Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シマノ ブレーキ 105 BR-1050

2022-01-04 18:23:11 | 自転車部品・用品
Shimano シマノ105シリーズのサイドプルブレーキ BR-1050 と言う商品をご紹介させて頂きます
シマノが良い物を作ってやろうとしていた事を感じさせる出来栄えです





シマノも自転車部品メーカーとして歴史の長い会社ですが 試合で使える部品に力を入れ出したのは
50年程前からでしょうか しかし当初はそれ程魅力を感じる物は無かったです それから時間が
経ち 今回紹介するブレーキ等はかなり良い物に仕上がっています






向って左側からの容姿ですが綺麗に作られています
このブレーキは 40年程前の登場だったと思います
正確な資料は持ち合わせていませんが 1981~2年位の
発売でしょうか 確かな事をご存知な方がいらっしゃれば
是非コメントでお教え下さい

今回紹介させて頂いた BR-1050 は初代 1982年発売の物だと思っていましたが
コメント欄で やんぼーさんが貼って下さった資料の URL を見ると 1986年発売の
2代目 105シリーズのブレーキ本体だと思えます ここに加筆訂正をさせて頂きます
2022.1.9 Kino






当時はブレーキを固定するのは埋め込みナットでは無く
この様にフォーククラウンやシートブリッジからナットが
見える部品構成でした 
ダイアコンペは商品を埋込式、ナット式として分けています
今のロードフレームではまず使わないナット式ですが 古い
自転車を保管している私には この時代の部品は今となっては
凄く貴重なものです




また



トラックフレームにブレーキを取り付ける場合は この様に
シャフトの長いナット式のフロントブレーキを使います
そんな事もあり状態の良い物が有ればストックさせて頂く様に
しています






アウターワイヤー受けとクイック部分です 特にワイヤー受けは
下位グレードの物とは思えない良さがあります






ブレーキ本体の裏側です






これは左右のブレーキバネの装着部ですが 黒い樹脂の方向を
変える事でバネの強さの調整が出来ます




キャリパー本体に情報が有ります BR-1050 の品番
MAX49-39MIN これはおそらくリーチ寸法ですね




向って右側からの眺めです ブレーキゴムを正方向に調整しました






ブレーキゴムは下位グレードらしく金属の船=ホルダーは無く
ゴムの一体成形です FOR WARD 前方との矢印が有ります





部品構成だけでは無く本体の質感もかなり素晴らしいものです サンツアーが打倒シマノを念頭に
SUPERBE PRO を発売していた時期です シマノもそれに負けない様に力が入っていたのでしょうね


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10 コメント

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ちょっと曖昧ですが (847)
2022-01-04 19:42:16
こんばんは。
初めまして。
847と申します。
よろしくお願いします。
手元に’81年のサイクルスポーツ11月増刊号があるので見てみました。
シマノの広告にデュラエース、600、アダマス、シマノの4種類しか有りません。
ですから、105はその後の発売だと推定します。
曖昧になって申し訳ないですが、参考になれば幸いです。
返信する
847さん (Kino)
2022-01-05 09:23:03
初めまして コメントを有難うございます

そうですか、わざわざ有難うございます 
私も1982年の発売かと思うのですが 記憶に頼るだけで資料を持ち合わせていません

その当時とすれば凄く良い部品に仕上がっていると思います 有難うございました
返信する
1050 (ひろべぇ)
2022-01-05 18:11:07
kinoさん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
10年前に偶然古物商さんの野外置き場で埃まみれの自転車に出逢って、レストアした自転車がNISHIKIのロードで、コンポはすべて1050の品番が着いていました。その頃調べた結果では確か最初の105シリーズのコンポと聞きました。クランクはシマノがはじめて開発した楕円のチェーンリングでした。発売年は憶えておりませんが、よく走り、よく止まる自転車でした。その後、長男の通勤自転車になりましたが、事故って廃車になりました。懐かしいコンポです。
返信する
ひろべぇさん (Kino)
2022-01-05 19:53:27
明けましておめでとうございます 今年もどうぞ宜しくお願い致します
BR1050 は初代105シリーズには間違いないと思います

NISHIKI カワムラサイクルのブランドでした 当時の工場は阪神高速神戸線を走ると須磨辺りの山手側に見えていましたね
VIVALO ビバロの日下周一さんが工場長をされていた時代も有りました
返信する
Unknown (にわ まこと)
2022-01-07 21:37:34
にわです。
この時代に作られたパーツは、優雅ですね。貴賓があるというか・・・。先日ヨシガイさんのキャリパーブレーキと、格闘していました。沈頭と言うのが、埋め込み式ですか?入手に随分とてこずりましたが、改造して取り付けるためには、ナット式の方が良いだろうと思い、BRS202もBRS101もナット式にしました。
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BR-1050 (やんぼー)
2022-01-09 01:49:36
こんにちは。やんぼーと申します。

手元の雑誌で調べてみたところニューサイクリング誌1986年12月号の新商品紹介ページとシマノの広告にニューシマノ105シリーズ(2代目)としてこのブレーキが載っておりました。ですから、そのころの発売かと思われます。

広告によると、ブレーキレバーにもリターンスプリングを内蔵したSLRシステムを初めて採用したブレーキだそうです。

同じ号の吉貝の広告にも、同じようなシステムであるBRSを採用したブレーキレバーが載っていて、国内メーカーが技術を競い合っていた当時の様子がうかがわれました。
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にわ まことさん (Kino)
2022-01-09 05:43:49
メーカーが一生懸命良い物を作ってやろうとしている事を感じさせてくれる部品は確かに有ります そう言う気概が無くなった時代の部品は見ていても美しくは無いですね

そうですねヨシガイさんは埋め込式と案内していますが 一般的に枕頭ナットと言っているのと同じ事です

貴ブログも見せて頂いています 今回されていたブレーキの取り替え作業、これは色々と思う処が有りました またブログにコメントをさせて頂くかも分りません
返信する
やんぼーさん (Kino)
2022-01-09 06:16:17
初めまして コメントを有難うございます

BR-1050は1982年には存在しその写真も有ります 
依って1986年が初回の発売と言う事は無いと思っていますがいかがでしょうか

仰っている 1986年はシマノが初めて SIS を発表した年ですね 
SLR と言うのは私も良く理解していませんが今回 紹介しているブレーキのクイック部分にも印字されています
その記事は SLRを継承しながらもブレーキレバーに始めてリターンスプリングを採用したと言う事ですよね
興味深いコメントを有難うございました
BR-1050の発売時期が確実に解る資料などが有れば又ご紹介下さいませ
返信する
105の変遷 (やんぼー)
2022-01-09 16:28:41
Kinoさん、お返事ありがとうございます。

シマノ100周年記念サイトに105の歴史について記載されたページがありましたので、アドレスを載せておきますね。

https://www.shimano.com/jp/100th/history/products/result.php?id=30
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やんぼーさん (Kino)
2022-01-09 16:48:10
凄く価値の有る資料を有難うございます
今回貼って頂いた URL を開けて見ると 私が紹介している BR-1050は初代1982年のものでは無く 1986年発売の2代目と考える方が良さそうです

前回は大変失礼なコメント返しをしてしまい申し訳有りませんでした
私だけでは無く自転車愛好家にとっても凄く有り難い 資料だと思います

加えて 記事の本文中にも注釈を加筆させて頂きたいと思います

重ね重ね有難うございます Kino 拝
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