Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

リムセメントの塗り替え タイヤを貼る

2022-04-23 20:01:10 | ホイール
リムセメントを使ったチューブラーホイールは セメントが劣化する前にタイヤの貼り替えが必要です
自転車を安心、安全に乗る為には欠かせない作業です 今回はタイヤを貼るところをご紹介します





リムセメントを使ったホイールは時間の経過によりセメントの接着力が低下します
概ね1年を過ぎればセメントの塗り替えをした方が無難です




前回にタイヤを外しています 今回は次の作業に
進みます このホイールはタイヤを貼ってから
1年が過ぎています






リムに残ったリムセメントの状態を確認しています
まず指先で感じるのはリムセメントの柔軟性です
ここで表面が風邪を引き カサカサしている物は
注意が必要です




ワイヤーブラシで表面を擦ってみます これでセメントが
粉を吹くような状態では セメントを全部剥離する必要が
有ります






今回のセメントの状態は乾燥気味ですが まだ柔軟性は
保っています これはリムセメントを溶剤で柔らかく
した物で プライマーとして使っています






既存のセメントにプライマーを塗りました 少し多目に
塗っていますが時間と共に落ち着いて行きます
もう少し早い時期にセメントを塗り替えていれば 必要の
無い作業です






プライマーが落ち着くまでに外したタイヤの内側に
リムセメントを塗っておきます






タイヤの内側 ふんどしにセメントをチューブから出します
量は適量としか言いようが有りません ふんどしがセメントを
吸い込みますが、塗った直後に光沢が有る程度で良いでしょう






セメントを刷毛で塗り拡げますが この様な感じです






タイヤ二本の作業を終えました




プライマーを塗布後 1時間程度放置しました 古いセメントが
プライマーを吸い込み表面が落ち着きました






リムにセメントを塗ります ここでの量はセメントが
垂れない程度に塗れるだけ塗れば良いです








ここで訪問者が有りました 耀凰(ねおん)君 私がする事
全てに興味が有るようです






セメントを塗ってしまったので作業を進めます
タイヤを貼るタイミングは セメントの表面が乾いてから
行う人も居ますが、私は塗布後、直ぐにタイヤを貼ります
タイヤには少しだけ空気を入れておきます 丸くなるまで
入れる必要はありません ほんの少しだけです




写真が無い・・



訪問者が有ったので 写真を撮る事が出来ませんでした
以前の写真を使います

リムのバルブ穴にバルブを差し込みます バルブを中心に
タイヤを左右に伸ばしながら下方向へ押し下げて行きます
ここで注意する事は 2つ有ります
1) バルブは左右に曲げない事
2) タイヤは充分伸ばしながらリムに乗せて行く事






タイヤを充分伸ばしながら リムの下まで進めます




タイヤを下方向へ押せなくなればホイールを持ち上げ
腹でホイールを支え最後の部分をリムにはめます
タイヤの伸ばし方が不充分だとここで失敗に気が付きます
タイヤがリムにはまりません
服を汚すのもここです お腹の部分にセメントラインが
出来ます 私でもそうなる事があります




空気を 3キロ程度入れ タイヤとリムセメントを良く馴染ませます






同時にタイヤのセンター出し、振れ取りを丁寧に行います
W/O クリンチャータイヤでは行わない作業が必要です




センター出しが完了後 空気を使用圧まで入れて
一晩置けばホイールが使える様になります






確認 
バルブは真っ直ぐに入っています トレッドの方向に
拘りが有ればそれに従います 私は拘っています





リムセメントを使ったチューブラータイヤの張替え作業をご紹介しました
練習や試合に関らず 多くの人と走る機会が有る人達は今回の点検作業は
確実に行わないといけませんね





近くの公園で可愛い花を見かけました 小さな花でした
次回はタイヤを貼り直したホイールを自転車に取り付けます 次回も
お付き合い下さい

前回の作業 【 リムセメントの塗り替え タイヤを外す 】


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