インフレーターとは携帯用の空気入れの事をそう呼びます 本体は SILCA シリカ ポンプアダプターは
Campagnolo カンパニョーロを使っています 全て分解し手入れをしてやります
全て CILCA シリカのインフレーターです 少なくとも 1970年頃から使っていました
歴史も長い名器ですから細かな部分はマイナーチェンジが繰り返されています
今回は多くの写真を使い整備方法の細かな所までご覧頂きます
ポンプアダプター 奥の2つは SILCA の純正
真ん中の 2つは Campagnolo の鼓型 これがセットに
なっている物も有ります 手前は Campagnolo のツノ付
これは別売りで SILCA などのアダプターと交換して使います
ハンドルの頭 赤い方が古くフレームに取り付けるには
ポンプペグ=ホルダーが必要です グリーンの方はペグの
必要が無く 凹んだ部分がトップチューブの下で固定されます
今回はこのグリーンの物を分解し手入れを行います
未使用品です アダプターはカンパニョーロの鼓型です
ここから分解します ※ 正ネジです
シリンダーからピストン部を抜きました 革製のパッキンです
ポンプアダプターもねじ込みです ※ 正ネジです
パッキンを外します ゴム系です
シャフトから革パッキンを外しました
ポンプにはグリスが使われています 洗浄します
ポンプ本体内部は ブラシを差し込みパーツクリーナーで
洗浄します
薄い樹脂製です パーツクリーナーは出来るだけ早く
エアブロワーで飛ばし 乾燥させます
シャフトの清掃です パーツクリーナーを使います
シャフトの汚れはほとんどグリスです
ポンプアダプターのネジ内部に何か白い物が見えます
後で調べます
アダプターの蓋を外し 中のパッキンを抜きました
パッキンの奥に一枚ワッシャーが入っています 鉄製です
これで構成パーツは全て外しました
ネジ部に入っていた白い物を出しました セメダインが硬化した
様な感じです ネジ部に接着剤が使われていたのでしょうか
アダプターの部品です
ポンプはこれだけのパーツで組まれています
これから組み付けて行きます 革のパッキンは湿っている
必要が有ります まだ潤いは残っています
パッキンにグリスを塗ります 保湿と潤滑が目的です
パッキン取り付け用のネジです グリスを塗りました
シャフトの先に取り付けます
シャフトにもグリスを塗り ピストン側はここまでです
ポンプアダプターの内部の掃除です
ワッシャーに錆が出掛けていました 薄くグリスを塗ります
アダプターの中に入れました
フレンチバルブを差し込む部分のパッキンです
アダプターのネジの掃除です
蓋です 汚れは拭き取りました
アダプターに蓋をします
アダプター装着部のパッキンです
ポンプ本体の内部にオイルを塗ります Super Lube の
超耐久潤滑剤です
指が届く所までオイルを塗り拡げておきます
インフレーターを組み立てる前に本体外側の汚れを
ワックスで落とします
うっすらと汚れが有りましたが 綺麗になりました
アルミ製の握りです この感触は初めてです
ピカールで磨くとアルミの素肌で アルマイトが
されていませんでした 今迄使って来た物は全て
アルマイトがされていました
アルミの素肌は磨けば光ります ただこれを握って空気を
入れると手が真っ黒になるでしょう・・
組み立てます シャフトを本体に差し込みます
革パッキンが変形しない様に気を付けます
取り付けネジを締め込みます
何度かピストンを繰り返し 潤滑剤が行き渡る様にします
ポンプアダプターを取り付けます パッキンです
握りを差し込みます
ポンプアダプターです
アダプターを取り付け手入れは終わりました
綿のハンドルバーテープを用意しました
このインフレーターにも欠点が有ります この取り付けネジの
本体側に良くヒビが入ります
これで絶対にヒビが防げる訳ではありませんが テープを
巻く事で幾らかヒビを防げます
テープを巻いてから操作すると テープの部分が太くなり
ハンドルが当り上手く動きません これは他の奴でも有りました
ここは伸び戻しが少なく糊が沸かない ハーネステープを
巻いておきます これで全てが完了しました
イタリア発祥の SILCA 今は他の企業に買収され 確か
アメリカ籍の会社になっていると思います
樹脂製のポンプアダプター 綺麗な形をしています
空気入れの為に長くお付き合いを頂きました 名器と呼んでもおかしくない SILCA シリカ
これから無くなる一方ですから 少しでも写真で残しておきたい気持ちも有りました
こんな記事が将来、何かの役に立つ事があれば幸いです
Campagnolo カンパニョーロを使っています 全て分解し手入れをしてやります
全て CILCA シリカのインフレーターです 少なくとも 1970年頃から使っていました
歴史も長い名器ですから細かな部分はマイナーチェンジが繰り返されています
今回は多くの写真を使い整備方法の細かな所までご覧頂きます
ポンプアダプター 奥の2つは SILCA の純正
真ん中の 2つは Campagnolo の鼓型 これがセットに
なっている物も有ります 手前は Campagnolo のツノ付
これは別売りで SILCA などのアダプターと交換して使います
ハンドルの頭 赤い方が古くフレームに取り付けるには
ポンプペグ=ホルダーが必要です グリーンの方はペグの
必要が無く 凹んだ部分がトップチューブの下で固定されます
今回はこのグリーンの物を分解し手入れを行います
未使用品です アダプターはカンパニョーロの鼓型です
ここから分解します ※ 正ネジです
シリンダーからピストン部を抜きました 革製のパッキンです
ポンプアダプターもねじ込みです ※ 正ネジです
パッキンを外します ゴム系です
シャフトから革パッキンを外しました
ポンプにはグリスが使われています 洗浄します
ポンプ本体内部は ブラシを差し込みパーツクリーナーで
洗浄します
薄い樹脂製です パーツクリーナーは出来るだけ早く
エアブロワーで飛ばし 乾燥させます
シャフトの清掃です パーツクリーナーを使います
シャフトの汚れはほとんどグリスです
ポンプアダプターのネジ内部に何か白い物が見えます
後で調べます
アダプターの蓋を外し 中のパッキンを抜きました
パッキンの奥に一枚ワッシャーが入っています 鉄製です
これで構成パーツは全て外しました
ネジ部に入っていた白い物を出しました セメダインが硬化した
様な感じです ネジ部に接着剤が使われていたのでしょうか
アダプターの部品です
ポンプはこれだけのパーツで組まれています
これから組み付けて行きます 革のパッキンは湿っている
必要が有ります まだ潤いは残っています
パッキンにグリスを塗ります 保湿と潤滑が目的です
パッキン取り付け用のネジです グリスを塗りました
シャフトの先に取り付けます
シャフトにもグリスを塗り ピストン側はここまでです
ポンプアダプターの内部の掃除です
ワッシャーに錆が出掛けていました 薄くグリスを塗ります
アダプターの中に入れました
フレンチバルブを差し込む部分のパッキンです
アダプターのネジの掃除です
蓋です 汚れは拭き取りました
アダプターに蓋をします
アダプター装着部のパッキンです
ポンプ本体の内部にオイルを塗ります Super Lube の
超耐久潤滑剤です
指が届く所までオイルを塗り拡げておきます
インフレーターを組み立てる前に本体外側の汚れを
ワックスで落とします
うっすらと汚れが有りましたが 綺麗になりました
アルミ製の握りです この感触は初めてです
ピカールで磨くとアルミの素肌で アルマイトが
されていませんでした 今迄使って来た物は全て
アルマイトがされていました
アルミの素肌は磨けば光ります ただこれを握って空気を
入れると手が真っ黒になるでしょう・・
組み立てます シャフトを本体に差し込みます
革パッキンが変形しない様に気を付けます
取り付けネジを締め込みます
何度かピストンを繰り返し 潤滑剤が行き渡る様にします
ポンプアダプターを取り付けます パッキンです
握りを差し込みます
ポンプアダプターです
アダプターを取り付け手入れは終わりました
綿のハンドルバーテープを用意しました
このインフレーターにも欠点が有ります この取り付けネジの
本体側に良くヒビが入ります
これで絶対にヒビが防げる訳ではありませんが テープを
巻く事で幾らかヒビを防げます
テープを巻いてから操作すると テープの部分が太くなり
ハンドルが当り上手く動きません これは他の奴でも有りました
ここは伸び戻しが少なく糊が沸かない ハーネステープを
巻いておきます これで全てが完了しました
イタリア発祥の SILCA 今は他の企業に買収され 確か
アメリカ籍の会社になっていると思います
樹脂製のポンプアダプター 綺麗な形をしています
空気入れの為に長くお付き合いを頂きました 名器と呼んでもおかしくない SILCA シリカ
これから無くなる一方ですから 少しでも写真で残しておきたい気持ちも有りました
こんな記事が将来、何かの役に立つ事があれば幸いです
アートのようにも見えます
シンプルな仕組み、こんな風にメンテナンスするとずっと使えそうですね
また余談ですが、長らく使っていたMTB
このMTBは、インフレータが付属していました。
そしてそれを取り付ける出っ張りがシートチューブのリヤ側にありました。
読ましていただき、今とは違う昔の良き時代を思い出します。
MTB の事は良く知らないのですがそこに SILCA のインフレーターが装着されていたのでしょうか
ランドナー系の自転車等はシートステーに他メーカーのインフレーターを取り付けて有るのを見る事が有ります
インフレータのメーカーは分からないですが、
Panasonicのロゴがついた、インフレータが
初めから付いていました。
日本メーカーは、そういう時代だったのかもしれませんね😉
昔はロードレースでもスペアタイヤとインフレーターを持って走っていた時代が有りました 私にもその経験が有ります
パンクをしたら当然それを修理しレースに復帰する為です
100km以上の距離で優れた部品やケミカル品を使い 1秒短縮するのと インフレーターで空気を入れる時間を 1秒短縮するのには同じ意味が有ります
その様に考えると試合で使うインフレーターは凄く大切な物だったと言う事になりますね