「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

第二回定例会 本会議 一般質問 質問項目

2009-06-17 17:00:00 | 政策・マニフェスト
 本日6/17、午後五時が、本会議での一般質問の質問通告締め切りでした。

 以下の内容で、通告を行いました。

 私は、6月19日金曜日、午後二時からの本会議で、二人目として一般質問に立ちます。
 中央FM84.0MHzで実況中継ありです。ご関心がございましたら、お聞きください。
 一人目の時間により、中継の時間が変わります。おそらく午後3時半ごろからでしょうか。
 私の持ち時間は、44分30秒(私の答弁のみ、行政側からの答弁を含まず)です。

 平成19年第三回定例会、平成20年第二回定例会及び第四回定例会につづき、四度目の本会議での一般質問になります。
 山ほどある行政課題が少しでも前進するようにがんばります。

<一般質問通告内容 >

一、新市場建設予定地豊洲の深刻な土壌汚染問題について問う。
①東京都は、技術会議の方針に沿って、豊洲の土壌汚染対策を進めるということであるが、決定過程が非公開であったこと、情報の隠蔽と捕らえかねないベンゾ(a)ピレンの汚染隠し、提案されている新技術の実行可能性の証明がないこと等が指摘されている。
 「環境影響評価調査計画書」に対して、区は「意見書」を提出しているが、豊洲土壌汚染とその対策でどのようなところを問題点としてとらえ、今後、その問題点をどのように解決していくお考えか。


二、築地市場の現在地再整備の実現について問う。
①中央区は築地市場の移転断固反対である。現在地再整備の実現に向け、今後、どのように取り組むつもりか。現在地再整備に向けた街づくりのビジョンを述べていただきたい。

②都民、消費者、市場関係者、中央区が、築地市場の移転断固反対であるが、頑なに東京都が移転を強行する背景を、どのように認識しているか。


三、「鮮魚マーケット構想」について問う。
①万が一、移転が強行された場合、都民の食の安心・安全が脅かされることともに、中央区がこうむる影響は、膨大である。食の文化や築地の街が消えることになる可能性がある。
 実際、どのような影響があると考え、それに対し、どのように対策を取っていくお考えか。経済的損失は、如何ほどを想定しているのか。区内商店街への影響はたいへん深刻であると考えるがいかがか。

②万が一、移転が強行された場合、築地市場跡地が売却されるといわれている。都民財産の安易な売却はあってはならない。民間に売却された場合、乱開発が行われる可能性もある。
いかに、区として歯止めをかけていくお考えか。

③万が一、移転が強行された場合、対策のひとつとして、「鮮魚マーケット構想」が立てられたことがあった。
その構想は、今もあるのか。その計画を立てた時期から時間がかなり経過し、現在の深刻な経済状況では、構想の実現がかなり難しいと考えるが、いかがか。


四、歌舞伎座の建て替え問題について問う。
①歌舞伎の伝統・文化と相容れないガラス張りのシンプルな外観が、新聞に掲載され、波紋を呼んでいる。外観のデザイン作者は、隈研吾氏の名前もあがっているが、本当なのか。「登録有形文化財」の指定を受けているが、この指定のまま、建て替えを行う計画なのかも含め、建て替え計画の概要をお聞かせいただきたい。

②歌舞伎座の建て替え計画は、周辺地域の合意形成を得たうえで計画されたものであるのかどうかお聞かせいただきたい。
 その場合の周辺地域とはどこを指し、ガラス張りのシンプルな外観も含め、果たして、合意形成を得ているのかどうか明らかにしていただきたい。

③「登録有形文化財」制度は、建物の保存をしながらも活用を促進する制度である。改修にあたっては、修理等の設計監理費補助という優遇措置も設けられている。中央区の都市計画審議会の付帯決議を担保するのであれば、「登録有形文化財」指定のままで、改修を進めることが、望ましいと考えるが、いかがか。

④もし、「登録有形文化財」の指定を解除し、「都市再生特別区」制度を活用するというのであれば、国の方針に一貫性がなくなると考えるが、いかがか。
 すなわち、「登録有形文化財」指定を解除するほどまでの、再開発をする場合は、「都市再生特別区」制度を活用するのではなく、自社独自で開発を行うべきとの判断が妥当であり、それを容認してしまう国の姿勢を質すべきと考えるがいかがか。


五、晴海通り沿い(勝どき駅~黎明橋間)地下道新設について問う。
①トリトンに向かう晴海通り沿い歩道の混雑緩和が喫緊の対策として必要性を考える。
 事故が起こる前に、指導員を立てるなど何らかの対応を早急に実施すべきと考えるがいかがか。
②今後、住宅建設に伴う急激な人口増加を想定すると、反対側の交通量も増加する可能性がある。両者を解決するためには、晴海通り地下に、月島駅~月島区民センター間に存在するような地下歩道を設置することが、有効な解決策と考えるがいかがか。


六、科学的根拠に基づく街づくり計画の提案について問う。
①科学的な根拠に基づき計画が提案されるべきであると考える。現状の計画では、住民が納得できる科学的根拠が示されることなく、街づくりの計画が進められていることが多い。東京都においてだけでなく、本区にもあてはまるのではないか。
 晴海通り沿い歩道の歩行者混雑の緩和を、朝しお運河への歩道橋を設置することで何割の歩行者緩和が達成することができるという科学的根拠をお示しいただきたい。
 歌舞伎座は、耐震性もコンクリートの耐久性も十分であると分析でき、ゆえに日本建築学会も要望書を提出している。耐震性、耐久性がないという科学的根拠をお示しいただきたい。
 歌舞伎座建て替えにより、地下空間に震災時避難場所を確保する計画であるが、震災時、地下に設けた避難場所が有効に機能するという科学的根拠をお示しいただきたい。


七、「さわやかワーク中央」の交通不便さの解消について問う。
①障がいのある方の就労支援の拠点、「さわやかワーク中央」の障がい者就労支援における位置づけを述べていただきたい。
②「さわやかワーク中央」は、その就労支援において、非常に重要な位置づけであるが、中央区の一番北、地下鉄の駅からも離れ、交通不便地域に位置している。
 本年度スタートする「コミュニティバス」の運行路線の中に、「さわやかワーク中央」前の停留所を設置し、交通不便さを解消すべきと考えるが、いかがか。


八、病児・病後児保育事業のさらなる充実について問う。
①病児・病後児保育事業の国の方針が変わってきていることや区内実施施設の現状の問題点をどのように捉え、今後どのように事業展開していくお考えか。
 板橋区では、先駆的に病児を看護師が迎えにいくサービスを提供している例などがあるように、あらたな制度の活用の中で、さらに充実を目指すべきと考えるが、いかがか。


九、新型インフルエンザに対する医療体制の整備について問う。
①小児では、重症化するといわれている。今冬の再度の流行が考えられる中、小児医療体制整備に向けどのような対応をお考えか。
②医療機関に正確な情報を迅速に伝えていく必要があると考えるが、どのような対策をお考えか。
③急激に患者が増加した場合、現状一箇所の発熱外来では対応できなくなると考えるが、どのように整備していくお考えか。
医療従事者をはじめ新型インフルエンザ対策に従事するすべての人における補償体制の整備方針も含め問う。


十、「教育振興基本計画」の策定について問う。
①何の目標を掲げることにより「教育の中央区」を成し遂げてきたのか、改めて問う。
②今の、中央区における教育の課題をどこにあると認識し、「教育振興基本計画」によりさらに、何の充実を目指すのか。
③計画作成段階の「晴海二丁目児童館等複合施設(仮称)」で幼保一元化施設「認定こども園」が新たに実施される。
中央区の幼児教育の中で、何を目指して、幼保一元化という新たな制度を導入するのか。

以上、
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6/16 朝は、築地市場から~水産仲卸業者の皆様の思い~

2009-06-17 09:34:46 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 6/16早朝から、築地市場で、「第4回築地市場を考える勉強会6/23開催」のお知らせと築地市場移転問題の簡単な解説の入ったチラシを水産仲卸業者に配布しました。
 約700~800社の業者数。終了した時点で、800枚印刷したチラシがちょうどなくなりました。いつもは、スタッフに手伝ってもらいますが、今回は水産仲卸業者の一軒一軒の様子が知りたく、一人で全店配布を行いました。所要時間は、4時間程度でした。
 「現在地再整備」といいながら、配布いたしました。
 強く受け取りを拒否されたのは、2店舗でしょうか。
 確かに店の方針を決定する店主に渡せたわけではないでしょうから、拒否をされることは、あまりないのは、わかります。ただ、何のチラシかわかるように、極力大きな声で「現在地再整備」と言って渡すようにはしました。あまりにも忙しそうなところでは、「お知らせです。」で終わらせているところもあります。
 「ご苦労様」とか、お声がけをたくさんいただいたのには、勇気付けられました。
 全店配布を終え、肌で感じたことは、水産仲卸業者の皆さんの望みは、築地現在地での再整備であるということでした。
 
 築地市場現在地再整備の政策を必ず実現するために働かなくてはならないと覚悟を改めていたしました。
 水産仲卸の皆様、お仕事のお忙しい中、お知らせを受け取ってくださり、ありがとうございました。
 現在地再整備に向け、がんばっていきます。


 夕方には、衆議院及び参議院の議員会館を回り、築地市場移転問題にご関心の高い知り合いの国会議員の皆様に、勉強会のお知らせを配布いたしました。
 選挙も近づきお忙しいところではありますが、国政報告をいただけますとありがたいと思います。

*****第4回、第5回築地市場を考える勉強会お知らせ****

第4回 築地市場を考える勉強会

日時:6月23日(火)18時~21時(17時30分開場)
場所:月島区民館 3F大会議室 月島2-8-11  電話03-3531-6932
(注、月島区民センターではありません。前回と同じ場所。)
東京メトロ有楽町線または都営地下鉄大江戸線月島駅下車9番出口 徒歩2分

テーマ:検証 豊洲移転候補地の土壌汚染問題―専門家会議、技術会議、東京都に問いかけたい土壌汚染の現状と対策の問題点―

プログラム:
17時30分開場
18時~ 都政、国政報告
     結果報告:都議会議員選挙立候補予定者への
    「築地市場の豊洲土壌汚染地への移転問題に関する公開質問状」
    (NPO法人市場を考える会 実施)
19時~ 「移転候補地の豊洲東京ガス跡地の土壌汚染の現状と
     汚染対策新技術の問題点」
     講師:日本環境学会土壌汚染ワーキンググループ長 
        坂巻幸雄先生ほか
20時~ 指定発言及び会場からの質疑応答

参加費:500円(資料代含む)



第5回 築地市場を考える勉強会 

日時:7月7日(火)18時半~21時(18時00分開場)
場所:築地社会教育会館 2F会議室 築地4-15-1  電話03-3542-4801
(国立がんセンター近く)
東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線「東銀座駅」6番出口 徒歩5分
都営地下鉄大江戸線「築地市場駅」A1番出口 徒歩5分

テーマ:卸売市場再編と築地市場移転問題

プログラム:
18時00分 開場
18時30分 ミニレクチャー「築地市場の建築学的意味合い」
       講師:川西崇行先生(早稲田大学講師)

19時~   特別講演『卸売市場再編と築地市場移転問題』

       講師:三國英實先生(広島大学名誉教授)

20時~   指定発言及び会場からの質疑応答

参加費:500円(資料代含む)


主催:築地市場を考える勉強会  事務局
中央区月島3-30-3 2F 電話03-5547-1191 
メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp

 
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