は完全に緩め一番軽い
回転の感触を確かめたりもしています
はみ出したグリスは拭き取っておきます
手で触った部分やチェーンホイールが有ると拭けない部分に
ワックスを掛けておきます
最近はシールドベアリングが増え 今回の様な玉当り調整をする事が少なくなりました
しかしヘッド小物などの調整は指先や五感に頼る処が大きいですよね 日頃からこの様な
感覚の訓練は大切だと思います
今回使った BB小物用工具 RUNWELL BBLT6 これから整備を覚える人や 上級者の方も
きっと満足が出来る工具だと思います 下記リンク先から購入が可能です 価格 6468円(税込)
RUNWELL H/P
今回は BB 小物を分解し状態を確認します 工具の紹介もしながら作業を進めます
私が街乗りに使っているハンガー部分です今回はこの BB小物を外し内部の確認を行います
フレームは NJS 認可ですので ハンガーの規格は当然 JIS です
久し振りにハンガー小物の規格をまとめておきます 下記の通りです
JIS 左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ) 左右共 正ネジ 巾68mm
ワンの規格もそれぞれ異なります
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1
使っていたチェーンホイールは前回、取り外しています
BB小物=ハンガー小物は SUGINO 75 ですが 他の
小物も 構造は同じです
ハンガー小物を分解する時は まず左側のロックリングを
外します その時に使う工具はこの様な物です
これは古くから使っていた S型フックレンチ ロックリングに
6ヶ所有る切り欠きの 一つに 工具の爪を掛けて使います
これは Park Tool BBT-7 5つ爪タイプですがもう廃番かも
分りません これは作りが甘くて安心して使えない工具でした
シマノ やはり 5つ爪で工具の位置を安定させるプレートが
付いています 精度も高く正確な作業が出来て人気が高い
工具でした
工具の精度が高いゆえに 掛りに遊びが無く ロックリングの
凹 部に傷が有ると装着出来ない事も有りました 残念な事に
これも何故か廃番になっています
今回はこの工具を使います 世界選手権等で海外メカニックも
使っている 人気の国内ブランド RUNWELL ランウェル
これは 6つ爪でやはりプレートが付けられています 品番 BBLT6
装着感は先程のシマノとは違い適度な遊びが有り 汎用性が
高いと思います
早速使ってみます * 正ネジです
フレームをしっかり保持し工具に力を加えますが
取り付けられたプレートのお陰で 工具の位置が
奥に入り過ぎる事なく安定しています
ロックリングが外れました
次は左ワンを外します その為の工具です
ここで使うのは ピンスパナと呼ばれる物です
これは Park Tool SPA-1
これはシマノ 先のピンが交換出来る様になっています
これはスギノ やはりピンが交換できます 今回はこれを
使いましょう
工具のピンを 左ワンの小穴に入れ左に回します
* 正ネジです
手で回る様になれば手で回します
ワンが外れました ここが見たかったのですが
グリスもまだ綺麗ですね このやや透明感が有る
乳白色のグリスは Super Lube の多目的グリスです
シャフトを抜きました ここに塗布しているグリスも
劣化はしていません 先日もハブに使われていた奴を
観察しましたが 良い状態が長く続くグリスだと感じました
ウォーターシーフの奥に有る右側のリテーナーも同様に
悪く有りません
整備テーブルに来ました
グリスを拭き取りシャフトの玉押しを見ています
まだ充分使えます
シャフトへ新たにグリスを塗布します 主な目的は防錆です
これが Super Lube 多目的グリスで フッ素系です 吸着力が
少なくサラサラとした手応えです
シャフト全体と玉押し部分にもグリスを塗っています
シャフトをハンガーシェル内に入れます これから
装着するベアリングはグリスは変えずそのまま使います
左ワンをネジ込みます ネジには新たにグリスを塗っています
これは錆や固着を防止する為に大切な事です
左ワンを奥までネジ込みました 今の処は手で回る所までで
結構です この後で玉当りの調整は行います
指先で回転具合を確かめています この時に一番軽く回る
手応えを感じておくのも良いと思います 後にその感覚が
役に立ちます
ロックリングを取り付けます ここにもグリスを塗ります
特にフレームと接する部分には多めに塗ると良いです
はみ出した分は拭けば済みますから・・
ロックリングを奥までネジ込みました
ここからが玉当り調整です ガタが無く一番軽く回る所を
探します 先程試していた感覚を頼るのも良い方法です
ここだと思う場所が見付かれば RUNWELL BBT6 を
ロックリングにセットします シルバーのプレートが
この様な状態です 工具を奥へ押しておけば 爪が外れる
事はありません
スギノのピンスパナもセットします
ピンスパナを保持しワンが回らない様にします その状態で
ロックリング回しを締め込みます これで OK!
と言いたいのですが ガタが無く一番軽い回転、これが
一発で決まる事はまず有りません 気に入る状態になるまで
何度も同じ事を繰り返します
自分が望む回転状態に決まりました 私もここまで 数度
締めたり緩めたりしています 一度は完全に緩め一番軽い
回転の感触を確かめたりもしています
はみ出したグリスは拭き取っておきます
手で触った部分やチェーンホイールが有ると拭けない部分に
ワックスを掛けておきます
最近はシールドベアリングが増え 今回の様な玉当り調整をする事が少なくなりました
しかしヘッド小物などの調整は指先や五感に頼る処が大きいですよね 日頃からこの様な
感覚の訓練は大切だと思います
今回使った BB小物用工具 RUNWELL BBLT6 これから整備を覚える人や 上級者の方も
きっと満足が出来る工具だと思います 下記リンク先から購入が可能です 価格 6468円(税込)
RUNWELL H/P
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