Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

謎のピスト ヘッド小物 取り外し

2009-01-13 00:08:45 | ピスト
先日、倉庫の奥から出して来た正体不明のピストフレーム
折角だから少し整備をしてやろうとヘッド小物を外しました
今回は専用工具が無くても出来る方法をご紹介






あまりにも汚いので 整備講座の教材には不向きかも
メンテだから良いか(笑) スレッドタイプと呼ばれるノーマルヘッドです





今回使う工具はこれだけ  ん、ハンマーに平チス(タガネ) 何に使うんですか?
ま これは後程・・・



では始めましょう(ヘッド小物のネジは全て正ネジです)



最上部の袋ナットにモンキーを掛けます 大きなナットなので300mmのモンキーが必要です
固く締まっている時は整備台では無理なので ホイールを付けた状態の方が作業がやり易いですよ





袋ナットを外したら 次はスペーサーです今回は締め込みのタイプだったので 
S字フックレンチを使いました この部分はネジを切っていない舌付スペサーも有ります



小物上部の最後は上ワンです ここまでばらせば普通、手で緩みます 固ければモンキーで・・
バラ玉の場合、中の鋼球が落ち、良く無くすので下にタオルを敷く等、気を付けて下さい





上部を全部ばらせばこんな状態です 汚くて良く分からない?
掃除をしました(笑) 光っている部分は上部の玉受けで これはヘッドパイプに圧入されています





上部を全部ばらせば フォークは抜けます 下の鋼球も無くさない様に気を付けましょう
普通 ヘッドのグリスアップ等はここまでばらせばO.K です


今回はついでに フレームに圧入されている上部玉受け、下部ワン
フォークに圧入されている玉受けも外してみましょう



本来、これにはそれぞれ専用工具が要ります
ヘッドチューブに圧入されている小物には ヘッドワン・ポンチ
フォークの玉押しには ボールレース・リムバー

しかし今回は専用工具を使わず 平チス(タガネ)とハンマーでコンコンと・・
気を付けて丁寧に作業をすればこの方法で全く問題は有りません






こうして取り外した小物達 取り付ける時には又別の専用工具がそれぞれ要ります
ここでちょっと驚き なんと小物にCampagnolo の刻印が
これは想像していませんでした ほんと得体の知れないフレームだ


工具も満足に買えない頃はこんな方法で整備をしていました
それなりに工夫をしてやれば大抵の事は出来ます でもあまり無茶はせず優しくね

このシリーズ まだまだ続きます(笑)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正体不明 ピストフレーム | トップ | 謎のピスト ハンガー小物 取... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コツコツと (Kino)
2009-01-13 14:44:02
hondayさん

タガネに限らず ワンに引っ掛かる物なら
ドライバーでも良いですね

一気に攻めるのでは無く なるべく斜めに抜かない様に ゆるりと女性に接する様に・・(笑)
最初は固いですがある程度抜けたら 後は力も要らないですよ

>これはタイムリーな解説をありがとうございます!
こんなお言葉 大変嬉しいです。

返信する
タガネ (honday)
2009-01-13 12:56:21
ワンを外すのに何を使おうかと
作戦を練っていたところ
これはタイムリーな解説をありがとうございます!
タガネでOKと聞いて安心、道具だけは準備万端です!
返信する

コメントを投稿

ピスト」カテゴリの最新記事