ゴム玉を使う手動ポンプを仕事で使う為に 製作作業を行っています
今回は銅管と真鍮で出来た部材をハンダで固定します
今回のポンプに使う為の部材ですが 前回までに黄色く見える真鍮の方を加工しました
今回はこの二つをハンダで固定する予定です
これが手動ポンプで水を吸い上げ排水する為の物です
この排水ホースを容器に入れ 容器で水を受けますますが
ホースが落ち着く様に 先端に錘(おもり)を取り付けます
前回加工したのは先端に使うナットで これがどの様な状態に
置かれても 排水が可能な様に ナットの一部を切り取っています
10mm の銅管はこの中にホースを入れる為のもの
ナットは重量を稼ぐ為で この様な形にハンダ付けします
そもそもこの 2つの部材は別の用途の物ですから
固定する事は考えられていません この接続部分に
ハンダをしますが 隙間が大きくて 加熱され液状に
なった半田が下へ流れ出てしまいます
そんな理由で半田が流れない細工が必要です
その為に 銅管にソケットを取付け 外径を大きく
します
それをナットに差し込む事で ソケットが内部で隙間無く
ナットに接触するでしょう 確信は有りませんが経験上
これで行けると思います
銅管をはんだ付けする時は 表面の磨きが必要です
これは表面に酸化皮膜が有ると半田が乗りません
ペーパーを使い 銅管、ソケット共に磨きました
はんだ付けに使うフラックスと 半田です この半田に
ヤニは入っていません
材料の加熱にはトーチランプを使います
銅管、継手共にフラックスを塗布します 液体です
銅管の磨きと加熱時の酸化皮膜を防ぐのが目的です
強い酸性です
銅管にソケットを差し込みました 決められた位置まで
しっかり差し込むのは大切な事です
はんだ付けする部分は他の物に接触していては 確実な
仕事が出来ないので 今回はこの様な 状態で行います
はんだ付けする部分をトーチランプで炙ります
半田の融解温度は 180~230度程度です 温度管理がとても大切です
それを感じるのは職人さんに依って違いますが 私はトーチランプの
炎の音と銅管の色の変化でタイミングを計っています
理想の温度に加熱された時に 炙った反対側から
半田を注します 適量半田を注せば完了です
少し冷やします
温度が落ち着いたら 水を掛けて冷まします
これで液状になった半田が 固形に戻ります
実は水も無頓着に掛けるのでは無く 理屈に
応じた方法でやっています
水は冷ますだけでは無く 塗布したフラックスを洗い流す
のも大きな目的です これは凄く大切な事です
半田を注した上側と下側です この様に半田が一滴
垂れる位の量が 望ましいと思います 半田の量が
足りていると言う事です
ソケットの内側から覗いています 半田がパイプの先まで
回っています これも大切で 炙り方が不足していたり
半田の量が足らないと奥まで半田が回りません
半田を終わらせた銅管を ナットに入れてみました
ナットからソケットが出ていますが ここは要りません
ソケットを半分に切ります 小さなチューブカッターを
使います
不要な部分を切断しました チューブカッターを使うと
必ず内部にバリが出ます
パイプリーマーを使い面取りをしました
前処理が長くなりましたが ここからが今回の本番です
銅管とナットの双方を磨き フラックスも塗布しました
銅管をナットに差し込みました そのままでは銅管が
下に下がってしまうので 先程切断したソケットを下に
噛ましています
トーチランプで炙ります この時のコツは銅管より
質量の大きなナットを主に炙っています
タイミングを見計らって半田を注しました おかげで
半田が下に流れる事は無かったです
水でフラックスを洗い 熱も冷ましました
作業を進めながら気は付いていましたが 半田がナットの
必要の無い所に触れ そこに幾らか半田が付いています
これは仕事中でもたまにやりますが 特に問題は無いので
そのままにしています
これではんだの作業は終わったので 金床も洗剤で
洗っておきます フラックスをそのままにすると
酷く錆が発生します
今回の工作物
仕事ではこんな事はしませんが 今回は趣味も
兼ねているので ピカールで磨いてみます
この様な素材は磨けば光ります 綺麗ですよね
随分長い記事になってしまいました この後 ホースの取付けもどの様にするか
考えないといけません 次回もどうぞお付き合い下さい
今回は銅管と真鍮で出来た部材をハンダで固定します
今回のポンプに使う為の部材ですが 前回までに黄色く見える真鍮の方を加工しました
今回はこの二つをハンダで固定する予定です
これが手動ポンプで水を吸い上げ排水する為の物です
この排水ホースを容器に入れ 容器で水を受けますますが
ホースが落ち着く様に 先端に錘(おもり)を取り付けます
前回加工したのは先端に使うナットで これがどの様な状態に
置かれても 排水が可能な様に ナットの一部を切り取っています
10mm の銅管はこの中にホースを入れる為のもの
ナットは重量を稼ぐ為で この様な形にハンダ付けします
そもそもこの 2つの部材は別の用途の物ですから
固定する事は考えられていません この接続部分に
ハンダをしますが 隙間が大きくて 加熱され液状に
なった半田が下へ流れ出てしまいます
そんな理由で半田が流れない細工が必要です
その為に 銅管にソケットを取付け 外径を大きく
します
それをナットに差し込む事で ソケットが内部で隙間無く
ナットに接触するでしょう 確信は有りませんが経験上
これで行けると思います
銅管をはんだ付けする時は 表面の磨きが必要です
これは表面に酸化皮膜が有ると半田が乗りません
ペーパーを使い 銅管、ソケット共に磨きました
はんだ付けに使うフラックスと 半田です この半田に
ヤニは入っていません
材料の加熱にはトーチランプを使います
銅管、継手共にフラックスを塗布します 液体です
銅管の磨きと加熱時の酸化皮膜を防ぐのが目的です
強い酸性です
銅管にソケットを差し込みました 決められた位置まで
しっかり差し込むのは大切な事です
はんだ付けする部分は他の物に接触していては 確実な
仕事が出来ないので 今回はこの様な 状態で行います
はんだ付けする部分をトーチランプで炙ります
半田の融解温度は 180~230度程度です 温度管理がとても大切です
それを感じるのは職人さんに依って違いますが 私はトーチランプの
炎の音と銅管の色の変化でタイミングを計っています
理想の温度に加熱された時に 炙った反対側から
半田を注します 適量半田を注せば完了です
少し冷やします
温度が落ち着いたら 水を掛けて冷まします
これで液状になった半田が 固形に戻ります
実は水も無頓着に掛けるのでは無く 理屈に
応じた方法でやっています
水は冷ますだけでは無く 塗布したフラックスを洗い流す
のも大きな目的です これは凄く大切な事です
半田を注した上側と下側です この様に半田が一滴
垂れる位の量が 望ましいと思います 半田の量が
足りていると言う事です
ソケットの内側から覗いています 半田がパイプの先まで
回っています これも大切で 炙り方が不足していたり
半田の量が足らないと奥まで半田が回りません
半田を終わらせた銅管を ナットに入れてみました
ナットからソケットが出ていますが ここは要りません
ソケットを半分に切ります 小さなチューブカッターを
使います
不要な部分を切断しました チューブカッターを使うと
必ず内部にバリが出ます
パイプリーマーを使い面取りをしました
前処理が長くなりましたが ここからが今回の本番です
銅管とナットの双方を磨き フラックスも塗布しました
銅管をナットに差し込みました そのままでは銅管が
下に下がってしまうので 先程切断したソケットを下に
噛ましています
トーチランプで炙ります この時のコツは銅管より
質量の大きなナットを主に炙っています
タイミングを見計らって半田を注しました おかげで
半田が下に流れる事は無かったです
水でフラックスを洗い 熱も冷ましました
作業を進めながら気は付いていましたが 半田がナットの
必要の無い所に触れ そこに幾らか半田が付いています
これは仕事中でもたまにやりますが 特に問題は無いので
そのままにしています
これではんだの作業は終わったので 金床も洗剤で
洗っておきます フラックスをそのままにすると
酷く錆が発生します
今回の工作物
仕事ではこんな事はしませんが 今回は趣味も
兼ねているので ピカールで磨いてみます
この様な素材は磨けば光ります 綺麗ですよね
随分長い記事になってしまいました この後 ホースの取付けもどの様にするか
考えないといけません 次回もどうぞお付き合い下さい
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