Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

MAVIC HELIUM スポークテンション

2022-09-29 20:01:36 | ホイール
マビックのチューブラーホイール HELIUM ヘリウムの整備を行っています
今回は現在どの程度スポークが張られているのか テンションメーターを使い
計測してみます どうぞご覧下さい





MAVIC HELIUM 軽量ホイールとして人気が有ったホイールですが おそらく 1996年
くらいに製造された物だと思います




今回このホイールを整備するにあたり どの程度
スポークが張られているのか確認してみます






使う道具は Park Tool TM-1 ごく簡単な構造の道具で
数値が信用出来ないとの声も有りますが 私が用意
している物は 代理店で校正して貰っています






TM-1 本体と 色鮮やかな物は測った数値を張力 kgf に
置き換える換算表  これが無ければただの玩具になって
しまいます それとスポークの外径を測るゲージがセットです






マビック ヘリウムの資料では フロント 650g リア 850g
の重量 使用空気圧は MAX 8BAR 110PSI MIN 5BAR
70PSI の記述が有ります




リアホイールの左側 反フリー側から始めます






スポークの太さをゲージで確認すると 太さは 1.8mm
材質はスチールで形状はラウンドです






ノギスが有るならこれで測る方が間違いは有りません
同じく 1.8mm を指しています






計測場所はスポークの中心で行います




スポークを銜える部分です






道具のグリップを握り 測定支にスポークをセットし
グリップをゆっくりと離します






そして測定支とは逆にあるポインターが指した数字を
読み取ります




白いポインターの先は 12 と読み取れます
これを今回はノートに記入して行きます






それでは右側 フリー側を同じ様に計測して行きます
28穴の フリー側 4本組タンジェント イタリアン方向です
反フリー側はラジアルで組んであります




今回はバルブ穴を基準に左右同じ場所から測り始めました






前輪も同様に進めます 26穴のラジアル組です






それぞれをノートに書き写しています 数字の羅列になりますが
それぞれを貼ってみます






後輪と前輪の左側と右側
左の数値がメーターが示した数字で 単位の無いただの数字です
その右側は換算表で照らした数字で 単位は張力の kgf です
この単位はどのテンションメーターで測っても 同じ数値になるはずで
人と話すときに共有出来る数値です

後輪左側はテンションが低く 換算表に載っていませんでした ですから
これは人に話しても相手が理解出来ない数字です






これは MAVIC の COSMIC ELITE やはり 4年程前に
テンションを測っています




これは W/O のホイールでした






こちらは道具が示した数字しか書いていませんが
見事な数字のバラツキ これには少し驚きました 
それでもホイールは振れていなかったのです




今回は普段あまりやらない様な事をしてみました





このホイールはどの様な使われ方をしていたのか全く解らないのですが
回転部分はまずまずなんですが それ以外あまり良い状態では有りません
次は振れ取りとセンター出しを行ってみましょう 次回もお付き合い下さい

前回の作業 【 MAVIC HELIUM ホイールを洗浄する 】


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (しろぽんの独り言)
2022-09-30 13:47:42
細かいですね
返信する
しろぽんの独り言さん (Kino)
2022-09-30 17:49:07
初めまして コメントを有り難うございます

日常的に使われる自転車ですが 愛情を持って接しています
返信する

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